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推しに畏怖した話 〜HYDE 黑ミサ in Frano ブログ 握手編~
黑ミサのコンサート終了後、握手タイムへ。
せっかく2時間かけて直したメイクも涙でぐっちゃぐちゃ。余韻に浸る間もなく、急ピッチで顔面修正工事。HYDEさんには美しいものしか目に入れてほしくないので、とりあえず自分が叩き出せるシーズンベストのビジュになれるよう必死で顔面工事(※難工事)。
HYDEさんがコンサート中に、握手について以下のようなことをおっしゃっていた。
HYDE:これまで黑ミサではサプライズ的に公演後に握手タイムを設けていたんですけど、今回は…握手タイムが………あります!(笑)皆さん等しく時間が与えられているのでね、スタートの瞬間から時間は始まっているので、最初に「ハワワ…!!」ってなると時間がなくなっていきます。時間が来たらスタッフがトントンしてくれるのでね。たまに一生懸命何かを伝えてスタッフに剥がされている人もいますが(笑)なので自分がスタッフに剥がされたら「あっやばい」って思ってくださいね(笑)まあでも、こちらからすると、それは微笑ましい光景なので大丈夫です(笑)何かを伝える場所ではなくて、握手する時間ですのでね。
※全てニュアンスです。
剥がされるイタいオタクに言及してたの普通におもろすぎる(笑)
この発言も踏まえて、握手する時に以下の3つは絶対に守ろうと思ってた。
持ち時間を無駄にしないため、スタッフの合図後、できる限り素早くHYDEさんの前まで移動する。
写真にHYDEさんの手が映るように、自分の左手はHYDEさんの手に被せない。
退場する時に絶対振り返る。
この3つだけは守れるように、同室の子と何回もシミュレーションした。笑(※我ながら可愛い)
MCのAliの事務連絡の後、テーブルごと(21番テーブル→…→1番テーブルの順)に呼ばれて会場の後方に整列。指定の順番に並ばされ、必ず全員揃ってから握手ブースへ移動、という流れでした。
コンサート後にお手洗いが超混雑してて部屋のお手洗いを使うよう案内された人もいたらしい。必ずテーブル全員が揃ってから握手へ行くため、テーブル順といいつつ、かなり順番が前後してた。
握手前のソワソワ
握手で何を伝えようかな?と、富良野にいる間、頭の片隅でずっと考えていたけど、結局全然定まらないまま握手の列に並ぶことに。
とにかくコンサートで感情が高まりすぎてて、(これはHYDEさんの顔を見た瞬間に号泣するな…)と思うのと同時に、前日Twitterで『握手の時に「●●してください!」ってお願いしたらこんなことしてくれたー♪』的な、えっHYDEさんってケーポアイドル?富良野の握手ってヨントン?って思うようなレポが流れてきたりしたけど、この厳かなコンサートの後にそんな会話私には絶対無理すぎるwwってなった。
とりあえずHYDEさんに、今自分が感じている純粋な気持ちを伝えつつ、HYDEさんに嫌われないようにイタい言葉は回避したいと思って「富良野まで来て本当に良かったです!」か「今日でHYDEさんのこともっと好きになりました!」のどっちかにしようと決めて、いざ扉の奥へ。
いざ握手へ
扉の奥に進むと、20周年和歌山の音源が流れてて、HYDEさんの歌声聴くだけでまた感情決壊して顔面やや崩壊(笑)情緒不安定すぎる(笑)
ちょっと待機した後、ブースのすぐ側まで移動。私と同じテーブルの人たちが、スタッフさんから「はいどうぞ〜」って言われてブースに吸い込まれていく。まじで流れ作業。ベルトコンベア。流れ早い。「はいどうぞ〜」の間隔をカウントすると、大体一人あたりの持ち時間は5秒くらい?
そして緊張MAXのままついに自分の順番。スタッフさんの「はいどうぞ~」を聞いて、落ち着いてHYDEさんの前までスムーズに移動する。
そしたらHYDEさんがいた。神が手を差し伸べてた。キリストのような唯一神アッラーのようなマザーテレサのような、人間が放てるオーラじゃない神聖領域がそこにあった。そして吸い込まれるみたいに握手した。
HYDEさんを見ながら、「手ふわふわ・・・(ヤマザキ薄皮クリームパンに似てる!)・・・なんか身長高い・・・あっ(台)・・・2メートルくらいある・・・銅像サイズ・・・目でか・・・顔から目がこぼれてる・・・ファンデーションめっちゃ濃い・・・」っていうのが1秒くらいで脳内でぐるんぐるん駆け巡った。
思ったよりHYDEさんの背が高くて、何回も修羅場を通り抜けてるからか、成功者特有(?)の瞳の奥が全然笑っていない目をしてて、観客席から見るHYDEさんと雰囲気が違って、なんだか神聖すぎて、握手してる自分に祟りがあるんじゃないか?みたいな、感動よりも直感的に「怖い……」って思って、畏怖の念的なものを感じた。初めて奈良の大仏見た時の感覚に近かった。(おい)
私:今日でHYDEさんのこともっと好きになりました
神:ほんと~??
