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恋してランゴリー #11 リモートでものづくり

皆さんこんばんは! インド下着ランゴリー公式アンバサダーのアンジャリです(毎度この肩書きにほくほくしております☺️)

前回の『恋してランゴリー #10 渋谷パルコとインドの思い出話』では、アンジャリが学生時代にインドとインド映画に親しみを覚えるきっかけが渋谷にあったことを書きました。

今週もせっかくですからコンセプト動画、もう一度観てくださいね✨

コンセプト動画小話その2

インド女性が、朝、家族の幸せを祈る場面。実にありふれた光景で、友人の家に滞在しているときなどによく目にします。ただ、それを日本で再現しようとすると……。祭壇の小物はなんとか揃えられても、なにかが違うのです。

あ、壁だ!

背景となる壁が、インドと日本では圧倒的に違うのでした。壁紙が一般的な日本に対し、コンクリートの壁の色を毎年きれいに塗り替えるインド。

ならばあの壁を再現しよう! 思いついて、撮影数日前に急きょ、我が家の小学5年生に廃材の板と絵の具を渡し、色を塗ってもらいました。そしてできあがったのがこちらの祭壇。

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こうやって見るととてもセットっぽいですね(笑)主演のラチタさんのセンスであれこれ小物を配置してもらい、その後は佐々木美佳監督とカメラの向後真孝さんでファインダーを覗いてあれやこれや画角を決めて。

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障子越しに差し込む午前中の光がほどよく柔らかく「フィルターいらないねえ」と話す向後さん。現場にあるものはなんでも有効に使うこのロケ、障子もいい仕事していました☺️完成したコンセプト動画、ぜひご覧ください!

よそものであること

というわけで今週もチームランゴリーさんとの定例ミーティングです。

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毎回、なにかおそろいのポーズを……ということで、なぜか、アンジャリが習っているインド古典舞踊のハスタ(手のポーズ)をキメています(笑)

この前日、音声SNSのClubhouseにて、一年前の日経ビジネスオンラインの記事を執筆された原隆(はら たかし)さんをモデレーターに、ランゴリーさんや、ランゴリーさんの下着のデザインや制作管理を手がけている株式会社XYさんのお話をうかがう機会がありました。

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その中で、リコー社員だった江副さんが10年前に社命を受けてインド農村に滞在し、ランゴリー誕生のきっかけとなる「女性に下着を選ぶ自由がない」「女性が働く場がない」という発見をされたときの話を改めてお聞きしました。

「よそもの」という概念は、排他的であったり保守的なコミュニティを表現するときに使われる言葉だと思うのですが、江副さんの農村滞在は「第三者」だからこそ持てた視点があったのだなぁと思います。

内側からでは気づかないことに気づいて、外から日本人女性として入り推進力があったことで、女性がオーナーとして女性用品を売るフランチャイズ店が70店舗にまで増えた、ランゴリーさんのブランド誕生の前にはそんな土台があったのですよね。

リモートでものづくり

現在、クラウドファンディング後の商品制作も進めているランゴリーさん。去年インドで販売していた商品と今回のクラウドファンディングのリターン商品は日本製ですが、今後本格的に日本で展開する商品はインドで制作する予定なのだそうです。

その場で細かいリクエストができないリモートで実際の商品をつくるのは大変ですよね? とお聞きしたら、

「今回がはじめてのインドでのものづくりで、そもそもリモートではじまっているので、どこがどう大変かあまり実感がない」

だそうです。強い!(笑)

でも確かに、リモートだからこそ通常よりもずっと細かい点が仕様書としてすべて残りますし、サンプルのやりとりだけで物理的な輸送に日数がかかるので、相互に行き違いがないように気合いも入ります。急がば回れなのかもしれません。

「でも、縫製などはオンラインやメールで伝えられるけれど、生地だけは触ってみないと分からないんです」

と江副さん。ランゴリーさんが目指す、つけて心地がいいブラの生地。触り心地だけは、いくら鮮明な写真や映像でも伝わりません。やっと届いたサンプル生地を愛おしそうに触る江副さんが目に浮かぶようでした☺️

早くインドとの行き来が不都合なくできるようになりますように!

【クラウドファンディング4/15まで】
CAMPFIREのサイトはこちら『インドで下着を作りたい!「大人のインド柄ブラ」』


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