インプットのススメ
インプットとアウトプットはどちらが大事か?
情報ばかりを得るけど、結局実行に移さないと意味が無い。だからアウトプットが大事なんだよ!
そういう話をよく聞く。
しかし、私から言わせると、
インプットが一番大事!の一択である。
これが今回の結論である。
しかしアウトプットが大事なのもわかる。
A.上司から言われただけの仕事をする
B.自分で考え、先回りして仕事をする
AとBどちらが良いかは明白だ。
この場合、アウトプットとはなんだろうか?
「仕事をする」だろうか?
もし、仕事内容がAもBも同じならどうだろうか?
そうなると「自分で考え」ることが大事なのだと気付く。
つまり、アウトプットするために自分で考えて判断すること、頭の中で整理すること、が大事。
自分で考え、アウトプットを続けていると、自然と自分の考えがまとまるようになる。頭の中がいつもスッキリしている感覚になる。その結果、頭の回転が速くなる。
なので「アウトプットすることが良い」というのは、実は「自分で考えることで物事が整理されて、やがて即座に良い判断ができるようになるよ」と暗に言っているのである。
じゃぁやっぱりインプットばかりするより、すぐにでもアウトプットした方がいいじゃないか!となる。
確かにそれはその通り。
ただ、このnoteを見たのをきっかけに、行動に移したとしたら?
果たして、このnoteというインプットがなくてもあなたは行動に移しただろうか?
別の視点で考えてみる。
アウトプットのもうひとつの良さは、何度も行うことにより経験値が倍倍ゲームになる点だ。良い仕事をすれば、それが周りに認知され、次から更に良い仕事が回ってくる。それがまた経験値となる。
では経験値とは何だろうか?
成功しても失敗しても経験となる。
何か行動すれば経験となる。
脳内シミュレーションでなく行動。
行動したことにより、反応が返ってくる。
成功か失敗の事実。失敗してもやれるだけの事はしたという手応え。どこで判断を間違えたのかが分かり、次へ活かそうとする。悔しいという感情。
これらは全て情報である。
よって、「行動によって得た情報」の記憶が「経験値」となる。
つまり、アウトプットした結果、それはインプットとして返ってくる。
しかもそのインプットは自分用にカスタマイズされた特別なインプットである。
例えば、恋愛マニュアルに、自分のことばかりを押し付けると嫌われる、といくら書いてあっても自分の脳内には定着しない。これが実際に押し付けで嫌われたとしたら、純度の高い自分用の情報となってインプットされる。
良い気持ち、嫌な気持ち。全てが「強烈なインプット」として記憶される。
そしてこれが次の判断材料となる。
人間の脳は記憶(経験)から判断してアウトプットを行っている。アウトプットするかどうかの判断も過去に記憶した情報によるものだ。
我々の脳は自動的にそう判断するように出来ているのだ。今の脳内は、今まで生きていた中でインプットしてきた記憶で作られている。
日本語が喋れるのも、九九ができるのも、字が書けるのも、全て学校でインプットしたからある。
周辺環境もインプット。家庭環境もインプット。生まれたばかりは、全てがガチャ状態。しかし、そこに運命の人や本や動画に出会って、何かに気付く。行動が変わる。アウトプットの方向、質が変わる。
だから、やっぱりインプットが一番大事!
自分を行動させる刺激的なインプットに出会えば(それはこのnoteかもしれない)あなたは自動的に行動に移すことになる。
そう考えると、もはや自分の意思とは一体何なのかと考えてしまう。全てがインプットに起因して、自動的に意識が決定しているのならば、「私」という概念は一体何なのか。
ひとつの答えを言うならば、そこに「私」は存在しない。あなたが考えていること、判断していること、嬉しい、悲しい、それらは全て脳が自動的に処理しているにすぎない。
ならば全力でこの人生が楽しくなるように、インプットを変えていくのが良いだろう。人間の仕組みが分かった上でインプットを受けるのと、知らずに受けるのとでは大きく変わる。
つまりインプットを選ぶ、環境を選ぶ。成りたい自分があるのならどんなインプットがあれば良いのか考える。あなたが行動するには何が必要ですか?夢ですか?希望ですか?お金ですか?行動するきっかけとなる刺激をもらいに行きましょう。
あなたの情熱や欲望を阻害しているものは何ですか?世間体ですか?常識ですか?漠然とした不安ですか?そんなものぶっ壊して自由になりましょう!
このnoteが、あなたが変わるインプットになれば幸いです。