※某まとめサイトにてまとめていた記事の転用です
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賛否両論ある中でのマナーや諸問題に関して、サイトやSNSを参照・引用してまとめました。データの参照や分析が甘い部分等あるかもしれません。
マナーのルーツ"江戸しぐさ"を辿る
原田実先生の本によれば、江戸しぐさが最初に世に出たのは、1981年読売新聞の「編集手帳」だそうです。これをきっかけに、徐々に広がっていったようです。歴史学者が取り上げたわけではありませんが、ちょっと良い話として広まっていきます。新聞に載ったのですから、信頼できる話とみんなが思ったことでしょう。
―――江戸しぐさとされるものの例
●喫煙しぐさ
江戸時代は禁煙令といったものがあったが、火災や贅沢の防止といった旨で、現在における意味合いを考えるとおかしいとされる部分らしい。
●戸閉め言葉
●水かけ言葉
●刺し言葉
●「ロクを養い、ロクを利かす」
―――歴史研究家の原田実氏の見解
また、同氏は「過去に対する過剰な幻想を持ってはいけない。そういう認識が広がることが重要だと思います。 」とも述べている。
マナーの現状・疑問点
ここ近年のマナートラブルはほぼこれに集約されるのでは…?しかし、それに留まらず多くの問題がある。
―――マナーが更なる被害を生む
―――店側が迷惑「伏せ丼」一方的なローカルルール
今となっては完全にオワコンだが…
―――発祥は?
伏せ丼は店側も迷惑であり、批判的意見が多い。インチキマナー・嘘マナー大喜利である。このサイトによると、マナー以前にどんぶりがひっくり返って伏せてある状態に対してよぶ呼称とも言えるらしい。
ここで伏せ丼について詳しくリンクがまとめられているが、リンク切れになってしまっているものが多い。内容から2006年ごろにはあったと思われるが、いずれも山形県(酒田市)。本当にローカルな風習なんだという印象である。
―――嘘マナー大喜利
―――また、マナー違反を避けるための代替案を紹介するものも。
―――マナーがマナーとして受け入れられるかはその場所の文化・価値観によっても異なる
―――マナーを推奨する側も実践できていないマナーの難しさ
―――常識がない、失礼を咎められたことを「謎マナー」と称する不甲斐無さ
インチキマナーや謎マナーと揶揄される不可解なマナーもまた厄介ではあるが、同時にそれらにかこつけて、自身の不手際を咎められた経緯について、その指摘を「謎マナー」呼ばわりされる危険も孕んでいる。
■懸念される高齢層のマナー
―――虚を突かれ大声を上げる高齢者
―――昔は良かった?
よく聞く吹き回しの「最近の若者は~」はエジプトBC時代にも書かれていたとされ、清少納言や徒然草にも書かれている。
■ジレンマ化するマナー
転じて何が正しいのかわからなくなるマナーだが…
上記二つのリンクから、アンボタンマナーという正しい着こなしのマナーがあるが、就活生ではNG。また、ストライプ柄のジャケットも同様に生意気だと見なされるようだ。
―――リンチの時代?悪い奴なら何しても良い?
p_shirokuma 氏のサイトは他サイトでも取り上げられているが、これら諸問題について的を射ていると思われる。
インチキマナーと誤用の数々
■徳利の注ぎ方
今年から注目され、疑問が沸き上がったが、実際はかなり前からも言われていた模様。
月桂冠のHPではこの様に書かれており、上記理由の(3)は時代背景的にもおかしいと思われるが、そもそもどの情報が正しいか明確に判断できないのも現状。
―――メーカーの見解
―――一方で、美濃焼の老舗窯元のあるメーカーの方の見解
―――あるマナー業界の方の見解
快くあってのマナーであり、マナーあっての不快感では元も子もない。お互い悪い思いをしないように各々マナーを自分で作っていく時代になっていくのかもしれない。
■お茶のマナー
―――出されたお茶は飲むのが良い
飲むタイミングなど最低限の気遣いは必要なものの、飲む=マナー違反はやはりおかしい。
―――迂闊なマナーというマナー違反
■印鑑の押し方
なお、このマナーは電子書類にも適用されており、「電子印鑑」にも左に傾ける機能があるという。
シャチハタはユーザーの要望からこのような機能を実装させたとか。
―――企業の見解
金融系などの一部企業で行われているローカルルール的マナーのようで、日本全国での慣習ではないようだ。
―――これらを踏まえた上での印鑑の販売サイトの見解
■目上の人に「ご苦労様です」「了解しました」は誤用か?
―――いつから問題視されるようになったか
下記は菊池氏の検証サイトで、実際のマナー本を参照した検証が行われ、詳しく記述がされている。
―――さらに飯間氏の見解
―――では「ご苦労様」「お疲れ様」に覚える不快感の正体とは
「我が意を得たり」と声を上げたのが中高年世代である。
以上を踏まえると、歴史的根拠などによらず”けしからん罪”なる魂胆だと思われる。
―――そんな中、天皇陛下に「ご苦労様」といった例も
真相は定かではないが…
不承なマナーと疑問から考えるマナー
■エスカレーターで片側を空けるか?空けないか?
―――発祥は…
―――なぜ片側空けがダメだとされるのか?
「本当は正しくない」という認知自体はされているが、具体的なその詳細を述べられる人はどれほどいるだろうか…
具体的には下記サイトにて記されている。主に、すり抜けによる利用者との接触や転倒、また、怪我などの理由から片側(右側)の手すりにしか掴まれない人にとって片側(右側)空けが常習化すると不自由である。と、この様な理由である。
―――それに伴うキャンペーンの実施
■電車で食事は?またどこまで許せる?
―――JRの見解(新幹線の場合)は
では食べて良いのか…しかし、
―――再びJRの見解(新幹線の場合)は
駅構内で販売されてきたのにも関わらず、今では禁止(?)である。
―――私鉄や地下鉄の場合は?
―――JRの見解(私鉄の場合)は
―――JRの見解(地下鉄の場合)は
■「ラベルを上に」はなぜ?
―――疑問になる「いつどこで発祥したか」
薬品でラベルが汚れて中身を間違えるのを防ぐためらしいが…
明確な発祥は不詳。「客に商品を確認する」もとで行う、ソムリエが元ではないかとする意見もあるが…
この方のブログ内ではラベルを「隠す」事について記載されている。どちらが正しいのか、またそうであるとすればどのような理由か、曖昧なまま一人歩いしてしまっていることが問題である。
■敬語=敬意?上下関係?
―――敬語の種類
―――歴史的には
「身分制度の細分化」「人間関係」といったルーツから、言わば関係性を示すものだと取れるが、目下のものをぞんざいに扱ってよいとは捉えていない。との旨だ。
”けしからん”雰囲気の正体
より個人的な考えが浮き彫りになるものの、原因と考えられるものについて以下にまとめました。
―――「お前も苦しめ」という精神と同調圧力
共通して言えることはいずれも結果として「不幸の共有・平等化にしかならない」ことだ。
―――(帰属意識、集団意識が引き起こす)嫉妬
変容するマナー
―――新たな慣習で新たなマナー
テレワークにおけるマナー。
―――マナーが悪いとされていた日本人観光客
例えば『読売新聞』にこんな記述がある。
―――どう転換したか?
―――「マナーの悪さ」を逆手に
■礼儀2.0
―――「相手の時間を使わせるのが失礼」というマナー
―――礼儀のアップデート
参考・関連文献