私:(めっちゃ頷く)※声でない
神:●●ちゃん、ありがと~
この会話の間、ずっと目が合ってた、というよりまじで全身硬直した。畏怖の念を感じすぎて(?)なんか早く帰りたくなっちゃって(?)スタッフさんから『お時間です』って言われる前にHYDEさんの手を離してたww
握手ブースから帰る時に、(あっ振り返るんだった)って思って、HYDEさんのお姿だけでも見ようと思って振り返ったら、なんかHYDEさんが微笑み浮かべながらずっと私のことを見てた・・・(死)メロすぎた・・・ハッピーメロークリスマス・・・
まさか見てくれているも思ってなくて、アワアワしちゃって、そのまま後ずさりして、なんか小さく手を振った(?)振られた(?)お辞儀した(?)会釈された(?)気もするけど、とにかく頭が真っ白になって、そこから記憶消えた。
日頃行ってるケーポアイドルのお見送り会は、退場する時に振り返ったら次のオタクの相手してるから、HYDEさんも次のオタクの相手してるだろうな〜と思ったからまじでびっくりした。時間ない中でも一人一人誠心誠意対応してるんだなあ〜と思ってほっこりした。私がテーブルの順番で一番最後だったから、ちょっと余裕もあったのかもしれん。
Zeppの最前もラルクの最前も経験して、公録でHYDEさんと5分くらいお話ししたこともあるのに、富良野の握手は全く雰囲気が違った。なんだか快でも不快でもない、畏れ多くて崇高で神聖な、説明できない不思議な感情だった。
※ここから夢のない話が続くので注意※
※以下からめちゃくちゃ個人の感想です※
握手感想戦
握手の後、同じテーブルの同年代ギャルたち(※初対面)と己の握手タイムレポを披露し合ってて(※初対面と思えんくらいのマシンガントークで披露)、どうやら「●●ちゃん、ありがとう~」は定型文っぽい。黑ミサの客単価は27万。その分面倒くさ……主張が強いオタクも多分たくさんいるんだろう。対応に差が出てクレームにならないように、ある程度の定型文は決めてるんじゃないかと思った。平等は優しさ。
あとみんなと話し合ってる中で共通してたのが、HYDEさんとずっと目合ってたけど、いつ名札見たんだろう?ってこと。スタッフから並び順を指定されたので、握手の順番になっている名前リストを事前に確認しているんじゃないかな?という話になった。そう思うと、あの瞳の奥が笑ってない目も理解できる。そう、黑ミサの客単価は27万。その分面倒くさ……主張が強いオタクも多分たくさんいるんだろう。絶対名前は間違えられない。名前を間違えてクレームにならないように、かなりHYDEさんも集中していたんじゃないかと思った。
つまりメイクも濃くてファンデーションも蠟人形のように濃いHYDEさんが、「●●ちゃん、ありがとう~」って瞳の奥が笑ってない超絶集中モードで唱えまくる握手タイムだった。(笑)
整いすぎたビジュアル、人形のような濃いメイク、唱えるのは決まったセリフ、ベルトコンベアのように流れていくオタク…
まじでカリブの海賊のアトラクションかとおもた。
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もしくは昔ユニバにあった、E.T.アドベンチャーの感覚に近かった。アトラクションに乗る前に、スタッフに名前を伝えると、最後にE.T.が名前呼んでくれるやつ(笑)(※関西人しか分からん)
とにかくあんなに感動的な素敵なライブをした後に、握手でヨーホーモードに突入しながらオタクの手握っていくHYDEさん、まじで大変やな・・・というか職人技やな・・・ってなった。
握手の写真
翌日の朝、ツアーデスクで写真を受け取った。
写真を見たらあんなにHYDEさんの左手が映るように握り方を練習したのに、まさかのHYDEさんの手を両手でガッツリ包み込んでたww練習の意味無い
また富良野行きたいな〜⛄️