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ペット医療にウエアラブル電子端末

ヘルスケア業界では多くのウエアラブル電子端末が開発されている、心拍、血圧、体温 呼吸数 酸素濃度測定等のウエアラブルを低価格で購入することが出来、非接触で測定出来るデバイスも次々と開発されている。
 その中でも画期的なデバイスは、採血の必要ない血糖測定機である。痛みの殆どない細い針のついたボタンタイプのデバイスを腕に張り付けるだけで2週間の間 24時間血糖のトレンドを測定し記録出来てしまう。装着したまま入浴も可能で価格も1万程度で購入でき、センサーをPCに繋ぐだけでデータ管理が出来るソフトも無料で配布されている。
んな便利なデバイスを動物に利用できないか。糖尿病の治療には頻繁な採血が必要で、人間は自分自身で採血出来るが、動物は採血時に抑えるスタッフと採血するスタッフの二人が必要になる。採血の度々に動物には大きなストレスがかかり、オーナはその都度動物病院を受診しなければならない。獣医師は血糖値のデータを管理しグラフを作成する必要もあり、急性期には夜間に頻繁な採血が必要になる。

1ペットのストレス
2獣医療人員のコスト
3オーナーの経済的負担
4治療効率

これらの全てが解決されてしまう。

近年犬猫の高齢化に伴い犬猫の糖尿病は増加しており、当社運営の救急動物病院でも夜間の血糖測定に苦労していたので導入を開始した。

小澤賢記
ヘルスケアビジネスアクセラレーター経済産業省認定
獣医師 MBA こざわ犬猫病院院長 猫の病院バステト院長

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