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『初挑戦!種子島GT釣行!』人生釣り三昧#43

おはようございます。
他人を観察するのが癖でどのような生き方をしてきたかってやっぱり立ち振る舞いとか雰囲気に出るなぁと思っているんですが、種子島で出会った船長のお父さんの雰囲気が「最前線からは手を引いた手練れ」そのもので池永裕二先生以来の衝撃を受けたかずおかです。
 
#シルバーズ・レイリーな雰囲気
#あれは男も惚れるやつ
 

さて。
 

すでにInstagramやTwitterでは投稿しましたが先週、3泊4日のスケジュールで種子島へ行ってきました。

今回は初挑戦だったので次自分が行くときの参考になるよう全体的な流れも含めて感じた事を書いていきたいと思います。

今回種子島に向かった目的は勿論GT(ジャイアントトレバリー)を釣ること!

GT自体は種子島に限らずそれより南の海であれば割と狙える場所も多いようですが自分の住んでいる地域から一番手軽に行けるというのが種子島でした。
(とは言ってもそれなりに準備も必要ですし費用もかかります…)
 

金曜日の朝に家を出て近くの電車を乗り継ぎ新幹線で鹿児島中央駅へ。

車で行くか最後まで悩みましたが一人で行く時の費用(高速代・ガソリン代・駐車代)と時間、トラブルが起こる可能性を踏まえて考えた結果、新幹線を利用するという判断に至りました。
 

鹿児島中央駅に到着後、今回の旅に同行する後輩と合流して腹ごしらえ。

鹿児島で学生時代を過ごした後輩が愛して止まないという『豚とろ』へ行きましたが柔らかくてボリュームのあるチャーシューが最高に美味でした。
 

腹ごしらえをしたら市電に乗ってフェリー乗り場の最寄り駅まで移動。

今回はよく分からずとりあえず市電を利用しましたが荷物が多くて市電の人が多いと大変なので多少値段が高くなっても複数人ならタクシーが楽だったかなぁと感じています。
 

そしてフェリー乗り場へ到着。
今回利用したのは高速船トッピー。高速船以外にも選択肢はありましたがこれもそこまで値段が変わらなかった点と都合の良い時間の便があったので利用しました。
 

釣具の為の収納スペースは無いためロッド関係(特にハードケース無しで持ち込む場合)は万が一の時に保証できないと念押しされますが手元に置いておけばいいので特に心配する必要はなさそうです。
(行きの便ではスタッフのお姉さんが気を利かせてくれたので他の荷物とは別の場所で見てもらえました。)
 

ちなみに今回は僕が前日、後輩は予約無しでチケット購入に至りましたが二人とも問題なく隣の席で予約が出来ました。
現在、便数が変動的なのと乗船状況によっては急に予約が埋まることもあるみたいなので予約しておいて損はない気がします。

そんなこんなで1時間半ほどで種子島へ到着。
ちなみに今回お世話になったのは種子島と言えば!の『LIFE Fishing Guide Service』島崎船長です。
今年からサンラインのソルトテスターとしても活動して頂いております。
 

残りの3人は別の船で既に到着しており車で来ていたので僕と後輩だけ船長の送迎で宿へ。

今回の旅の宿は『ロッジ・セルフィッシュ』
 
基本的にチャーターでしか予約出来ない為、そのメンバーでそのままこのロッジを予約しておくのがよほどのことが無い限りはベストな選択だと思います。
 

知り合いだけでこのロッジが使えることになるので周りの目を気にすることなく共有スペースも自由に使えます。

ちなみに冷蔵庫、風呂、洗濯機、乾燥機(有料)、トイレ×2が共有で5人までなら全てワンルームの個室で寝ることが出来るのでこれ以上釣りに集中できる環境は無いかと思います。
 

徒歩1分の距離に島崎グループの『民宿しまさき』があり事前に予約した場合、朝晩の食事はここで食べることになります。

 毎食写真は撮っていませんがどれもおいしいメニューで大満足な食事内容でした。
ちなみに料金は夕食1,500円(税抜)、朝食500円(税抜)です。

人によっては夕食の料金を割高に感じるかもしれませんが島で食事を買いに行く手間だったりを考えると食事もここで食べるのが圧倒的に楽です。
 

種子島出身で土地勘やお店に詳しいメンバーが居れば地元のお店を利用するのも良いと思います。
二日目の夕食は僕らも『なべ割』という居酒屋で食事を楽しみました。
 

食事も終えて部屋で翌日の準備をしてまぁ話も長くなり日が回ってから就寝。
各部屋にエアコンも付いており寝る時も快適です。
 

翌日は朝6時頃に起床。
準備を済ませて6時半から朝ごはんを食べて7時~7時半に出船。

最近は天候も悪く1週間ちょっと出船できていなかったためランガンスタイルでポイントを回ります。
風と潮が嚙み合わず、ベタ凪だったので釣りはしやすかったものの魚が反応するには少々厳しいコンディションが続きました。
 

