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オタクが感じる作画崩壊ではなく精神崩壊してる現状
Twitterを見ていると、度々トレンドに挙がる作画崩壊について考えてみましょう。
まず作画崩壊とは、その名の通り、キャラクターの顔や手足が不自然なバランスになったりする事を指します。
詳しくはWikipediaで。
今の時代、この様な視聴者の感想が一瞬にして広がっていきます。勿論、いい事も悪い事も。
アニメーターの方々の精神状態も心配になります。
勿論、プロなので結果を求めるのは当たり前ですが、、、
普通に考えて作画崩壊なんて起こしたい人や望んでいる人なんていません。
それでは何故この様な事が起こっているのか仮説を立ててみました。
①お金 ②アニメのワンクールの放送作品数
まずは、①お金の問題
これは、アニメ界では昔から言われている事です。
下の記事でProduction I.Gの石川社長も仰ってます。
アニメがヒットもしくは、有名になったとしてもアニメーターの方々にお金が落ちてこない現状です。
職業選択の際は、ある程度の見積もりを自身で考えて選択します。
アニメーターの給料を調べてみると、20代前半が200万円以下(キャリアガーデン調べ)となっています。
これでは、生活していく事がままなりません。その為、たとえ優秀なアニメーターでも転職や結婚を機に引退をする方も見受けられます。
今では、Pixiv等のサイトで自身の絵を販売して稼いでいる方もいます。
細かいデータは下のキャリアガーデンさんのサイトで調べられます。
他にも、アニメーターや作画監督への給料未払い問題も発生しています。
②アニメ制作本数の増加
最近の鬼滅の刃のヒットもあり、前々からアニメ業界の裾野が広がっています。
その影響もあり、ワンクールのアニメ制作本数が2000年と今とで比べたらかなり違います。
増田のぞみさんの資料によると、2000年の制作本数は87本に対し2007年が273本。
下の資料では、2018年は332本のアニメが制作されたとあります。
このグラフを見ると理解出来るように、物凄い勢いで年々制作されるアニメは増加しています。
ここから分かるように、給料や労働時間などを抱えている業界に相反してアニメの受注が高まっていくと、違法労働が増えるのは目に見えてます。
これは、構造を組み立て直す必要があるのと、明らかなオーバーワークだと思います。
それが、作画崩壊に繋がっているのだと思います。
もう少し、時間にゆとりを持って制作出来たらいいのにと思います。
少しでも、アニメーターさんやアニメ業界の方、もしくは、この事柄に興味を持ってくれた方は是非コメント欄でコメントよろしくお願いします。
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