『プレジデントマインドを持つ』人生釣り三昧#55
おはようございます。
突然ですが、結局のところ男はいつだって馬鹿だし女は誰だって面倒臭い生き物なんだと思うかずおかです。
#急にどうした
さて。
今回は『プレジデントマインドを持つ』というテーマでお話ししたいと思います。
企画に絡む様々な業務に携わる中でこの考え方を頭に入れて働くようになってからイイ感じで仕事に打ち込めるようになったよという話です。
よろしくどうぞ。
▼プレジデントマインドとは?▼
今回の話を進めるにあたり『プレジデントマインド』という言葉を使いましたが日本語的に言うと『組織の長としての精神』という意味です。
これを見ている方々も日々の生活において何かしらの組織(チーム)に属しているでしょう。
大半の人がメンバー側の人間に当てはまる訳ですが中には部分的にリーダーとなっている方もいるかもしれません。
僕も会社員としてはメンバー側の人間として生きていますがその業務の一つとして『担当ジャンル(バス・トラウト)のテスター担当』という業務があります。
正直それなりに歴史がある会社なのでゼロからメンバーを選べるわけもなく、自分が集めたわけでもないメンバーをそのまま引き継いで諸々管理するという業務なので納得いかない事も多々あります。
自分の思いを全て社内の決断に反映させることは出来ないのでそれはnoteを通して「僕はこう考えている」という内容でアップしたこともあります。
(人生釣り三昧#32『崩れたギブ&テイクの関係』が一番顕著です)
そういった思いを抱えながら取り組んでいた業務ですが最近プレジデントマインドを持つことを意識した途端震えるほどこの業務への価値観が変わりました。
なぜか?
この業務は組織の長を務める練習としてこれ以上ないものだと感じたのです。
僕は専門学生の辺りから漠然と「社長になりたいな~」と思う事が多々ありましたが最近は「社長になれるかどうかじゃなくてどうせいつかはなるんだからその心構えで準備しておかなければならない」と自分に言い聞かせる程度には自惚れるようになりました。
#とことんナルシスト
それもあってか余計にこの精神で取り組めるこの業務は非常に攻略しがいがあるってものです。
全員が釣り人という共通点こそありますが年齢・価値観・環境…等々、全員がバラバラの人間です。
当然ですが言う事は人それぞれで100名弱全員が同意見でまとまることなどありません。
それでも飛び交う意見や感想を踏まえて決断しなければならない立場にあります。
その立場に置かれている事には役職以上の価値を感じます。
勿論、僕が決断した後は社内でもその決断に了承してもらわなければならないので一貫してこの精神で結論まで辿り着けるわけではないのですが…
でもこれって凄く社長っぽくないですか?
僕は以前からもメーカーとテスターの関係性についてこれまでのような関係性であればお互いがWin-Winになるのは難しいと言い続けています。
100名弱いる今のメンバーを費用対効果だけ見れば30名弱までは直ぐに減らせてしまうとまで偉そうな事を言った覚えもあります。
ただ、これについては「そんなにいらなくね?」って結構周りからも言われるんです。笑
#まったくひどい話だよ!なぁみんな!
しかし、その度にもう一人の自分が「え、お前100人程度の人間もまとめれないのに社長になれると思ってんの?社長は社員の数だけ人生背負わなきゃいけないんだぞ!」と囁いてきます…。
それ以降、この業務については『プレジデントマインドを持つ』ための練習として意識を改め取り組むようになりました。
そう思ってからめちゃくちゃ痛感しているのが
『全ての意見に耳を傾け、向き合う事の難しさ』
です。
特に創設者ではない2代目以降の社長かつそれなりの人数を抱える会社のリーダーは皆この悩みをもっているのでは?と思うほどそれは難しいものでした。
だから一番下っ端まで含めた全員ではなく一部の役職を持つ人間にその部署やチームの意見をまとめさせるのだなと…
そして下っ端目線で出てくる組織・リーダーへの不満はこのプレジデントマインドを持った瞬間、大半が自分都合の意見でしかない事に気付きます。
残念ながら自分が言っていたことは意見ではなく感想もしくは願望であることが大半でそんな一人の願望を叶える為に動けないのが組織です。
全員僕が集めた人間なのであればそれでも耳を傾けれるかと思いましたが現在の状況だとそれは得策ではないと思ったので僕が一人で考える以上の意見が出てきそうなところとだけ向き合う事から始めてみました。
性格的な問題もありますが僕は独裁者を目指すだろうと自分で分かっているからです。
ちなみに独裁者と聞くと悪い印象を持つ方も多いかもしれませんが必ずしもそうではないという事をこの後半にかけてお話ししていきたいと思います。
▼正しい独裁は組織を幸せにする▼
メンバー全員の意見に耳を傾け、決断もメンバー全員で話し合って…という手法が本当に正しいとは僕自身思っていません。
これだけ変化の速い時代だとなおさらでしょう。
むしろ近年成功を収める組織には必ず独裁者と呼べるリーダーが君臨しています。
ジェフ・ベゾス、スティーブ・ジョブズ、孫正義、ジャック・マー、習近平、等々。
いずれもリーダーは世界的に名の通る人間であるパターンが非常に多いです。
さらにこのコロナ渦においてはいつも以上に決断と対応について求められるスピードは速く、各国の死者数割合や経済成長率を見ても民主主義かつ資本主義の国が大打撃を受けた事はデータを見ても明らかです。
(根本的には2000年以降から続いている流れだったりしますが…)
これは世界のどこかで起こっている話で済ませていいものでもなくて身近なところでもよく発生している問題だったりします。
なぜ身近な環境でもこのよう形の組織が自然と出来上がってしまうのか…
これについては
意思決定者が反対や孤立を恐れていることと
メンバーが意思決定者を孤立させてしまうから
だと思います。
決断が早い方が良いというのはデータ等でも認められているんです。
これを『ファーストチェス理論』と言うのですがこの理論は5秒で考えた手と30分かけて考えた手は86%が同じ手なので5秒以内に打った方が良いという考え方です。
意思決定者は「良い意思決定」「正しい意思決定」に囚われずこの考えを頭に入れ「強く」「速く」「柔軟に」一人で決断してしまうのが重要という事ですね。
これは身に覚えがある人も多いと思いますが会議の中で小さな決断を先送りにしているパターンは非常に多いです。
「では、○○に確認して決めます」という言葉を口癖に決める為の会議で決めきれない人間が多すぎます。
ただ、この時に意思決定者はなぜ決めれなかったのか?
