アカメへの挑戦@高知県浦戸湾
人生初めての【アカメ】への挑戦。
GWを利用して高知県まで行ってきました。(2019/04/30〜05/04)
※高知は広いよ。そして遠いよ。
釣り人、特にルアーマンにとっては一度は挑戦したい魚ではないでしょうか。
なんて言っても、世界中で探しても日本の一部の地域にしかいない魚で、
日本3大怪魚なんて言われている魚です。(誰が決めたのかは不明)
その特徴は、まずデカイ。エリア限定。そして肉食魚。
最後に目が赤く光る。(名前の由来)
こんな神秘的な条件を持っている魚は他にはいないのではないでしょうか。
学生時代から【アカメ】に仄かに憧れて、今回挑戦できるわけですから、ルアーマンとしてはそりゃ気分も高まるわけですよ。
ちなみにそんなアカメに挑戦できる場所がかなり限定的でして、日本国内では
・高知県の一部
・宮崎県の一部
にしかいないと言われています。
※実際に釣れた記録の北限は、横浜まであるそうですけどね。
それ言ったら東京湾にGT(詳細いえばMT?)も釣れるわけですし。
ただし、宮崎県では、「指定希少野生動植物」の扱いを受けているようでして狙って釣るのは禁止されています。
となると実質、釣りできるのは高知県しかない。
というわけで高知県が地元の友人の帰省に紛れて今回はアカメへの挑戦となったわけです。感謝感謝(^^)
そんな【アカメ】を釣るに、何もわからない僕らはとりあえずボートを予約して現地の人に聞くという簡単な方法を選択するわけです。
(これが後から後悔となることをそのときは知らず)
では釣りにとって重要な情報を3つ。
①【アカメ】は夜行性。
夜の方が圧倒的に口を使うそうなので、夜のが釣れる確率は高まります。
②潮の干満差が大変重要。
特に、大潮の干潮から満潮のときが一番良いそう。
今回はそんなGOODタイミングに合わせる余裕がないため、中潮の満潮から干潮のタイミング。でもかなり潮は効いていた。
③タックルはPE3-4号のリーダー50-80lbがメイン。
今回用意したタックルは以下の通り。
1.ベイトタックル(強め)
ロッド:(ツララ)エルホリゾンテ78
リール:(シマノ)カルカッタコンクエスト401
ライン:(クレハ)シーガーPE X8 3号+(モーリス)フロロ60lb
2.ベイトタックル(弱め)
ロッド:(ツララ)モンストロ75
リール:(ダイワ)ジリオン TW HD
ライン:(クレハ)シーガーPE X8 2.5号+(モーリス)フロロ50lb
3.スピニングタックル(かなり弱め)
ロッド:(ツララ)グリッサンド72
リール:(ダイワ)エクスセンス CI4+ 3000MHG
ライン:(シマノ)PITBULL 8 1.0号+(クレハ)ショックリーダー20lb
4.スピニングタックル(なぜかマグロ用)
ロッド:(シマノ)オシアプラッガーフルスロットル 74ML
リール:(シマノ)ツインパワー XD C5000XG
ライン:(クレハ)シーガーPE X8 3.0号+(モーリス)フロロ60lb
※当日のタックル。少し弱めかも。
で、当日になるわけです。
高知までわざわざ来ておいて、夜行性だからって「夜まで待てるかー!」
となった我々は勉強熱心?なので、とりあえず桂浜水族館まで。
ここ、なんとアカメがいます。しかも沢山(; ・`д・´)
そんな大きな水族館ではないですが、めちゃめちゃ楽しめました。
(ほぼ、アカメの前にいましたけどね。むしろそれ以外は釣りコーナーしか見ていないぐらいw)
※おお。。光っとる光っとる。神秘的な光。
こうやって生のアカメを見るのは初めてでかなり興奮している自分がいました。
※こうやってまじまじ見ると少し恐怖すらある。
桂浜水族館には、アカメコーナーが大きく、しっかりと説明してくれてました。へーそうなんだ。ふむふむ。。
※不明な点が多いらしい。謎多き魚。これまた憧れる。
出船
事前情報では、イメージはシーバスに近いと思っておりました。そんなこんなで16時になったので、集合場所にいきいざ出船!!
※当日の天気はあまり良くなく雨のち曇り。
今回の釣り場は、高知県の中心地からほど近い【浦戸湾】
高知は自然多いところでしたが、浦戸湾だけは東京湾に近い感じで、あまりきれいなところではなく。少し残念。
ポイント到着
ポイントには着きましたが、アンカーおろしてずっと潮が流れるのを待ちます。
待ちます。
待ちます。
マチます。
マチマス。
MACHIM、、、
かれこれ、2時間近く待ちました。
待ち過ぎじゃない?もちろん1時間ぐらいは投げてましたよ。
投げ続けてましたよ。同じところで。
オカッパリの人からしたら、当然だ!と怒られてしまうのでしょうけど、
普段、ボートでの釣りばかりしてたので、同じ環境で同じ場所に2時間投げ続けるのに抵抗ができてしまったのかもしれません。
そこには投げていない自分がいましたw
いや、まだオカッパリなら移動ができるので投げ続ける自分がいるのかも。
初めての高知で、初めてのアカメ、しかもボートチャーター。
何もわからないので、言われた場所で言われたことをやり続けないといけないのはわかりますが、ルアーサイズやタックルに関しても、合っているのかわかりません。
これでいいのかと半信半疑でやり続けるのはちょっときつかったです。
時間は過ぎ、19時前に
結構、投げたり休んだりしていて、ちょうど橋脚にある街灯から、
明暗部ができ始めたとき、ついに当たりが!!!!!