船長曰くこの状況の中でも良い感じで噛み合っている場所があると向かった場所でも反応は得られず…。

それでも今回は一投もジグやGT以外を狙うタックルを使うことなくひたすらキャスティングスタイルを押し通しました。
 

お昼は船長に用意してもらった弁当を食べながら少しだけ休憩。
なれないタックルをひたすら投げ続けていたので既に筋肉が悲鳴を上げ始めていましたがそこは「GTを釣りたい!」という気持ちでカバー。笑
 

15時を回った頃、遂に天候の影響で海の雰囲気も変わり始め魚の動きにも変化が表れ始めました。
空は曇り、波が高くなり、疲労も相まってキャストの精度は下がりつつありましたが明らかに活性が上がっている魚たち。
 

GT以外の魚も含め水面でざわついており目に見えて変化を感じました。
 

そして突然その時はやってきます。
 

同期が投げたルアーに突然全身を飛び出してバイトしたGT!!

疲れで飛距離も落ちていたためバイトしたのは20mほどの距離だったと思います。
ビックリするぐらい近くで全身丸見えバイトを見ることが出来たので感動しました…。
 

慣れない人間にとって疲労の溜まった午後からのファイトは地獄です。笑
先輩・船長のサポートを受けながらファイトする同期をただただ見守ります。
 

少しずつ、でも確実に浮上してくるGT。
 

そして8分程の時間をかけて遂にネットイン!!!

散々写真では見てきましたが初めてGTを自分の目で見ることが出来て再度感動。

これまでの生き様を感じる体の傷やこの表情が堪らなくカッコよく、力強さを感じました。
 

その後はGTのケアを行いながらこの瞬間をひたすら写真に収めます。

 
長さは測っていませんが24㎏の立派なGTでした!
 

リリース後、まだキャッチしていないメンバーは奮い立ち最後の最後までキャストを続けます。
何かが変わったこの雰囲気を信じて、今掛けてもファイト出来る体力が殆ど残っていないと分かっていてもひたすらキャスト。
 

ここまで熱中してキャストを続けることができたのはそれだけ生で見たGTが魅力的だったのは勿論ですが翌日の出船が天候不良によりほぼ不可能だとこの時点で分かっていたからだと思います。
 

しかし、その後GTがバイトしてくることはなくストップフィッシングとなりました。
 

「とりあえず8~9割は出船不可ですが最終的な判断は明日の朝で」という船長の言葉を聞いて僕らは仲間の釣果を祝うべく居酒屋へ。
しっかりと楽しんで美味しい物を食べて帰宅後就寝。
 

次の日は予めゆっくり7時朝食という事だったので朝食をその時間に食べてそこで「すみません、今日は中止で」という船長の言葉を聞いてがっくり。

それはもう当然の判断だし言われる前から正直分かっていましたがそれでも「あ、もう終わりか」と気持ちが途切れたような感じがしました。
 

船が出れないと分かってからは疲れも溜まっていたのでそのまま寝てしまいたい気持ちもありましたが今が旬のサツマイモを買いに行ったり少しだけ釣りをしてみたり…
そのまま夜ご飯を食べてまた少し釣りをして就寝となりました。
 

翌朝、僕は出来るだけ乗り継ぎがスムーズに行えるよう朝8時発の高速船を予約していたため朝起きてすぐに船長に送迎してもらい港へ。

車内では釣りのこと、島のこと、仕事のこと…、色々と話しながら来年またリベンジに来ることを伝え船に乗りました。
 

かなり長く書いてしまいましたが全体的な流れはこんな感じ。
トータル的は費用は釣具代を除いた移動費、船代、飲食代等々で10〜13万円といった金額でした。

これに釣具代が乗っかる事を考えると当然安い金額ではありませんがやはり海外や離島での釣行は凄く新鮮な気持ちで魚と向き合えるので好きな時間です。

帰りは最寄りの新幹線が止まる駅で待つ時間が長かったのでそこだけもう少しスムーズに帰れたらいいなぁとは思いましたが今回の流れも悪くありませんでした。
(沢山買ったサツマイモが重かった…笑)
 

ちなみに土日出船3泊4日のスケジュールだと既に予約で埋まっているようだったのでキャンセル待ちという事にはなりますが行けるようになることを願うばかりです。
 

GTという魚の魅力は勿論、船長を始めとした島民の暖かさ、パスポート無しで行ける楽園でしたね。
そして、次こそは自分の手でGTを釣り上げたいと思います。
 

そんなこんなで今回はこの辺で。
 

でゎでゎ。
 

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