この背景にはメンバーの動きも大きく影響しているのです。
決まった結論に対して「こっちの方がよかったのでは?」「なぜこちらの案を選んだ?」と文句を垂れている人ってそこら中に沸いてますよね?
そんなことばかりメンバーがぼやく組織だから意思決定者は益々決断に時間をかけて幻の「正しい意思決定」を追いかけてしまうんだよバカ!!
#突然口が悪くなる
意思決定者が決めた事なのであればそれを正解へと導くのがメンバーの仕事だと僕は思います。
その考え方をメンバーが持てれば意思決定者は決断をより強く、より速く行えるようになりメンバーはその決断を正解にする為の時間を確保することが出来ます。
それなりに歴史のある日本企業の意思決定者の座には昔から変わらず会社に勤め続けた人間が何となく社歴も長いしというパターンで居座っていることが多々あります。
残念ですがこの構造ばかりはその組織に居る限りもう仕方ないと思って割り切るしかないと思います。
だからこそどっちの決断に至っても正解になる可能性もあれば失敗する可能性もある内容で悩み続ける時間は本当に無駄なんです。
『意思決定者は反対や孤立を恐れず1人で決める。
しかしメンバーは意思決定者を孤独にするな』
この考えが組織においてとても重要という事ですね。
このサイクルで物事が進み始めれば意思決定者が独裁であっても組織としての幸福度は高まると思うわけです。
▼影響力の源泉を持つ▼
とはいっても意思決定者が無能すぎるのも問題です。
先ほどはメンバーが文句ばかり言って意思決定者の判断を正解にしてやれないからダメなんだ!とメンバー側にも意思決定者が良い独裁者になれない責任はあると言いましたが勿論、意思決定者側に問題がある場合も多々あります。
意思決定者たるものそれ相応の影響力は兼ね備えておくべきです。
その影響力には5つの源泉があると言われています。
それを最後に紹介して今回の締めとしたいと思います。
一つ目は専門性。
これはメンバーに「すごい」と思われる技術や知識を持っている事。
二つ目は返報性。
これはメンバーに「ありがたい」と思われる支援や関与をしている事。
三つ目は魅力性。
これはメンバーに「すてき」と思われる外見的・内面的魅力を有している事。
四つ目は厳格性。
これはメンバーに「怖い」と思われる規律や威厳を持っている事。
五つ目は一貫性。
これはメンバーに「ぶれない」と思われる方針や態度を持っている事。
勿論全ての源泉を持っている人間が1番強いです。
実際世の中でも先ほど名を挙げたような本物の意思決定者はこれらの源泉をほぼ全て兼ね備えているといっても過言ではないでしょう。
僕も年齢とか関係なく意思決定者としてメンバーを導くためにもこれは必須だと思い意識しながら生きています。
人を導くというのは本当に難しいです。
今回の事に限らず僕は学生の頃から何度も挑戦しては失敗してを繰り返しその難しさを痛感しています。
ウチのテスターを務めている方でこのnoteを毎週のように読んでくださる方はほとんどいないと思いますがこれからも全員にとって思い通り動く人間にはなれないと思うのでその点はご了承ください。
「良い独裁者を目指して頑張ってるんだなぁ」という部分を汲んでいただければと思います。
それでも最終的には担当ジャンルを再び盛り上げたいという思いは一緒だと思っていますので協力して頑張りましょう。
これからも表に出ないところで失敗を積み重ねるとは思いますが最終的にはド派手に成功させますのでよろしくどうぞ。
そんなこんなで今回は『プレジデントマインドを持つ』というテーマでお送りしました。
それでは今回はこの辺で。
でゎでゎ👋
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