というか食うところ見えたww
ダイワのD-SPOON(1-1/4oz)が着水し、一巻きで(水深2mぐらい)、ギラッと反転する魚体!
おっまぁまぁあるかも。
と思った途端、ゴリ巻きしている自分がいました。
だって、タックルPE3号のリーダー60lbのマグロタックルだもん。
1mいかない限り余裕でしょうと。
で、全然パワー負けせず上がってきた魚体がこれ。
※シーバス。。。72cm。。。。
※口位置おかしいので、勘弁。
残念。あたったときは、勝手にアカメ来た!とおもったのですが、3号とはいえ、余裕で巻ける時点で
「絶対アカメじゃない、これ。」
って思ってました。
その後も橋脚の明暗部を潮が動く限り
投げ続け、
投げては投げ、
投げ、投げ、投げ、投げ。。。
移動をお願いしましたw
※北から南へ移動、場所が変わると雰囲気も変わる。
移動先は全く雰囲気の違う場所
今度の場所は、街灯もなくかなりの暗闇。
ただ、あちらこちらから音が。
360度、全方位でボラが飛んでます。
はじめは、ボートのエンジン音にびっくりして飛んでいるのかと思いきや、
ボートが止まって、アンカーをおろしても飛んでます。
多分、これ、
はじめに飛んだボラの着水音にびびったボラが飛んで、
その着水音にびびったボラが飛んで、飛んで、飛んで。。。。。。
これ永遠に飛んでない?ってぐらい飛んでました。
※移動先は真っ暗。ボラの着水音がこだまする。
ただ、30分に一回、明らかに違う音が。
【ボフッ!!!バフッ!!】そのボラを食べているのか、
デカイボイルらしい音が聞こえます。
この場所でも2時間弱、投げ続けました。
そしてついにその時が。
ボラのサイズが20cmぐらいと予想して、且つトップに出ているわけだから、ここはmegabassのメガドックだなと。
この場所ではこのルアーしか投げてません。
投げまくったとき、着水と同時に【バフッ】
「おおおおっーーーーーでたーーーーーーーーーーー!!!」
出ました!何かが!しかし軽い!恐ろしく軽い。。
バレたーーーーーーー。かなりショックでしたが、
巻き続けているとなんか生命感が。
その先に付いていたのものがこれ。
※ボラ22cm、まじでマッチザベイト!
終わり
わかったのは、
イメージがつかないので、同じ場所で集中できなかったこと。
に尽きます。
特に、橋脚の明暗部で且つ同じところを4時間打ち続けることなんてイメージもないのに絶対無理。
まずはオカッパリで移動しながら、自分なりの答えを探すことが近道かなと思いました。
(あと、きれいな川でやりたい。。四万十川とか)
かなりハードルの高い釣り
今回、とあるボートにお世話になったのですがね。
もう少し丁寧に教えてほしかったなと。
電話にて、事前に何が必要か聞いても具体的な商品名とか出ずにふわっとした回答。
また当日もポイントに着いても、特に指示なし。
もちろん聞いたときは何かしら答えてくれますが、
なんともふわっとした回答で。。。。
ポイントに連れて行くから勝手にやってくれ的な。。
まぁ答えのない釣りだから、ふわっとしているのかもしれませんね。
だからこそ、まずは自分の足で探したくなったのかもしれません。
というわけで、はじめての人でチャーターのボートはおすすめしません。
GTやマグロ、バスに渓流、真鯛にマゴチになんやらかんやら〜
沢山の釣りを今までしてきましたが、これだけ情報がしっかりしていない釣りは初めてで、かなり準備から不安でした。
この文章を読んで、少しでもヒントになれば幸いです。
(※ならない可能性が大いにある!!!)
まとめ
ここに持っていった方が良いルアーを書いておきます。
何ヶ月後かの自分よ!ここにあるのは必ず持っていけ。
【ロッドやリールは問題ないかと思いましたので、とりあえずルアーだけ】
ミノー
・O.S.P ルドラ130S
・O.S.P ルドラ130SP
・IMAKATSU リップライザー130 ゲキアサ
・megabass 110SW
トップ
・JACKALL ポンパドール
ダイビングペンシル
・シマノ 別注平政145F
なんかふざけていると思われるかもしれませんが自分の中で、スローに引けるルアーほどいい感じがしました。
バイブレーションとかよりは、ゆっくり巻けると釣れる気がします。
上記のルアーを選択した理由は、
・アカメは捕食が下手
・潮が動いたほうが釣れるが潮が速くなると、水中ではゆっくりひけない
・今回の場所は比較的、水深がなかった
これらの理由から選択しています。
ミノー(マキモノ、ジャークベイト)が多いのは単に、今回忘れたため、投げたかったのに投げれなかったのでww
セオリーとか知らん。何度も高知へ通ってやるぜ!!
※ちなみに今回一番投げたのはラインスルートラウトでしたw