10年後の予測が不可能なら、いつに向けた何をする?

10年後の想定を諦めることからスタート

まず10年後を予測することはスッパリと諦める。ただし2年後だけは絶対に当ててやるという気持ちで分析・予測。ここで注意しておきたいのは、どういう自分になっていたいかではなく、どういう世界になる可能性があるかを把握したいという点。自分のことよりも周りのこと、世間のことを考える。なりたい自分は、自分でなりたいと思ってるんだから見失わない。変わったとしてもその時その時のなりたい自分なんだから別に良い。あとは世界に自分をマッチさせることを考えれば良いのだと思う。


2年後の想定

で、2年後の想定はどうするか。全部は分からなくても、いくつか誰にでも分かるようなジャンルはある。もしくはAパターンに進んだらこう、Bパターンならこう、というように場合分けなら可能なものも。

どういうことかというと、誰でも分かるのは極端な話、2022年は寅年だということ。場合分け可能なものというには、コロナが完全に収束していれば生鑑賞できるエンターテイメントは解禁されるし、そうでなければ配信などエンタメのデジタル化が進化している、みたいなことだ。2021年に東京オリンピックが無事実施された後の未来なのか、中止になってしまった後の未来なのか、なんてのも大きなとこだと思う。


全ての対策を考える

予測ができるもの、場合分けをとことんやって枝分かれさせたものを、かき集められるだけかき集めたら、優先順位をつけた後に、その全てに対策を考えれば良い。そうすれば今の自分でも対応できるものなのか、何かしらの準備を進めておかなければならないものなのかが見えてくる。全ての準備はできないかもしれないが、全てできるなどというのは現実的でないし、優先順位の高いものの対策がいくつかだけでもできていれば少数派だろう。


想定から対策までの具体例を『ワンピース』で

能書きだけで終わらないように、例を1つ考えてみた。とっつきにくい難しい話にならないように、テーマは『ワンピース』

2022年までにワンピースは終わっている、もしくは2022年内に終わるだろうか?現在最新巻が第96巻。1年で3、4巻出るので、2022年いっぱいまでに発行されるのは多くて第106巻か。ジャンプ連載の方はそこから1、2巻分進んでいる。急激なスピードでクライマックスに向かっているのは感じるが、ドレスローザ編だけで10巻分かかったことから、最後の戦いがまだ始まってもいない今、あと10巻で終わるとは考えにくい。130巻くらいにはなるんじゃないだろうか。

では、完結していない未来を優先的に考える。本来ならここで、東京オリンピックがあったかどうかなども加えて考えるが、今回は他の影響はないものとして話を進める。

・最終巻への展開予想合戦がYouTubeやTwitterで大盛り上がりを見せ、書籍などもどんどん出てくるだろう。だがまだ最終局面とまでは言えない。そんな時に芸人として求められることは、的を射た考察よりも、過去巻の豊富な知識。自分が持っているプラットホームだけでなく、各方面から話を聞かせて欲しいと言われ、出演をさせてもらえるような地盤作り。発信力作りではないだろうか。

ワンピースに詳しい、ワンピースを語れる、というブランディングを進め、世間にイメージを浸透させる作業が一番大事で、来るべきクライマックスでの考察合戦に備える。考察はあたる確率の方が少ないのだから、当てられなくても良いのだ。競馬番組で、外しまくっててもずっと出演し続けているタレントがいるのは、そういうことだろう。語る場にいられる存在になることで活躍し、稼ぐのだ。

逆に完結してしまっている未来を想定するとどうだろう。

・2022年末までにワンピースの知識を盤石にし、語れる地盤づくりもできるのか、時間と労力などを総合して考えてみる。『100日後に死ぬワニ』以上に結末予想で溢れ返るのが約1年半後なのだとしたら、既にワンピース好きを公言している売れっ子芸人がこれだけいる中で、十中八九自分の予想は埋もれてしまうだろう。だったらワンピースの知識を増やしたり、語れる地盤作り、発信力作りに使う労力は他のものに向けた方が良さそうだ。

★どっちの未来を選ぶかで、取り扱うべきかどうかから考えなければいけない問題になってしまった。完結した未来か、未完結の未来か、決断しなければならない。

自分は未完結の可能性の方が遥かに高いと思うので、語れるように地盤を作る道を選ぶ。

、、、ここまでいって、ワンピース以外の他の対象、例えばM-1やすべらない話、はたまたサーカスやプロレスなどといったものの分析結果と並べて、実際に手を出せるかどうかになってくる。自分の中では現段階で優先順位は中間以下といった感じ。


こんなもんでお分かり頂けただろうか?


結論、2年後に向けた課題探しをする

2年後に向けて考え続け、動き続けるということを、見出しの問いへの自分の答えとしたい。続けなければいけないというところがミソであり、最大の難関。ここで多くの人がふるいにかけられる。続けるというのはそれだけ険しい道なのだ。継続は力なり、であり、継続には力が必要なり、である。


でも実はそんなに偉そうに考えなくても、皆別の戦い方を知っているよね

長々と偉そうなことを言っているが、実はそんなことしなくても良いシンプルな戦い方を、皆誰でもすでに知っているんですよね。

それは『目の前の、今、この場に全身全霊を込めること』!!

どんな不測の事態が次々に襲ってこようと、これが出来る人はその時その時で必ず切り抜けられるし、活躍して輝ける。そういう人は好かれて仲間も増える。実にシンプル。

ただこっちの方が実は『続ける』しんどさはもっと上だったりするから、ついついこの道から逃げちゃいがちだけどね。






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