喼急如律令! 『双星の陰陽師』【国士舘アニ研ブログ】
こんにちは、お久しぶりです。アイリッシュファラオと申す者です。
今年はなるべく多く記事を書いていきたい所存です。
今回紹介する作品は「双星の陰陽師」という作品です。漫画はジャンプSQで連載中で2024年5月現在で33巻まで刊行しており、TVアニメは2016年4月から2017年3月まで全50話が放映されていました。更にJbooksより漫画の番外編としてライトノベルが3巻刊行され、その内の一巻は人気により漫画化をしており、この作品の人気が窺える。因みにゲーム化もしています。。
そんな作品の魅力を今回はアニメ版と原作に焦点を当てて紹介していきます。
あらすじ
現代の裏側に存在する禍野には異業の化け物「ケガレ」が巣食う。それを祓い清め、人々を守るのが陰陽師である。
才能がありながらも陰陽師になることを拒む焔魔堂ろくろ(えんまどうろくろ)は神託により最強の陰陽師「神子」の親夫婦の陰陽師に与えられる「双星」の称号を得る。同じく双星となった化野紅緒(あだしのべにお)は全てのケガレを祓うことを理想に掲げる少女であった。
双星として戦いに巻き込まれていく中で、強くなりたいと真に願い戦い続ける紅緒を目の当たりにしたろくろは自身のトラウマである「雛月の悲劇」以降戦うことから逃げ続けていた自分の弱さと向き合う様になる。
紅緒に刺激され目を逸らし続けていた過去と向き合ったろくろは再び陰陽師として戦うことを決意し、二人は共に「双星の陰陽師」として強大なケガレと立ち向かう!
アニメ
声優
アニメの注目部分として多くの人が注目するのは、やはり声優さんではないでしょうか。声優さんの演技力が作品の質を変えるのがアニメの特徴の一つであり、人によっては作品のキャスト発表で見るかを決める人もいるほどです。そしてこの作品は流石ジャンプ系列というべきか声優陣はすごい豪華です。主人公の焔魔堂ろくろは花江夏樹さん、ヒロインの化野紅緒は藩めぐみさん。他にも豪華な声優さんがいますがキャラクターまで紹介してしまうとネタバレになるので主要キャラの声優の一部を一覧で紹介します。
(敬称略)
花江夏樹 藩めぐみ 芦澤優 村上歩 福山潤 浪川大輔 諏訪部順一 石川界人 鳥海浩輔 下野紘 中村悠一 小西克幸 寺島拓篤 沢城みゆき 小倉唯 Lynn 小野友樹 松岡禎丞 井上和彦 など。
声優さんの出演人数もこれだけでもだいぶ多いですが、まだ紹介できていない方も多くいます。声優ファンの人ならこのキャストを見るだけででも興味をそそられないでしょうか?
カットイン演出
陰陽師ものは漫画の詠唱を全てを持ってくると尺が足りなくなってしまうのである程度はカットされやすいです。ですがそれでは普通に技名を叫ぶ他のアニメとの差別化が出来ません。そこで技名の後に決め台詞を入れたカットインを入れることでより技に特別感を持たせています。
原作
恋愛
アニメ版での恋愛描写は勿論有りますが、原作はアニメ版を大きく凌駕します。詳しくはネタバレになるので言いませんが、主人公達の心情の移り変わりや主人公達以外の恋愛模様も経緯から描写されているのでより楽しめると思います。
詠唱
前回の筆者の記事を閲覧して頂いた方なら分かると思いますが、詠唱は筆者のイチオシポイントです。この作品は詠唱や技名には元ネタや実在する文言を使用しています。これだけ聞くと、陰陽師ものの作品を避ける人の特徴にあることが見られる、漢字だけの技は読みずらかったり、刺さらない人には興味を惹かれないと思います。ですがこの作品は横文字読みをしたり、詠唱には全て読み仮名が振っており、非常に読みやすいので陰陽師ものの中でも気軽に読めると思います。
因みに筆者のお気に入りは「ケガレ」が生息する場所に行くための技です。「今の現に不思議も大神の御門を欲過と爲て慎み敬ひ拝み奉る此様を平けく安けく聞食せと恐み恐み白す。禍野門解錠 |喼急如律令《きゅうきゅうにょりつりょう》。」
また、施設や装備なども現代の雰囲気があることから現代陰陽師ものでもありつつ、平安時代の要素が強い古式陰陽師ものでもある事からどちらのファンも楽しめるのもこの作品の魅力と言えます。
最重要! アニメ版と原作漫画の違い
結論か言うとストーリーほぼ全てです。アニメ版と原作では展開がほぼすべて異なります。ただ、書籍5巻くらいまではアニメとほぼ同じです。
ストーリーが違う理由は原作漫画の連載速度に対してアニメは一年間(4クール)で全てのストーリーを終わらせなければなりません。ですがアニメ放送当時は原作のストーリーの予定は伏線などを示唆する場面が多くあり、明らかに長期の予定で描かれていました。そこでアニメ版はオリジナルストーリーを展開する事により原作が妥協をして強引に終わることがないようにしました。結果、アニメ版は一年間で綺麗に完結を迎えられました。
対して原作は現在も連載中です。その為、当初の予定通りの連載が出来ています。
アニメ版も原作もそれぞれの魅力があり楽しめます。登場人物は同じ人物であったり、それぞれのみであったり逆輸入したりもするので、違いを探すのも楽しみ方の一つかもしれません。
因みにお勧めの閲覧順はアニメから原作です。先に完結した物語を見るほうが整理がつきやすく原作の連載をより楽み、次の刊行を楽しみにできます。また、アニメからの方がはいり易い人が多いのも理由の一つです。
最後に
今回紹介した魅力はほんの一部です。文章では表現できない部分など紹介していない魅力はまだまだ有ります。この記事で少しでも興味を持っていただけたのなら是非、原作・アニメ・スピンオフ等を見ていただけると幸いです。好評であればスピンオフの紹介もするかもしれません。
それから「喼」だけは変換の対象外だったのでコピぺしています。その為フォントに違和感を覚えた方がいらしましたら申し訳ございません。
最後になりますがここまでのご精読ありがとうございました。前回の紹介記事や次回の投稿記事、そして他の部員の記事を見ていただけると幸いです。
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