aoni 2nd Single DRAMA Release Tour Final SHIMOKITAZAWA
ANGM RECORDS齋藤です。こんばんは。
自分のバンドの話をしてもいいでしょうか。なんなら宣伝要素強めです。
This Time We Will Not Promise And Forgiveと対バンするという話。
僕がベースを弾いておりますaoniというバンドが現在ツアーを回っているのですが、そのファイナル公演をホーム下北沢ERAにて開催します。ツアーファイナルとなるとやっぱりワンマンかツーマンでしょ。ってことで今回はツーマンにしました。お相手はThis Time We Will Not Promise And Forgive。
なんでやねん、というツッコミが今でも聞こえてきます。ここでTTWWNPAFの聞こえるという曲を流すという小ボケを挟みたかったのですが残念ながらネットでは聴ける環境がなく。
2021年9月高円寺にあったBridge guitarsというお店で店主の高澤さんに会い、なんだか見覚えのあるベースをメンテナンスをしていたので聞いてみると「killieのyOshiさんのだよ」とのこと。動画で見たやつだと納得。そのまま話を続けているとyOshiさんご本人がご来店。齋藤緊張で固まる。
こんな流れでyOshiさんとは出会い、緊張しつつも高澤さんのフォロー(?)を受けながらyOshiさんといろいろお話できました。そこで「僕ディスタイムがすごく好きで聴いてるんですけどライブ見たことなくて。どこかでまたやりませんか?」ということをなんとなく聞いてみると「久しぶりにやりたいし、誘われたらやるよ。」と優しい返答があったので齋藤は「そしたら僕のバンドとツーマンさせてください。」というクレイジーな申し出をしてしまったのです。たまに自分でも狂ってるなと自覚する瞬間はあるのですがこのときはアドレナリンやらドーパミンやらで間違いなく平常心がやられてましたね。
こちらがThis Time We Will Not Promise And Forgive。毎回丹精込めて手打ちしてます。
狭い空間ででかい音鳴らして、オーディエンスもそれに応えるように体を揺らしてて、会場が熱気に満ちている。ポストハードコアの音像でありつつも歌えるメロディー。金属質なギター2本の絡みがどの曲も絶妙で、推進力のあるドラムとゴリっとしたオルタナヒーローなベースが音の壁を完成させてます。僕はyOshiさんの声が本当に好きなんですが、この対照的な2人の声がある種の心地よさを生んでますよね。aoniをやるにあたってロールモデルにしているバンドの1つです。
そうなんです。ここまで言っといて僕ライブ見たことないんですよ。とある先輩から「お前、自分が何やってるのか分かってるのか?」とご指摘いただくこともありましたが、やっぱりあんまり分からないかもしれません。自分の中でTTWWNPAFって上のYouTube含め音源とか動画の中の人たちという認識だったんですよね。
TTWWNPAFの音楽と出会ったのは僕が高校3年生くらいのとき。当時地元の高松TOONICEにCDを買いにいって井川さんとお話するというのが放課後とかの楽しみでした。知識のない僕にレコメンしてくれたりしてたんですがその中にImpulse records主宰のBreaking Concept vol.4がありました。たしか何枚か買ったから1枚あげますよみたいな流れでプレゼントしてもらったような記憶があります。井川さんありがとうございました。
その頃の僕はtoldだとかピアノガールだとかをはじめとする下北寄りの邦楽ギターロックばかり聴いていて、ハードコアとかパンクとかには一切興味がありませんでした。じゃあなんでTOONICEに出入りしてんだよって話ですが。そんな状態なので正直井川さんにレコメンしてもらった作品も結構「メロもキャッチーじゃないし、よく分からんなあ。」と思うことが多かったのです。ただそのBreaking Concept vol.4の中に入っていたTTWWNPAFの2曲はすごく耳に残っていて、ギターがかっこいいっていいなあと思ったのを覚えています。
上京して大学生になり、聴く音楽の趣向も少しずつ変わっていく中でエモ・ポストハードコアに出会いました。Engine downとかSuis la luneとかを聴いててもっと掘ろうかなと思ったところでImpulseリリース作品のすごさに気づき、TOONICEで買った音源をまた掘り起こすのでした。出土したBreaking Conceptを開き、KENNY BAKERから聴いていってTTWWNPAFの聞こえるが流れたときに衝撃を受けましたね。そしてYouTubeで映像を見てどハマりしました。このバンドについて話せる友達はあまりいませんでしたがApple Musicを使い始めたときにPDSとのスプリットが聴けてテンション上がったり、ネットでディグってoto recordsのこと調べてみたりどこか自分の拠り所になるような存在です。
こういった経緯があり、先述しましたが僕にとっては復活前のNUMBER GIRLのような存在であり、そんなバンドとやれるならチャンスでしかないでしょという気持ちだけでオファーしてしまいました。もちろん音源も送ってyOshiさんにはライブにも遊びにきてもらいました。本当に真っ直ぐに向き合ってくれる良い先輩です。音像も人柄も含めてこんなアーティストになりたい。
5/4はそういった憧れをぶつける気持ちとツアーを通して得たものを全部詰め込んだ演奏をします。自分で言うことでもありませんがツアーを通して結構見違えた気がします。
今回リリースしたDRAMAという曲を録音した下北沢ERAというライブハウスにて千秋楽。メインスピーカーを入れ替えて音も良くなったみたいです。
DRAMAに収録されている小説の作者である太田靖久さんがブックマート川太郎として出店していただきます。太田さんの作品はどれも狂気的で面白いですし、ODD ZINEの活動はこれからもっと広まってほしいなと思ってます。大学の先輩のコバタロカレーは毎度絶品なので是非食べてみてください。
ツーマンライブのイベントではありますが、いろんな思いが交差する1日になります。是非その目で目撃していただければと思います。皆様にお会いできることを楽しみにしております。
5/4(Wed) 下北沢ERA
「aoni 2nd Single "DRAMA" RELEASE TOUR FINAL TOKYO -ERA 20th ANNIVERSARY-」
aoni
This Time We Will Not Promise And Forgive
出店:ブックマート川太郎 / コバタロカレー
OPEN / START 18:20 / 19:00
前売り券 ¥2700
aoni 予約フォーム
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?