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身の上相談的な#36.指導担当者のパワハラ、上司は見て見ぬふり。

こんな職場があるなんて

転職して見習い期間中の20代女性。

指導担当の社員が短気な性格で、高圧的な物言いでとても怖いと感じます。

わざと間違ったことを教えて恥をかかせたり、他の社員の前で怒鳴ったり、事務用品を投げつけてきたり、「辞めたら?」と言われることもあります。

自分がミスをした際、私のせいにして謝罪まで強要しました。そのくせ覚えが悪いとか、仕事ができないみたいな悪口を言いふらしています。

とうとう腹に据えかねて上司に相談しましたが、「新人なんだから少しは我慢しろ」、「あなたが謝れば済む話」のようなことしか言ってくれませんでした。

確かに、入社の面接で「女性ばかりの職場だから人間関係はいろいろあると思う。そのあたりは理解できるよね」みたいなことを聞かされていました。

でもこんなひどい仕打ちを受けてまで、この職場で仕事する意味があるのだろうかとさえ思いながら、とても悲しくなっている自分が情けないです。

ただ、待遇面では前職よりお給料も良く福利厚生も充実しています。我慢しなければいけませんか?

こんな職場って、普通のことでしょうか?


タケさんが思うには

上司が見て見ぬふりは許されない。現実的にこういう職場は普通ではない。多かれ少なかれ、人間関係の難しさはどこの職場でもあるとは言え、それにしても、その指導担当は異常、度を越している。

わざと間違ったことを教えて皆の前で怒鳴る、ものを投げつける、謝罪の強要など、これらの言動は指導の範囲をかなり逸脱していることは明らかだ。

このような行為はパワハラそのもの、人格権の侵害で違法行為に該当する。

一旦は上司に相談しているけれど、らちが明かない様子、もし心ある同僚に協力を求められるなら、指導担当の言動ついての証言等を取り付け、パワハラをやめさせるよう再度、上申してみることも必要かと思う。

ところで会社は、従業員の健康や安全を維持し働きやすい環境を整備する義務があり、従業員は職場環境の改善など適切な措置を求めることができる。

先ずは地域の労働局への相談とか、さらにエスカレートするようなことがあれば、労基への相談という選択肢もある。

ただ、やみくも相談と言っても、言うまでもなく証拠となる記録等はきちんと整理しておく必要がある。

また、パワハラ行為を繰り返す担当社員と、それを放置している上司(もしくは会社)に対し損害賠償を求めることも可能ではあるけれども、その場合は相当の覚悟を以て臨む必要がある。

権利行使は、新人だからと言って遠慮しなければいけないということはない。

ただ、待遇面等を考えて働き続けたいというなら、事を荒立てることは必ずしも得策ではないこともある。

嫌がらせに耐えて「我慢をする」ばかりではストレスを誘発し、心に負担をかけてしまい、最悪、心を病んでしまう可能性もあるので、我慢しなければいけない、みたいな考え方は良くない。

我慢ではなく「少しの辛抱」という考え方をしてみると、自身の成長のためともとれ、案外希望が持てるかも知れない。

ひとつ言えることは、自身の身を守る意味で、メンタルの強さ(精神的な強さ)を養うことは必須課題じゃないかな。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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