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最高の映画『バトルシップ』


こんにちは、やつはしです。今回は記念すべき2回目の記事ということで『バトルシップ』について書かせていただきます。最初に断っておくと、「この俳優の表情が〜」とか「この駆逐艦は〜」とか詳しい話はできません。「このセリフかっけー!」とか「戦艦強ぇ!!」しか言えないです。


登場人物とあらすじ

主要な人物

  • アレックス・ホッパー:主人公。美女のために閉じている店に侵入後
               ブリトーを盗もうとし失敗。
               『ジョン・ポール・ジョーンズ』の指揮官になる

  • ストーン・ホッパー:主人公の兄貴。ミサイル駆逐艦『サンプソン』艦長

  • ナガタ:海上自衛隊。こんごう型(金剛?)護衛艦『みょうこう』艦長

  • サマンサ:アレックスの恋人。リハビリトレーナー

  • シェーン提督:サマンサの父親であり提督

  • ミック:元ボクシングチャンピオン。陸軍退役中佐。両足が義足

プロローグ

数年前、アメリカで太陽系外の惑星と通信を試みる国際ビーコンプロジェクトが立ち上げられ、ハワイ・オアフ島に造られた送信施設より、送信が開始された。一方そのころアレックスはバーで酒を飲み美女(サマンサ)にナンパを仕掛け、彼女の父親がストーンの上司であったことでストーンが激怒。
ここでおそらく海軍に入隊させられる。(描写がない)

数年経って2012年、世界14ヵ国の海軍将兵2万人が参集する
『環太平洋合同演習』が開催され、併せたイベントにミズーリ退役乗組員の老人達も参加していた。アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦
『ジョン・ポール・ジョーンズ』の乗員であるアレックス大尉は、恋人であるサマンサとの結婚をシェーン提督に認めさせようとしていた。
しかし同じく演習に参加していたナガタ一等海佐と喧嘩沙汰を起こしてしまい、結婚どころか演習後の懲戒免職処分を突き付けられる。

そらからの贈り物

そして演習が始まった中、宇宙から5つの物体が太平洋を目指して降下してきていた。1つは人工衛星と衝突、バラバラになり香港を中心として世界各地に落下し甚大な被害を起こす。落下物を調べてみると未知の原子で構成されていることが発覚し、NASAは地球外生命体である可能性が高く、数年前のプロジェクトの影響であると結論付ける。

残り4つは太平洋ハワイ沖に着水、演習を行っていた艦隊はストーンを指揮官として『サンプソン』『みょうこう』『ジョン・ポール・ジョーンズ』の3隻を派遣する。

領域展開


電磁バリアー(外からの通信・侵入不可)

落下した物体から電磁バリアーのようなもの(以下:バリアと呼称)が展開され、3隻が取り残されてしまう。さらに付近から異星人の大型機動兵器が3隻出現。電波妨害によってなにもできぬまま『サンプソン』は轟沈し、
ストーンを含む乗組員が戦死。『ジョン・ポール・ジョーンズ』も至近距離で攻撃を受け艦長、副長を含む上級士官が戦死してしまい、アレックスが急遽艦の指揮を執ることになる。

ストーンの死に激昂したアレックスは敵艦に攻撃を仕掛けるが、
敵艦は『危険度の高いものを優先して排除する』という特性があり、
『ジョン・ポール・ジョーンズ』は狙われてしまう。

ナガタ


攻撃される瞬間『みょうこう』から援護射撃が入り攻撃は止まったが、
今度は『みょうこう』が狙われてしまい撃沈。アレックスは『みょうこう』のクルーの救助を優先し面舵いっぱい。

また、バリア内には国際ビーコンプロジェクトで使用されたアンテナが存在し、異星人はその場所に兵を派遣する。このアンテナを利用して母星と通信しようとしていることが発覚し、偶然この島に居合わせたサマンサとミックはこれを止めようとする。

心躍る名シーンと小並感

超至近距離砲

『みょうこう』の乗員を救助しまだ兄の死や自分がおかれている状況を把握しきれていないアレックスでしたが、ここで艦内に異星人が侵入します。
艦を動かすために必要な機関の破壊を阻止したはいいものの、異星人がまとっている鎧は並の銃ではダメージが通りません。そこでアレックスは異星人を甲板へ誘導し、自らを囮とした作戦を実行します。

アレックスと異星人

超至近距離砲は異星人の頭を吹き飛ばし、人類はここで初めて異星人に勝利します。
画像を載せることはできませんが、一連の流れと一発で吹き飛ぶシーンが見てて爽快でした。ここのアレックス覚悟キマりすぎててかっこよすぎる。

環境利用闘法

日が落ち互いに位置が把握できなくなった時、ナガタがある提案をします。
「津波ブイを使って敵の位置を把握する」
津波ブイというのは波がどのくらいの高さであるか測定する機械で、
相手の移動を波の増減で把握しようということです。
波の大きさから敵の位置を予測しミサイルを発射。
敵艦3隻の内2隻を轟沈させます。

ナガタ「これは米軍相手に20年使ってる」に対する発言

ちなみに有識者によるとこの方法は現実では不可能らしいです。
まぁバトルシップにリアリティを求めるのはお門違いなのでね。
ここでアレックスはナガタを認め彼に艦長の座を譲ります。
いがみ合っていた2人が互いを認めはじめる名シーンです。

