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波照間島に行ったら散々だった話

波照間島は有人島で日本最南端の島だ。

始まり

今年5月30日、天気は快晴。
石垣島でのリゾバを終え1週間ほど滞在。
晴れたら波照間に行こう!と思っていた。

今日がその日だ。
朝8時のフェリーに乗るため支度をし
7時半頃にフェリーターミナルに着いた。


なんと、フェリーは満席、キャンセル待ちだ。
⑦ってことは7人待ちか?
出港ギリギリ、7:55になって職員が声をかけてきた。
「本日はキャンセル出ませんでした」

散々な話はきっとここから始まった。

次の日

リベンジだ。もうすでにネットで乗船券を予約してある。完璧だ。
天気は、、、午後から曇りのち雨だ。
だが心配はいらない。島の天気は変わりやすい。

前の日と同じくらいにターミナルに着いた。

石垣島離島ターミナル

波照間の航路は通称ゲロ船と呼ばれているくらい揺れる。
日本一周中に波照間に行った時は行きで酔い止めを飲んで大丈夫だったのに調子こいて帰りに飲まなかったら出港15分でトイレとお友達になった。

その経験を生かし、まずは少しお腹に入れるためにおにぎりセットを買った。
そしてしっかりと酔い止めも飲んだ。
完璧だ。

乗る船はぱいじま2。名前の由来は南ぬ島(ぱいぬしま)
沖縄の方言からきている。
沖縄の方言は面白いのがたくさんある。

石垣から出る船は決まって冷房が効き過ぎている。
寒すぎるのだ。
短パン半袖で耐えながら石垣から1時間半ほどの船旅だ。

そんなこんなで波照間に到着。
天気が怪しいと思いつつ目的のニシ浜へ。
波照間に来た目的はニシ浜でシュノーケリングをすることだ。

ニシ浜へ

ニシ浜のニシは西ではなく
沖縄本島や八重山の方言で「北」を意味する。
ほんとに訳がわからない。

ターミナルから1kmくらいの距離にあるニシ浜。
歩いて行くことにした。
ちなみにフェリーを降りるとレンタル屋が待ち構えている。
車、原付、チャリだ。
天気が良ければ原付をお勧めする。
チャリもゆっくり周れていいのだが如何せん疲れる。

ニシ浜に着いた。
波が荒れている。それはそうだ。
着いた瞬間にスコールが降っていた。
しばらく東屋で様子を見て雨が弱まったタイミングで
海に飛び込んだ。

だいぶ濁っている。
ニシ浜は遠浅だ。珊瑚はほとんど死んでしまっている。
それでも潜るのは、しばらく進んだ後にある
珊瑚の切れ目、ドロップアウトしているところが
とてつもなく綺麗だからだ。

進んでいると、何かでかいのがいる。
ウミガメだ!!!

GoPro hero 7 Black

何度かウミガメは見ているが何回見ても美しい。
東京の父島などではウミガメを食べる文化があるらしい。

この日は2匹のウミガメと出会えた。
そして本命のドロップアウト。
この日は濁っていてダメだった。それでも十分綺麗だが。

GoPro hero 7 Black

これは別日の写真だが、このように
いきなり白い砂の海底が現れる。そして波照間ブルーの海。
完全に異空間なのだ。この言葉に表しきれない風景を
ぜひ肉眼で見て欲しい。
体が海に溶け込むような感覚。自分が海の一部になったような気持ちになる。

海から戻ると、まだ小雨だった。
もうこの天気だと観光する気にもなれない。
帰る準備をしているとまたスコールだ。

もう2便(13:15発)で帰ろう。

さよならニシ浜

ターミナル外の様子

スコールが止んだタイミングを見計らって
ターミナルに戻ることにした。
時間にして、11時過ぎくらいだったと思う。
ターミナルで時間を潰そう。
ターミナルに戻ると数人船を待っているひとがいた。

フェリー会社のお姉さんが言う。
「2便は運航未定です。」

なんとなく予想はついていた。
どうにか運航することを祈って待つことにする。
そんな祈りも虚しく出港はしたが引き返したとのこと。
3便は今のところ運航予定だと。
3便が出なければ宿を探すしかない。

3便までさらに4時間以上時間がある。
お腹すいたな。
ご飯食べに行こう。

昼飯探しへ

歩きで途中でスコールに振られたらたまったもんじゃないので
近くの「あやふふぁみ」に行った。
休みだった。
そこの近くにもう一件「パーラーみんぴか」という喫茶店がある。
かき氷が美味しいらしいがご飯が食べたい。
食事はカレーだけあるらしい。
行ってみた。

雨天休業。

詰んだ。もう諦めて我慢しよう。
写真を撮りながらターミナルに戻る。


西浜荘。
とても汚いらしい。泊まってみたかった。
道端の百合の花?
綺麗な青色の羽を持つ蝶々
サボテン?

波照間屈指のフォトスポットへ

大体の人がここに行くだろうというフォトスポットがある。
ターミナルからすぐ近く、海を見て左手側
船がたくさんある方に行けばそこはある。

堤防に登って先へ進むとテトラポット✖️青い海が撮れる。


3月末に旅仲間と行った時の写真

曇りでもこの青さ。
波照間のポテンシャルの高さがわかる。

そんなこんなで雨もあまり降らずしばらくここで
黄昏ていた。

さよなら波照間

フェリーターミナルで時間を潰していると
出港時間だ。やっと帰れる。
次は天気がいい時にまた来るよ波照間。

無事船酔いもせずに石垣に帰ってきた。
最初に散々と言ったが
なんだかんだ楽しんでいる。

曇り、雨が天気悪いと誰が決めた。
曇りには曇りの、雨には雨の良さがあると
写真を初めて僕は知った。
日日是好日なのだ。
↑好きなことば

以上、なんだかんだ楽しかった波照間旅の終了。

機材

カメラ
・FUJIFILM X-T4
・PENTAX SP
・BRONICA S2
・Gopro Hero7 Black
レンズ
・XF 35mm f1.4
・XF 10-24f4
・sigma 56mm f1.8
・takumar 55mm f1.8
・takumar 35mm f3.5
・NIKKOR-P 75mm f2.8


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