【エクストラ】禁止カード発表後の環境について考える
こんにちは、安城新撰組、エクストラレギュレーション研究チームのとしぞうです。
先日、2021年1月23日からエクストラバドルの日が開催されることが発表され、同時に「禁止カードの追加」が発表されました。
また、3月には、チャンピオズリーグ愛知でエクストラレギュレーションの開催が予定されています。
2021年は、少しずつエクストラレギュレーションが盛り上がっていきそうですね!
いままで、エクストラレギュレーションに触れてこなかった人も、これを機にエクストラレギュレーションを始めてみようと思っている人も多いと思います。
今日は、禁止カードの発表を受け、「今後のエクストラレギュレーションの環境がどうなるか?」を考えていこうと思います。
【2021年1月22日から新たに禁止になるカード】
・ヤレユータン(SM5Sなど)
・時のパズル(XY9など)
・オカルトマニア(XY7など)
・シェイミEX(XY6など)
・ミロカロス(XY2など)
・ヤミラミ(BW4)
これらの禁止カードの中でも、特にシェイミEXが禁止になったことがtwitterなどで話題になっていますが、個人的には、ミロカロスが禁止になったことが、環境に与える影響が1番大きいと思っています。
なので、まずはミロカロス禁止による環境の変化から考えていきたいと思います。
■ミロカロス禁止による環境の変化
ミロカロスが禁止になった結果、個人的にtier1だと思っていたハンデスデッキの「ゲンミミオロヨノミロカロス(巷でいう泳げミロカロス)」がかなり弱体化されました。
(私はエクストラバドルの日はゲンミミオロヨノミロカロスを握ろうと思っていただけに、とても残念な発表です。)
では、それを受け、「これからどのような環境になるのか?」ですが…
その回答は、「ゲンミミオロヨノミロカロス」が流行るの前の環境が参考になるかなと思っています。
※記事「2020シーズン前半 エクストラ環境の変遷」から抜粋
ここから推測すると、ラボネクダスト・(三神三鳥)レシゼクの使用者が増え、また、特殊エネ対策をした、ビーチレジロックやガブギラオンバーンなどのデッキがふたたび台頭してくる可能性があります。
チャンピオンズリーグ愛知はわかりませんが、少なくともエクストラバドルの日は、比較的簡単に組めて強いラボネクダストは、たくさん使用する人がいるのかなと思ってます。
ラボネクダストに強いトロピカルビーチを採用したコントロールデッキは、トロピカルビーチが高価で入手困難なこともあり、エクストラバドルの日にはかなり少ないと思われることも、ラボネクダストの追い風になると思っています。
■オカルトマニア禁止による環境の変化
次に、環境に与える影響が大きいと思っているのが、オカルトマニアの禁止です。
オカルトマニアの禁止により、特性にロック性能を持っているポケモンが強化されました。
具体的には、特性「みつりんめいさい」を持ち、V、GXからダメージを受けない「ジュナイパー」や、特性「にがにがかふん」を持ち、タネポケモンに技を使わせない「ラフレシア」などがあげられるます。
これらのポケモンは、いままではオカルトマニアで突破できていましたが、今後は、これらのポケモンを対策するカードを採用していないと、詰んでしまう可能性があります。
巨大植物の森は禁止カードのため使用できませんが、モクロー&アローラナッシーGXがいれば、ラフレシアもジュナイパーも簡単に立ってしまいます。
このことから、ロック系の草デッキが増えていくと思っています。
※個人的に、このデッキは非常に強力だと思っているので注意が必要です。(noteの最後にレシピをあげています。)
■シェイミEX禁止よる環境の変化
いままでは、シェイミEXを回収ネットで使い回し、何度もセットアップすることで、どんどんデッキを回すことができました。
また、負け筋になるベンチのシェイミEXを回収ネットで回収し、負け筋をなくすこともできました。
シェイミEXの禁止により、ぶんぶん回しはできなくなるものの、役割の似たポケモンは他にたくさんいるため、シェイミEXの役割は、今後、クロバットVをはじめとして、デデンネGX、カプ・テテフGX、ジラーチEXが担っていくことになると思っています。
その中でも、個人的には、回収ネットを採用しているデッキであれば、ジラーチEXの採用がおすすめです。
シェイミEX同様、回収ネットで使い回すこともできますし、ベンチのジラーチEXを回収ネットで回収することで負け筋をなくすこともできます。
■ヤレユータン、ヤミラミ禁止による環境の変化
ヤレユータン、ヤミラミの禁止により、一部のLO系、コントロール系デッキが使えなくなります。
ただ、今回追加された禁止カードが使えなくても、LO系、コントロール系デッキは、たくさん沸いてくると思っているので、そこまで環境に与える影響は大きくないのかなと思ってます。
(ただ、私は、LO系、コントロール系デッキをあまり使わないので、的外れな意見かもしれまん…)
■時のパズル禁止による環境の変化
