田舎の素直さ
久しぶりに実家の下関に帰ってきた。
そこで、表面的にも内面的にも飾らない田舎っていいとこの1つだなーと感じた。
都会に住んでいると、見た目を着飾るようなことが多い。だから都会の方が可愛い方が多いし、実家住みの時はそういう着飾った社会への憧れを抱いていた。(今でも都会の可愛い方が良いとは思っている笑)
しかし、昨日電車に乗って田舎の着飾らない感じもいいなと思った。
電車に乗ると、女子高生2人と男子中学生が4人、そしてお婆ちゃん2人がいた。女子高生2人は部活後なのか、爆睡。スカートの丈は長く、特にメイクもしていない。男子中学生は4人ボックス席に座り、みんな坊主で、少しヒョロ長く騒いでいる。そしてお婆ちゃんたちは、4人ボックス席で膝を向かい合わせにし、外を眺めながら雑談している。その姿を見て、安心感と共に暖かさを感じた。
この感覚は都会では絶対に感じることができない。なぜか?
可能性としては、セットで揃うことがないからだと思う。
ノーメイクJKも、ヒョロ長中学生も、おばあちゃんも単体では都会に必ずいる。しかし、この3組がセットで存在することは少ない。特に1つの画角の中に。
そろったとしてもその中に半数近くのサラリーマンやOLと言った働く人がいる。もしくは20-50代の人が存在する。
しかし、昨日体験した電車の世界にはいなかった。そして特徴的な3組。この環境に懐かしさと忙しく過ぎる日常を感じさせない空間が存在し、感じたのであろう。忙しく過ぎると感じない理由は働く世帯が乗車しておらず、資本主義の考えから遠い属性の乗車客であったからであろう。
総括すると、着飾っていないから田舎がいいと思ったのではなく、着飾る世帯が不在であったため、着飾らない良さを感じた。
実家にいるうちに田舎の感覚、特徴について深く理解し、都会の特徴、感覚についても研ぎ澄ませる材料にしていきたいと思った1日でしたとさ。
以上。