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越南紀行2018 ホイアン微熱日記 #プロローグ ふらっとホイアン

2018年8月。そうだ、ホイアン行こう。

ある日、思い立った。

いつも聞いていた旅ラジオ「KORYU OFFICAL」で【No.18】ベトナム「平成最後の夏はホイアンで!ようこそエモすぎる街へ」と題して、熱っぽく紹介されていたホイアン。

ちょうど1週間の休みがあるし、エアアジアでバンコク経由の航空券を探したら国内を旅するよりもお得な感じ。

旅に出るのに深い理由なんていらない。

誰かの熱を受けて、ふらっと出かけたっていい。

格安航空会社が台頭してきたおかげで、パスポートとちょっとのお金があれば、どこへだっていける。

オーバーヒート気味の頭を空っぽにして、青い空と熱を孕んだ空気を吸いにいく。

ドンムアン空港

エアアジアでバンコクを経由する場合は、旧空港であるドンムアン空港に発着する。いまは新空港ができて、国内線とLCCの発着専用となったドンムアン空港。

かつてここが第一線の国際空港だったころ、100回以上、利用した。誰かに会いにいく旅であったり、海へ山へ冒険に出かける前であったり。別れと、出会いと。たくさんの思い出がある空港だ。

往路は約8時間の待ち時間。隙あらば市内に出たかったのだけど、私が購入した航空券では空港外に出てはならぬ、と着後すぐに乗継カウンターに誘導されてしまった。

深夜と早朝の時間帯の発着時は、搭乗ゲートの喧騒を避けてラウンジで休むに限る。体力温存。

持っていったガイドブック

写真とシンプルな文章でごちゃごちゃしていないガイドブック。カバーを外すとノートのような見た目になり、街中で広げるときも、いかにも観光客という感じがしなくてよかった。※2024年7月現在、中古のみの販売になっています。

もうちょっと詳細なデータがほしかったのでこちらも。この本を持っている日本人観光客たくさん! 取り外せる地図がついているのがよい。いまはiPhoneでGoogle Mapを見ながら移動することが多いけど、概要を頭に入れておくにはやっぱり紙の地図がいい(ただし私はものすごい方向音痴)。※2024年7月現在、新刊が出ています。

バックパックの中身

初めてLCCを利用することにした。預け荷物の料金を払うとせっかくの格安航空券がそれほど格安でもなくなる。

ここは機内持ち込みの荷物のみでいこう。持ち込み荷物はふたつまでで、合計7キロまでとのこと。重量オーバーはけっこう厳しいらしい。

バックパックに厳選した荷物を詰め込む。いろいろ増強してあるPCが1.5キロと重い。あれこれ工夫してなんとか合計8キロ。1キロ、なんとか見逃してもらえてラッキー。

誰かの参考になるかもしれないので、私の荷物の詳細を記しておく。

全容はこんな感じ

バックパックが1.3キロあるけど、2キロ強ある機内持ち込みスーツケースよりは軽い。荷物検査のときなど人前で開けることも想定して、なるべくカテゴリ別に小分けにパッキング。

バックパックとサブバッグはEthnotekというメーカーのもの。仕事用の旅行鞄は Gregory をずっと愛用していたけれど、最近このメーカーを知ってかなり惚れ込んでいる。

世界各地の伝統織物を取り入れ、かつ内部はリサイクルで作られた化繊を使っている。伝統と最新技術の融合を目指している点や、生産者から直接買い付けている点、デザイン性の高さと丈夫さなど、好きな要素てんこ盛り。

偶然だけど、私が選んだデザインのバックパックの織物はベトナム製だった。

仕事のときはどうしても荷物が大量になるので、ミニマル荷物を考えるのはゲームのようで楽しかった

一番かさばる衣類

一番かさばるのが衣類。

  • 旅用ポケットつきベスト(往復に着ていく)

  • チュニック3着&パンツ3本(うち1セットは着用していく)

