水稲栽培講習会
JAの水稲栽培講習会に行ってきたのでメモ
今年から、きぬむすめを栽培している。
高温障害とは
影響:水稲の高温障害は、穂発芽や乳白米(白濁した米)の増加につながり、見た目が悪化することで販売時の等級が下がる。
味への影響:高温障害が出ても、米の味そのものはほとんど変わらないため、自家消費の場合は大きな問題にはならない。
品種の選定
高温障害に強い品種を選ぶことが重要。
キヌムスメ:高温障害への耐性があり、栽培しやすい。
ニコマル:キヌムスメ同様、高温下でも安定した品質が期待できる品種。
栽培時のポイント
肥料管理:
実肥(穂肥)を増やすと収量は上がるが、タンパク質含有量が増加し、結果として食味が低下する可能性がある。
適切な施肥量を見極め、品質と収量のバランスを取ることが大切。
水管理:
高温期には水深を増やして水温を下げる。
日中、稲が直射日光を浴びる時間を減らす工夫も有効。
収穫時期:
高温障害が見られる場合、適期より少し早めに収穫することで乳白米の発生を軽減できる。
高温障害対策のメリット
収量の確保:高温障害に強い品種を選定することで、見た目の品質を維持。
安定した販売:見た目の良い米は販売価格を維持しやすい。