オランダで救急外来
11月中旬。Sint Maarten や Sinterklaasパレードなど1週間でイベント盛りだくさんの日々。ある日の朝、物凄いグルグルと全てが回る目眩で目が覚めた。…立てない。何も出来ない....!!!
初めての回転性目眩
初日は本当に何もできずただベッドに転がっていた。2日目、フラフラだったが仕事へ向かった。2時間ほど無理して働いたがそれ以上はもう無理でヨレヨレと帰ってきた。3日目、ヨガ行ったら良くなるかも?? となぜか思いヨガへ行ってみた。(今思うとよく行ったなと思う) もちろん治らず。huisarts へやっと電話して予約する。この間 夜も寝返りをうつたびに目眩で目が覚めてろくに眠れず、起きている間も酷い船酔いがずーっと続いている状態だった。それでも動き続けようとした自分が怖い。
木曜日huisartsへ行き、恐らく耳からの感染性のものだろうということで fysiotherapie を紹介される。紹介されたとは言え自分で予約をとるのだが、私はまだこの目眩を甘く見ていたので「保険を変える時期だし今のプランのままだと実費になるからプラン変更して1月に来た方がいいんじゃない?? 」 というフィジオの方との電話で「そうね、そうするわ」と軽く返事をして予約をせず。はい、大失敗。
目眩をなめたらアカン
土曜日に去年からお世話になっているマッサージ師さんの予約があったため、何とかかんとか Amsterdam まで出掛けた。わ! 全身ガチガチ!! と言われるまで気付いてなかった自分が怖い。(2回目) 足首や首がガチガチで、マッサージの後 急に涙が溢れた。第五チャクラがしまっていたから開いておいたよ、自分を大事にしてね。というメッセージ..…キャー、これって去年もドクターに言われたじゃない(泣) ちなみにいろんな知識も技術もあるなかなか予約の取れないマッサージ師さん。
さて、ここから今思えば好転反応だったのかと思うのだが、月曜日と火曜日に辛くて泣いてしまうくらい目眩が酷くなった。月曜日は再度huisartsでアポイントがあったのだけど、あまりのふらつきに心配したドクターが病院の救急外来へ連絡してくれた。こちらが頼んだわけでもないのでよほど酷い状態だったのだろう。救急外来はオランダ語でspoedeisende hulp と言う。また一つ勉強になった。
救急外来
というわけで いつもなら車で行く距離の病院を紹介されたがこんな目眩では恐ろしくて運転などできない。1時間かけてバスとトラムを乗り継ぎ病院へフラフラで辿り着く。まずは受け付けで救急外来の場所を聞く。救急外来受けつけで紹介状を見せて身分証明書などを確認される。その後はひたすら待つ。私もフラフラだが後からくる人もフラフラだ。救急外来だからそりゃそうなんだけど、小さな待合室で大声でずーっと電話してる女性にちょっと今大きい音を聞くのが本当に辛いから静かにしてほしいと頼むと大事な電話だから無理!! と言われた。しかし、さっきから聞いてたらあっちが痛いこっちが痛いと家族か友人にひたすら訴えていて、さほど重要そうには聞こえなかったのだが…まぁいい。
血液検査、神経科での眼診、CTスキャンとほぼ一日がかり。別の日にMRIを取るまで100%ではないけど恐らく前庭神経炎だろうとのこと。万が一 脳梗塞だといけないので、血流を良くする薬を処方される。
基本的に看護師さんや薬剤師さんはオランダ語、メインのドクターとも結局オランダ語で話した。なんかオランダ語スイッチオンになると逆に英語が出てこなくなるのだ。だけど、サブドクター的(?)な方とは英語で話した。フラフラな時に頭使うって大変っていうのが正直な感想。だけど、みなゆっくり分かりやすく話してくれるので意外と大丈夫。100%は理解できないが、重要な部分は何度も分かるまでオランダ語でも英語でも聞く。前庭神経炎だけは病名をハッキリ確認したかったので google を使った。(そんな病名 日本語でも知らなかったが)
長くなったので続きはまた。