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霊能者タイラー・ヘンリーの人生

タイラー・ヘンリーという若者がいる。アメリカでは有名な霊媒師のようだ。
最近見続けている、おなじみNETFLIXのシリーズものである。
日本でいうと、江原啓之みたいな感じだけど、もっとほっそりした20代のイケメンだ。子供の頃から特別な才能を持っていて、亡くなった人と交霊ができるらしい。
彼は、依頼があると母親や恋人(男性)と一緒に、車で現地に出かけて、なんの前情報もないままに、依頼者とかかわりのある死者の霊を呼び寄せてメッセージを伝える。
私自身は死後の世界を信じているので、彼が会ったこともない依頼者だけの秘密や亡くなった人との思い出などを次々に言い当てていくのを当たり前のように見ていれるが、依頼者はそれを聞いて驚きと感動で号泣するのだ。
特別な才能を持って生まれてきた人たちは、世間の冷たい目にもさらされながら、それでも自分の役目を誠実に全うしようとする。
しかし、毎回見ていて気の毒になるのは、死者と交霊する時、さまざまな死の瞬間を彼も体現するから、とても辛そうなのだ。パニック状態になったり、同じような痛みを感じたり、心身にものすごい負荷がかかっているのが見て取れる。実際、彼は仕事がオフの時は、ほとんどベッドに横たわっている。それぐらい疲労するらしい。それでも彼は死者のメッセージを伝えることで依頼者が喜び感激するのを見て、彼もまた自分の使命を果たせたことに喜びを感じている。
死者たちは、いつも残した人たちを見守ってくれていると実感できる素敵な番組である。

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