  • 腰巻兼ビーチ敷物の布&パジャマ用タンクトップ

  • ラッシュガード上下(パーカーははおりものとしても使える)

  • 水着(普通に衣類としても着られるもの)

こんな感じの品揃え。

タオルは宿にあることが多いけど、インド製の薄い布をタオルやシーツ代わりに一枚持っていく。

暑い国に行くので、衣類は薄くて軽くて早く乾くコットンのものを中心に。ラッシュガードは冷房対策のはおりものとしても使える。

絶対に仕事の知り合いに会わないベトナムならではのファンキーな取り揃え!

パッキングするときは、こんなふうに風呂敷でギュッと圧縮しておく。

やっぱり風呂敷よね!

小分けポーチ

カテゴリ別に分けたポーチ。ここに収まるものだけを厳選。

ポーチが好きすぎてポーチだらけであります

化粧ポーチは2本立て

持ち込み荷物のみなので、ハサミなどの刃物は持っていけない。眉毛とか爪とか切れるものは出発前に入念に手入れをしておく(笑)

液体物は手荷物検査で透明なジップロックに入れて掲示しないといけないので、化粧ポーチと洗面用具は、液体物とそれ以外という分けかたでパッキング。

小分け容器は無印良品のものが安くて丈夫でよい。

液体物。左から時計回りに。

  • ヘアオイル(ムースやワックスはかさばるのでここに落ち着いた)

  • クレンジングオイル

  • 化粧水

  • ハッカ水(虫除けとして使う。エタノールにハッカ油を溶かしておき、現地着後にミネラルウォーターを入れてスプレーにする)

  • ティーツリー精油(殺菌力の高いティーツリーの精油。品質のよいものを。切り傷の消毒薬、水に入れてうがい薬、マスクに垂らして機内での風邪予防などに使う)

  • アーユルヴェーダ処方のオイル(筋肉疲労にいつも使っているもの。歩き回って足が疲れるので必須)

  • 美容液&美白ジェル(ソフトケースに小分け。できれば削りたいけれどそういうわけにもいかないお年ごろなのでなるべくコンパクトに)

  • マスカラ(機内で開けると気圧が違って液が飛び散るので注意! ←何度かやりました)

  • 日焼け止め乳液

  • 日焼け止め

  • リキッドファンデーション

  • ナイトクリーム

  • BBクリーム

  • 歯ブラシ&歯磨き粉

液体物。ジップロックはすぐへたるのでジッパー付き透明袋に収納。今はもう少し少なめです

それ以外の化粧品。左から時計回りに。

  • ルースパウダー

  • ミネラルファンデーション

  • 粉シャンプー(軽い! コンディショナー機能も入った優れもの)

  • ブラシ類

  • 綿棒&糸ようじ&足つぼ押棒(笑)&ツイーザー

  • アイライナー2種

  • アイブロウパウダー

  • アイシャドウ2種

  • 爪やすり

  • クリームチーク

  • 石けん(ケースに入れる)

  • ファンデーション用スポンジ

軽量化のために詰め替え推奨。シャンプーは粉のものを愛用。

顔は作らねばならぬお年頃…笑

アクセサリー類

結局それほど使わなかったけれど、ちょっと小洒落た場所に行くときなど、アクセサリーがあると気分が上がるので多少は持っていく。

アクセサリーも厳選! カンカンに入れてポーチで保護
カンカンの中で潰れないようにシルクスカーフで保護

アダプタ類

これを忘れると痛い、PCのアダプタやカメラの充電器、カメラの予備のバッテリー、iPhoneの充電用USBケーブル。ミラーレスカメラはコンパクトでいいけどその分バッテリーがもたないので予備は3個持つ。USBケーブルは以前、断線して充電できず困ったので念のため2本。

地味に重さを食うガジェット類の備品も厳選

カメラ関係

圧倒的に少なくてきっといろいろな人がいろいろいいたくなると思うけれど、必要最小限のみ。中望遠ズームレンズはいつも迷うけど、あってよかったと思うことが多いので入れる。

