関東フットサルリーグ2部第8節 プレビュー
第7節終了により、関東フットサルリーグ2部は折り返しとなりました。
現在は消化試合数に差があるものの、首位からの勝ち点差3に6チームがひしめく大混戦となりました。mmは既に2敗と普通なら優勝はかなり絶望的な状態ですが、今季はこれでも何故かかなり上位につけることができていますね。各チーム、今季をチャンスと見てここから更に追い込んでいくでしょうから、一歩抜け出すチームがあるかがポイントになってきますね。
また、今節で真夏の6連戦も5連戦目。間違ってるかもしれませんが、バッファローズ、栃木シティ、フェニックス横浜が5連戦目に突入しています。上2チームはFリーグの下部組織ですし、フェニックスも「フェニックスならなんか大丈夫な気がする」みたいな雰囲気はありますが、社会人フットサルの領域で真夏にこれだけの連戦があるのは改めて恐ろしいこと。絶対しんどいと思います。
しかし、8月最後を告げるこの日、聖地水海道で怪我のない良い試合を期待したいですね。
それではいきます!
前節レビュー!
すみだバッファローズ vs. シュプレモヴェント群馬(10:30〜)
この日の開幕は前節、実質首位の町田を降し、好調のバッファローズと、次第にクオリティを上げ、前節初の勝ち点を手にした群馬との1戦です。
バッファローズはやはり何度も触れていますが、日本一を手にした高校生たちが充実した時間をこちらでも過ごしており、スコアを動かす部分で欠かせないファクターになっています。また、少し年齢が上がった大学生年代の選手たちも、特にPPなどで抜群の安定感を見せてチームを牽引。バランスが非常に取れていて、中々勝つのは骨が折れそうです。
群馬は人数が少ないながら、少しずつチームとしての狙いや連携が取れてきて、ボールが回るようになってきました。降格圏脱出のために、ここで勝ち点3を取ることができれば非常に大きいところ。相手の勢いある攻撃陣をどう止めて攻撃に繋げられるかが重要になるでしょう。
ちなみに、バッファローズは関東2部でも屈指の遠さの会場、県北体育館ですら、応援団がいらっしゃっていました。しかし、第1試合というところで今回は応援団が駆けつけられるか、その辺りにも注目していきたいと思います。
栃木シティ vs. フェニックス横浜(12:20〜)
2試合目は好調の栃木シティと、前節の勝利を復調のきっかけにしたい、フェニックス横浜の試合です。
栃木は特に、守備がかなり仕上がってきました。構造としては割とよくあるマークチェンジしつつのマンツーマンディフェンスですが、一人一人のプレスのかけ方が上手く、かつ全員かなり機動力もあるので、ボールがよく引っかかります。そこからシンプルにゴールに走る力もあり、派手さはなくとも硬く勝ち点を得られるチームになっていますね。
一方のフェニックスは、今季勝ち点は奮ってはいないものの、その個の威力はめちゃくちゃ高いです。最後、試合を決定づける1発が今季は中々遠く、そこがネガティブなファクターにはなっているのですが、前節はそこできちんとスコアが動かせましたね。復調のきっかけになるかもしれませんので、この試合でそれを証明したいところですね。
AOH vs. 町田アスピランチ(14:10〜)
初の勝ち点獲得を狙うAOHが、実質首位のアスピランチに挑む一戦です。
AOHは、チームとしての仕上がりの出口が中々見出せず、結果も繋がらないというかなり苦しいシーズンになってしまいました。ただ、チームとしての声かけはまだ生きていますし、試合を見ていてもこのまま終わってなるものかという姿勢は常に随所で感じられます。ですから、本当に出口を後一個見つけることさえできれば、勝ち点にも反映されてくるのではないでしょうか。強敵との対戦でそれを引き出していきたいところだと思います。
アスピランチは前節、バッファローズとの上位対決に敗れました。内容的には悪くなかったものの、ゴール前の精度の差が割と出てしまい、評価の難しい試合だったと思います。自分たちをこういう試合の後は疑いたくなりますが、その葛藤をどう修正してくるでしょうかね。勿論、このチームであれば特に気にせずいつも通り、淡々とやってそうではありますが。
折り返しの試合として、両チームともに価値のある試合とはなるでしょう。いい試合に期待したいです。
クエルボ埼玉 vs. 情熱ロンリネス(16:00〜)
9位、8位と現在は下位に位置する2チームの、浮上のきっかけを掴むための試合になりそうです。
クエルボは、個人の突破というわかりやすい武器があるものの、気合いで対応されたり、最後ゴレイロに鍵をかけられたりすると少し攻めあぐねることが多く、苦しい試合が増えてきました。勿論守備も相応に硬いのですが、もう少し要所で点を取って楽にしていきたい!という展開が多いですね。セットプレーなどがもう少し仕上がるとより良い気もしますが、その辺りに注目です。
情熱は、要所にらしさが見えるのですが、シーズン序盤はあったゴール前の最後の一歩の固さであったり、思い切りゴールを狙いに行く熱さが少し減退している気もします。また、今季は意外とセットプレーもスパッと入ることが少なく、得点を奪う局面、最後に守る局面でもう少しらしさが帰ってくるといいような気はしますね。
個人的に、関東2部の中でも両チーム、「酒に強そう」という完全な偏見を持っています。いや、めちゃくちゃ偏見ですけど、アズヴェールさんとかお酒あんまり強くなさそうじゃないですか。めっちゃ何となく。バッファローズに至っては、ほぼ未成年ですしね。そういう意味で、勝利の祝杯が個人的に似合うチームということで、どっちが酒を美味しく飲めるのか、楽しみにしていたいと思います。なお、mmは酒でも戦えるチームとして幅を利かせたいと思っていますので、オフシーズンにお気軽に対戦しましょう。
ロンドリーナ vs. BRB(17:50〜)
前節はホーム開催で栃木シティに惜しくも敗れた10位ロンドリーナと、前節群馬と悔しい引き分けとなった7位BRBとの対戦です。
ロンドリーナですが、決してチームとして悪いわけではないのですが、「得点に対するリアクション」が少しだけ若さを感じさせてしまっている点が、勝ち点を伸ばしきれない一因になっている気はします。自分たちの得点、相手の得点どちらに対しても、少しバタついてしまう感があり、全体として組織が間延びしたり、最後の踏ん張りが効かなかったりしてしまっているような気がしますね。ここでガッと「締めてくれる」プレーをする選手がいないか、そういったところに期待したいです。
BRBは前節、ゴレイロが退場しFPがゴレイロをやるという緊急事態に。今節も累積で出場停止でしょうが、大丈夫でしょうか。若干心配ではありますが、不運というのは基本的に耐えることが絶対解となります。こういう時に試されるチームのコミュニケーションが、どれだけ試合でも発せられ続けるかには期待したいですね。
会場情報
今節は関東2部の聖地水海道体育館からお届けします!
ただ、アクセスは悪く、水海道駅を降りてから徒歩50分ほど。タクシーも捕まりにくいため、基本はお車でのご来場、お願いいたします。
また、YouTubeでもライブ配信が行われているため、「関東フットサルリーグ ライブ」等検索の上、ご観戦ください!