私の脳の中身の話
私は普段何を考えているのか
最近、意識的に自分の意識を観察している。
前に意識とは脳内でしゃべることだと書いた。
しかし、これは少し違っていた。
私の意識はほとんどしゃべっていなかった。
仕事中は独り言のように頭の中で確かにしゃべっている(開発系の仕事なので常に何かを考えている)。しかし、仕事が終わるとどうだろう。
車の中で聞いていた音楽がいつまでも脳内で流れている。
深呼吸している間は何も考えていない。
目が疲れて遠くの景色を見ている時もぼーっと何も考えていない。
そしてしゃべっていないのだ。
また誰かと話している時、口ではしゃべっているが脳内はどうだろうか。話している時は脳内もしゃべっているような気がする。
相手が話している時はどうだろうか。聞いている状態は聞こえた声をそのまま脳内で解釈している。つまり一度脳内で喋り直すようなことはしていない。
また、漫画のように話している最中に、心の中で何か文句を言ったり、冷静に分析して喋ることはないようだ。うわっとか、まじ?とかはある。
どちらかと言えば、喋るよりも、感じている。嫌な感じを漠然と感じている。楽しい感じを漠然と感じている。
だから、仕事以外ではほとんど脳内でしゃべっていない。
本を読む時や、noteなどで文字を書いている時は脳内でしゃべっている。
仕事で難しいことを整理する時に脳内でしゃべっている。
あとは眠い、寒い、美味しいなどの感じたままの独り言である。
これはもしかしたら私の意識だけかもしれない。頭の良い人はもっと論理的な思考を普段からしてるのかもしれない。
もうひとつ気づいたことは、結構同じことを脳内で繰り返しているということだ。
例えば、車で聞いていた音楽がずっと流れている。
これは同じ記憶を何度も読み出している。
嫌なことがあれば、ずっとその事を引きずる。
これも同じ記憶を何度も読み出している。
人間の脳は結構単純なのかもしれない。
入力を記憶して繰り返し読み出す。
漠然と、どうしよう、あぁ不安だ、嫌だなぁ
嫌な記憶を思い出しては、嫌な感情になる。
しかし、これ、音楽が脳内で流れるのと同じじゃないだろうか。
音楽の場合は、漠然と、ふっふっふ〜•*¨*•.¸¸♬︎
何かノリノリ〜 良い気分
ということは、嫌な気持ちを消すには、嫌な記憶の読み出しを中断させることが大事。
それには別のことを考えて、違う記憶を読み出すのが良いと思う。
できれば楽しい記憶。そういう意味では音楽はいいかもしれない。
でも中にはどうしても嫌なことを考えてしまうこともあるだろう。強い記憶。
これは私の場合だが、嫌な強い記憶は、強いが曖昧な記憶。強い感情の記憶。強いけど漠然とした嫌な気持ちになった時の記憶。感覚。
これを取り除くには、よく聞くものとして、具体的な原因を深掘りしていく方法がある。
例えば、私は何が不安なのだ?上司が怖いからだ。
なぜ怖いのだ?言い方がきついからだ。
私だけにきついのか?いや皆にきつい。
ではその人の問題ではないか?そうだ。
つまり、何となく不安であることが、単なる言い方がきついことが嫌だとわかり、更にそれはその人の問題であって、私には何も関係ない話だった。
つまり、私の脳は大したことも考えず、記憶を繰り返し読み出しては不安になったり、楽しくなったりしていることがほとんどだということだ。
この脳のカラクリを認知すれば、
不安になった時、あ、また脳が記憶の読み出しを繰り返してるな?原因でも探るかな。と思うようになる。
私の頭の中はこんな感じ。。