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ドッグフードは人間も食べられる?

最近よく目にするドッグフードのヒューマングレード。

ヒューマングレードとは、人間が食べられる質(安全性)の原材料で作られているフードという意味です。


それでは

ドッグフードは人間も食べられるのでしょうか?

製造メーカーに電話すると、、、

絶対に人が食べるのはやめてくださいと言われます。

人間も犬も同じ哺乳類であり、雑食なことは同じです。
治験にも使用されてきました。なのに分けるのは何故でしょう。

つまり良い物が入っていないということです。
何かあっても責任が取れないとメーカーが言っています。

人間が食べられる質(安全性)の原材料で作られているフードではないのでしょうか。

と、思ったら、行政で定められた基準は特になく、ただ独自の表現をしているだけなんですね、、体に優しそう、安全そう、言葉からそんなイメージを持ってしまいますよね。(それが販売者側の作戦なわけですが)

ヒューマングレードのドッグフードが、そうであるならば、普通のドッグフードはどのような品質なのでしょう。

普通のドッグフードの品質とは


それは病気、事故で死んだ豚、鳥、牛、鹿、キツネ他処分でお金のかかる動物を130度以上の高熱処理で3日以上レンダリング(脂肪を溶かし精製して油脂にする)にしたもの

動物の嗜好性のある香料、科学性物質、グルテンフリーなどと称した、人間に使用できない穀物の殻などを使用したものがドッグフードとして販売されています。
※全てのドッグフードではありません

Amazonで一番売れているドッグフードの成分を検証してみる

こちらがベストセラー1位、過去1か月で7,000点以上購入されています。
ニュートロはアメリカの大手ペットフードメーカーが製造販売をしており、こちらのシュプレモシリーズは「自然素材/着色料無添加/消化に良い」という健康志向の商品です。


原材料・成分
チキン(肉)、チキンミールモロコシ*2、オーツ麦*3、玄米*4、鶏脂*1*5、タンパク加水分解物ラムミール*6、サーモンミール*7、粗挽き米、ビートパルプ、大麦*3、亜麻仁*2*8、チアシード*2*3*8、ココナッツ*9、乾燥卵、トマト*2、ケール*2、パンプキン*2、ホウレン草*2*10、ブルーベリー*2、リンゴ*2、ニンジン*2、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸) *1 ミックストコフェロールで保存 *2 抗酸化成分含、*3 食物繊維含、*4 ビタミン、ミネラル含、*5 ω-6脂肪酸含、*6 カルニチン、ビタミンB群含、*7 DHA、EPA含、*8 α-リノレン酸含、*9 中鎖脂肪酸、カリウム含、*10 鉄分含

気になる部分を太字にしました。

1番多い成分がチキン(肉)であることは良いのですが、2番目にチキンミールとあるのが気になりますね、、チキンを粉末状に加工したもので、上記で述べたレンダリングが、これに該当します。

そして鶏脂(けいし)、鶏肉の食肉加工、もしくはレンダリングによって得られる脂肪分のことです。

タンパク加水分解物は化学調味料で「グルタミン酸ナトリウム」が含まれており、これを犬や猫に与えると食欲が増し、中毒症状を引き起こす可能性があります。 発がん性が指摘されており、安全性のデータが不足しているところが不安です。

ラムミール、サーモンミール、また出ましたレンダリング

ビートパルプは、サトウダイコンから糖分を搾り取った残りカスです。「ドッグフードのかさ増し」と「犬のウンチをかためる」役割をしています。

こちらが1kg2,000円程度。

もう一種類、別の製品の成分を検証してみる

続いてセールとはいえ安すぎる獣医師監修のドッグフードを見てみましょう。1kg490円程度のビューティープロ。日本の会社が企画・商品化しています。

原材料・成分
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦ブラン、小麦粉、ライスブラン)、肉類(チキンミール、チキンレバーパウダー)
、油脂類(動物性油脂、共役リノール酸)、魚介類(フィッシュエキスパウダー、マリンコラーゲン、小魚粉末(DHA、EPA/オメガ‐3脂肪酸源))、ビール酵母(β‐グルカン源)、乳酸菌加熱菌体、糖類(オリゴ糖、エリスリトール)、カゼインホスホペプチド、果実類(クランベリーパウダー、ブルーベリーパウダー(アントシアニン源))、トマト(リコピン源)、L‐カルニチン、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、バチルスサブチルス(活性菌)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、アミノ酸類(アルギニン、タウリン、メチオニン)、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸

・・・はじめから太字のオンパレードです。
栄養のないかさ増しの穀類たち、肉類はミールやパウダー
動物性油脂は肥満の原因になります。

でも、ふたつを比較して思ったんです

ニュートロのほうが一番にチキン(肉)と書いてあるから比較的良さそうにみえるけど

結局のところ、その他はかさ増しのオンパレード、ミールを多用、動物性油脂も鶏脂(けいし)も出所はほぼ同じ

どっちも体に悪いじゃないか、と。

ドッグフードは疾患に効果があるのか?

ドッグフードで内臓などの疾患、関節などの疾患に効果があるなどとうたわれているものは疑問を抱きます。
理由は成分を見たらわかります。効果のある成分は皆無です。サプリ程度の名前はありますが。

飼い主のみなさん、お手持ちのフードの成分表示を見ながら、ひとつ、ひとつ検索してみてください。

栄養のない破棄するようなモノをお腹が空いている犬に与えるということはどういうことなのでしょうか。

まずは同じ哺乳類なのだから人間も一緒に食べるべきなのではないでしょうか?

都合の良い部分は人と一緒、悪い部分は人と犬は別。何の区分分けなのでしょうか。

科学的な説明のないまま、時間のまま、流されているのがペット業界の慣習になっています。

獣医師は科学的根拠を指摘されると「犬が食べるものは血中塩分濃度から人間とほぼ同じ食べ物である。アミノ酸等は不要で、カルシュウム、マグネシウム、リン酸等で十分である」と答えざるを得ません。

そうすると病院で販売しているドッグフードが売れなくなる、売れないと病気になる犬がいなくなり病院経営が傾くので言えないのです。

Instagram 動物病院の医療過誤 被害者の会

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