朝日がもたらす勝利

敵艦2隻を撃沈したあと、アレックスがとある提案をします。
「昇ってくる朝日に背を向けて戦おう」
異星人が艦内に侵入したとき、彼らの目は明るいものに弱く、彼らの装備や敵艦には日光を遮断する効果があることがわかりました。

敵艦に狙いを定めるナガタ(左)とアレックス(右)

朝日が昇ったタイミングで二人は同時に射撃、敵艦のガラスを割り異星人は突然入ってきた光にパニックになり、その隙をついて一斉撃ち方。
3隻目を轟沈させます。
少し前まで敵対心を持っていた2人が息ぴったりの狙撃を魅せる激熱シーンです。2人が持っているこの銃、反動弱め・連射可能・敵艦のガラスを数発で割れるとかいうイカレ性能なんですが本当に存在するんですかね?

これにて一見落着…

ん?

完全自律操作型の兵器 通称『コロコロ』

そういえば着水したのは4隻でした。しかし電磁バリアーを張るだけで動かないと誰もが思っていました。
ナガタも「あいつは動けないと思ってた…」と発言するほどでした。

コロコロから逃げる2人


『ジョン・ポール・ジョーンズ』は大破し轟沈。
救命ボートに乗りなんとか助かった乗組員でしたが、もう艦はありません。
最後の最後で希望を打ち砕かれ、絶望していました。

「一隻ある…それも戦艦が」


アイオワ級戦艦『ミズーリ』

環太平洋合同演習と同時にアイオワ級戦艦『ミズーリ』のイベントが開催されていました。アレックスはミズーリに乗ろうと提案します。

「こいつは艦齢70歳のおいぼれです」
「射撃システムもアナログだし、エンジンも10年以上動いてない」
「動いたとしてもスチームエンジンの点火方法なんて知らない」
「動かすのに必要な機関兵もいない」
「無茶苦茶もいいところです」
乗員の口から愚痴がこぼれます。

死ぬミズーリ退役乗組員の老人

激熱すぎるって。
ミズーリのイベントに参加していた退役乗組員の老人が駆けつけ出航準備に取り掛かります。観光用になった艦を元の戦艦に戻し、70年の時を経て
ミズーリは太平洋に出ます。
かつて海で戦った老兵たちが力を貸すという王道展開ですが、初見時は鳥肌が止まりませんでした。

「みんないつか死ぬ…」

遂に最後の敵艦と戦闘に突入。
敵艦は戦艦ミズーリを見て危険な存在であることを察知し、攻撃態勢に入ります。ここでアレックスは砲台を敵艦と90度違う向きにするよう指示、敵艦のほうに向かって進み続けます。

アレックス「左舷錨を下ろせ!」

ナガタ「みんな死ぬぞ!」

「死は避けられない」

「アンタも死ぬし、俺だって死ぬ」

「みんないつか死ぬ」


「だが今日じゃない」


戦艦ドリフト

錨が張り艦は90度回転し敵艦の攻撃を回避。
砲台が敵艦をとらえます。

老兵「痛いのをぶっ食らわせてやれ!!」

「撃てェ!!」

砲弾は敵艦に命中。しかし相手は倒してきた3隻よりもはるかに大きく一発では倒せません。次弾装填の隙に敵艦からの攻撃が来ます。
敵艦の攻撃も命中、砲台2門が破壊されます。


大和金剛陸奥三笠ete「「「「せやな」」」」
駆逐艦では一発で大破していた攻撃を戦艦は耐えきります。
反撃の砲撃で敵艦は大破し、電磁バリアーが閉じます。
「だが今日じゃない」このセリフを聞くために僕はこの映画を見ていると言っても過言ではないです。

命か世界か

敵艦と戦っている間にも母星との通信のための準備は着々と進んでいきます。サマンサは通信でアレックスに山を吹き飛ばしてほしいと連絡。
砲弾の発射準備が完了し山の頂上に狙いを定めたところで轟沈したと思っていた敵艦が最後の攻撃態勢に入ります。砲弾は残り一発。
自分たちの命を優先するか世界のために通信施設を破壊するか2択を迫られます。

アレックス「一緒に戦えて光栄でした。一佐」

ナガタ「自分もだ。大尉」

2人の指揮官が選択したのは未来でした。
アレックスは発射命令を下します。放たれた砲弾は山の頂上に直撃、
山もろとも通信施設を破壊します。
この2人だけでなく他の乗組員も覚悟を決めた顔をしていて本当にかっこいいシーンです。

仲間

敵の攻撃(コロコロ)を破壊する艦載機

絶対絶命のピンチに仲間の艦載機と爆撃機が駆け付けます。
敵の攻撃を無力化し、敵艦を爆撃し今度は本当に轟沈します。
なんでこんなにかっこいいんだろうか。

おわりに

4000字を読んでくださった方がいるかはわかりませんが、ここまで読んでくださりありがとうございました。余談ですがこの映画は海外の映画評価サイトでは10点中6点未満で、最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞、最低助演男優賞、最低助演女優賞、最低スクリーンアンサンブル賞など酷評を受けています。しかし僕は映画に限らずアニメや漫画、ゲームは人の評価より自分が楽しめるかどうかだと考えています。他人の評価はあくまで参考であるということを忘れずに、今日もオタクとして生きていこうと思います。






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