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ネガティブな相手に、「考え方次第」は禁句。

元々、小生はネガティブで精神的に弱く、それがイヤでイヤで仕方なく自己嫌悪の塊だった。幼少の頃から引っ込み思案で、はにかみ屋、何をするにも消極的だった。サラリーマン時代の対人関係も苦手で、ついつい顔色をうかがうみたいな、上司の叱責なんてその場からフェードアウトしたくなるほど辛かった。先輩に「考え方次第」と言われても、どうにもならなかったのをハッキリ覚えている。


そんな小生が、ネガティブで弱い自分を変えたいとか、豆腐メンタルを克服したいとか、メンタル系の悩みを抱えてる方に多少のアドバイスができるほど進化したなんて、笑っちゃうほど驚きだ。当時の状況からは想像すらできなかっただろうし、ましてや同僚に、うんちくをのたまうなんて。


「考え方次第」の落とし穴

さて、考え方次第とはとても都合のいい言葉ではあるけれど、そもそもネガティブな相手に励ますつもりでそんなことを言ってしまうと、却って逆効果になりかねない。

悩みを抱えてる相手に対し、前向きに考えろとか、気にするなとか、第三者は簡単に言えるけれど、本人にしてみれば、そうは簡単とはいかない。

たった今、ネガティブな思考状態で悩んでいる最中に、軽々しく「考え方次第」だなんて言おうものなら、ネガティブな思考状態という火に油を注ぐことになる。


ポジティブな人は、問題に直面すればじめから前向きに考えることができるけれど、ネガティブな人はそもそもポジティブ思考ができない(できればネガティブにはならない)わけだから、つまり、「考え方次第」と言われると、さらにネガティブな考え方しか思い浮かんでこない、その結果、ネガティブスパイラルという落とし穴にはまってしまうのだ。


なので、ネガティブな相手に「考え方次第」は禁句となる。


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