いままで時のパズルを採用していたデッキに影響はでるものの、時のパズル禁止により、直接、特有のデッキがいなくなるということはないのかなと思っています。
■その他の変化
現在は、当時より、HPが高く、強力なV、VMAXポケモンがたくさん登場しています。
私は、基本的に、
・ポケモン
→過去のカードより現在のカードが強い。
・サポート
→現在のカードより過去のカードが強い。
と思ってます。
なので、現在スタンダードで活躍しているポケモンに、エクストラレギュレーションで使用できる強力なトレーナーズを採用したデッキは強いです。(実際、トレーナーズリーグで、エクストラレギュレーション初心者の方に、この系統のデッキで苦汁を飲まされたことが結構あります。)
この系統のデッキは、いままでエクストラレギュレーションをやって来なかった人にはとても作りやすく回しやすいので、特にエクストラバドルの日では、たくさん見かけることになりそうです。
■環境予想
いままでの考察を簡単にまとめると、
・ゲンミミオロヨノ系のハンデスは減りそう
・ラボネクダスト増えそう
・草のロックデッキ増えそう
・いろんなV、VMAXがいそう
・コントロール、LOはちらほら
になります。
と考察したはいいものの、エクストラレギュレーションは魔境なので、これら以外にもたくさんのデッキがいると思います。
■それでは、何を握ればよいのか
結論、わかりません。
私はというと、相対的に強化された「ラボネクダスト」を握ろうか、非常に強力な「ラフレシアジュナイパー」を握ろうか、ゲンミミオロヨノミロカロスが流行る前の環境で握って結果を出した「高速パーフェクション」を握ろうか、ロマンを求め「アローラとその仲間たち」を握ろうか、もしくは、お気に入りの「エクストラ型のムゲンダイナ」を握ろうか、はたまた、禁止になったミロカロス非採用型の「ゲンミミオロヨノ」を握ろうかなどなど、めちゃくちゃ悩んでいます。
■気にした方が良いこと
あと、エクストラを始める場合に気にしておいたほうが良いことは、今後、エクストラバドルの日、チャンピオンズリーグ愛知が近づいていくにつれ、有用カードの需要が上がり、値段が上がっていくことが予想されます。
必要なカードは、早めに集めておくことをおすすめします。
■最後に
最後に、これからの環境で増えそうな「ラボネクダスト」のデッキレシピと、非常に強力だと考えている「ラフレシアジュナイパー」のレシピを簡単な説明と合わせて載せておきます。(その他、先ほど候補にあげたデッキレシピは、それぞれのリンクからとべる記事の中に記載していますので、参考にしていただければと思います。)
エクストラバドルの日の開催まで、1か月を切りました。
この記事が、エクストラバドルの日、またチャンピオンズリーグ愛知のエクストラレギュレーションに参加する際の参考になれば嬉しいです。
■デッキレシピ(ラボネクダスト、ラフレシアジュナイパー)
・ラボネクダスト
デッキコード:gNLLgn-yTFCQD-ggH6gL
サイレントラボもしくはダストダスの特性「ダストオキシン」で、場全体の特性を止め、ウルトラネクロズマの技「ほろびのかがやき」を連打します。
ほろびのかがやきはドラゴンエネルギー1枚で170ダメージをたたき出します。
後半は、ダストダスの技「ゴミなだれ」で、大ダメージをたたき出します。
非ルールポケモンしか採用していないので、相手はサイドを1枚ずつしかとれません。
初ターン、サイレントラボを貼ることで、相手は展開できず、easy winできることも、たまにあります。
三神(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX)も採用候補ですが、エクストラレギュレーションは、ポケモンレンジャーで「オルタージェネシスGX」の追加効果が消されてしまうのと、三神がやられたときに、サイド3枚をとられてしまうデメリットがあるので、採用を見送ってます。
・ラフレシアジュナイパー
デッキコード:8DDxYx-arLlCR-Jxx8Yc
後攻をとります。
タッグコールでモクロー&アローラナッシーGXとグズマ&ハラを持ってきて、グズマ&ハラでキャプチャーエネルギー、サイレントラボ、隠密フードを持ってきます。
キャプチャーエネルギーをモクロー&アローラナッシーGXにつけ、ナゾノクサを出したら、技「スーパーグロウ」で、特性「イライラかふん」を持ったラフレシアを立ててグッズロックします。
相手がタネメインのデッキであれば、特性「にがにがかふん」を持ったラフレシアを立てて技を通しません。
相手がGX、Vメインのデッキであれば、特性「みつりんめいさい」を持ったジュナイパーを立てて技を通しません。
オカルトマニアが禁止になったので、相手はグッズが使えず、さらにサイレントラボでタネポケモンの特性も止まっているため、相手はロックを突破することが困難です。
相手がロックの突破に手間取っている間に、ザオボー、フレア団の下っ端などで相手のリソースを削っていきます。
不要になったモクロー&アローラナッシーGXはAZで回収します。
グッズは、基本的に後攻1ターン目に使用したいだけのため、グッズ5枚、サポート22枚の極端な構築になります。