こんなのでいいのか? 怒られそうですがカメラの装備

その他こまごまと

  • サングラス2本(できれば1本にしたいのだけど。本気で日差しを避けたいとき用と、写真を撮るので色がついていないものがいいときと。兼用のものをいつか買おう)

  • ポケットティッシュ(アジアのトイレはペーパーがないことも)

  • USBポートが4つついた各国万能タイプの変換プラグ(コンセントがひとつしか使えない場合などにも非常に便利)

  • 100均のハンガー(手洗いしたインナーを干すときに)

  • マスク(往復の機内でうっかり風邪などひかないために)

  • 薬類(正露丸はお守り。バンドエイドや頭痛薬など常備薬を)

  • ジップロック大きさ違い数枚(行動食や生乾きの洗濯物を入れたり。なにかと便利)

  • エコバッグと手提げ

サブバッグが帯に短し襷に長しなことがたまにあって、エコバッグや小さい手提げが活躍する

サブバッグの中身

サブバッグは斜めがけできて、ジッパーで口が閉まり、身体の幅より大きくないもの。それより大きくなると人混みで邪魔だし、前に抱きかかえてガードできないので防犯面でも管理が大変。

  • ガイドブック(なるべく薄くて必要最小限のもの)

  • 手帳(パスポートのコピーや緊急連絡先などを記しておく)

  • 柘植の櫛(ブラシはかさばるし重いので櫛で)

  • 家の鍵(使わないものは外してくる)

  • イヤフォン

  • お財布(必要なもののみ。いらないカード類はおいてくる。バッグとつなげるチェーンをつける)

  • ロキソニン(頭痛持ちの必需品)

  • ネタ帳(コクヨの測量野帳は表紙が固くて立ったままメモをとったりするのにとてもよい)

  • 4色ペン(手帳につけたフリクションとは別に消えないものを)

  • 汗拭きシート(往復の乗り継ぎなどでシャワーが浴びられないので)

  • 手鏡(安宿は手頃な鏡がないことが多いのでひとつ持っておく)

  • モバイルバッテリー(iPhoneが命綱なので充電切れはなんとしても回避)

  • アロマオイル&リップクリーム類&髪留め

ここにミラーレスカメラとiPhoneが追加される

もっと軽くすることはできると思えど、安宿に泊まる節約旅とはいえ、女子を捨てたくはない……と思うとこんな装備に。

旅のお役立ちモノ

(2024年追記。以下の商品の写真をクリックしてリンク先のAmazonでなんらかのお買い物をしていただけるとわたくしにお駄賃が入ります。そんなに需要もないかと思いますがよかったらぜひ😋)

  • SIMカード → 完全オフにできず仕事を抱えて出かける場合、連絡がつくのが一番大事…というわけでタイのアジア数カ国周遊SIMカードを持っていきました。※ SIMフリーのiPhoneを使っています。2024年現在はデュアルSIMが使えるならeSIMのほうが便利かもしれません。

  • 各国万能変換プラグ → たいがいの行き先のプラグの形に対応しているのと、USBポートが複数あって、使える電源がひとつしかない安宿などでカメラのバッテリーや、iPhoneなどの充電を一気にできるのがいい。

  • ハッカ油 → 値段が安いのに、虫除けから消化不良時の胃薬的にも、いろいろ使えてお得。服用目的にする場合は、食品添加物グレードのものを。

  • コクヨの測量野帳 → 表紙が固くて、片手で持って立ったままメモをとるのにとても具合がいい。手帳はスケジュール管理に徹しているのでメモ類はこちらに分けている。チケット半券やらレシートやらを貼り付けておくと旅の記録にもなる。

旅支度ができたところで、次回からはいよいよホイアンへ。

🔻ちなみにインド旅の持ち物公開もあります😁🔻


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