『上がる平均値、消える個性』人生釣り三昧#44
おはようございます。
散歩ついでに投票へ行った際、道中やたら僕に向かって吠えてくる犬が目を合わせると黙るくせに目を逸らすとまた吠え出す姿を見て「あ、この手のタイプの人いる!」と人間に置き換えて凄く納得したかずおかです。
#さりげない投票アピール
さて。
今回は『上がる平均値、消える個性』というタイトルでここ最近感じていることについて書いていきたいと思います。
結論的には『外見で人の目に留まる』ってなんだかんだ凄く重要な事だよねって内容です。
今回の話は本当に釣りが上手くなりたいだけの人にとっては関係ない内容ですが釣りを通して誰かを魅了し、お金を稼ぎ、何者かになりたいという人には大事な話です。
話したいことはタイトルの通りですが釣り業界に限らず各メディアやSNSに出てくる人の諸々の平均値って確実に上がっているなぁと思う反面、個性での差別化が難しくなってきてるなと感じる事が多くなってきました。
僕自身、せいぜい生まれてから24年しか生きてない若造なのでバスブーム全盛期を知っている訳でもなければ今も表で活躍している訳でも何でもありません。
それでもSNSや実際に会って話す機会を通して最近よく目にして、耳にするようになった言葉が「最近の子は釣りが上手いけど華が無い」というものです。
こういった発言をしている人は大半がバスブームを実際に生きた人だったりするわけですがシンプルに失礼というのは一旦置いて話を進めてみたいと思います。
そういった言葉や過去の話を聞いているとそもそも市場がここまで縮小したから仕方ないと感じてしまう方もそれなりにいるのではないでしょうか?
実際、同世代もしくは30代半ばぐらいまでに広げて見てもこの人は華があると満場一致で認識されている人は極僅かでしょう。
今、第一線で活躍している方々は総じて30代後半~40代以上というのがのが実情です。
YouTuberやプロスポーツ選手、アイドルのように20代~30代前半から華々しく活動している方はこの業界にほとんどいません。
(ぶっちゃけ釣り業界に関しては20代で花開くことはほぼ無いので選手寿命を長くするためにもじっくりと牙を磨いていた方が良いと思ってます…)
なぜこうなったのか?と言われると色々な要因が複雑に絡み合った結果としか言えませんがそうさせたのは意外と僕らというか「最近の子は釣りが上手いけど華が無い」と言っている方々なのかもしれません。
というのも業界、年齢に限らず本当にこの10年くらいで規制・マナー・ルールというものがハッキリと白黒で判断することが多くなりました。
釣り業界においても釣り場問題、ゴミ問題、ライフジャケット問題、等々。
過去を知る人からすれば「たかが遊びで…」と感じてもおかしくない程、少し過剰にルールやマナーが見直された気がします。
昔のようにグレーな部分は気にしないという風潮も無くなりつつあり、長く業界に身を置いてる人ほどとにかく白黒付けたがるこの流れは結構まずいなぁと思っていますがそれはまた別の機会に。
とにかくインターネットの普及によって会ったこともない誰かの目が気になるようになり、話したこともない人の為に気を遣うことが増えたという人が多いのではないでしょうか?
どうすれば人の目に止まるのかな?と考え行動している初期段階から赤の他人に石を投げられることが割と当たり前になっているのが今という時代です。
以前に比べて自分を主張する事のハードルが上がったという考え方も出来るかと思います。
釣法やテクニックにおいても現場より画面に出てくる情報を参考にするケースが多くなり似たり寄ったりの釣りを好きなメーカーの釣り具で行っている訳です。
たまーに個性という杭が出てくるとそれをよしとしない人間から整えられ気付けばみんなそれなりに愛想が良くて形だけの釣りが上手い何者かになっている気がしてなりません。
そんなこんなで他人や釣り場に迷惑を掛けないようにと気を使いながら活動しなければならないという環境を生み出したことが一つの問題でしょう。
その結果、個性剥き出し華の塊みたいな人間を見てきた人からすると物足りなく見えるのは何となく分かります。
では、僕らのような世代はどのように立ち回り自分を見せていけばいいのかというわけですが環境の変化には期待しない方が良いと思います。
恐らくこの業界、特に内水面は何かと縛りや規制は強くなる一方でしょう。
それはお前の心の中で思っとけ!嫌なら見るな!頑張ってる人を傷つけるな!とも思うことも多いですが、この日本という国で目立つ人に対して石が飛んでくる環境を変えることに期待は出来なさそうです。
そんな感じなので答えを見出すのは容易な事ではありませんが今現在、最前線で活躍する方々の今ではなく過去を見てみるというのは一つ有効な手段かもしれません。
そういった方々の過去を見てみるとメディアに出始めの頃ってかなり見た目が派手だったり「外見」を意識している人が多いように感じます。
昔は派手でも今は落ち着いたという人も多いので自分から見て華があると思っている人の過去を見てみるというのはいい勉強になるかと思います。
華がある人達というのは自分をどう見せるか、どう見られているのかという部分はかなり気にしている部分です。
時代というかトレンドの影響もあるかとは思いますが今の釣り人ってとにかく昔に比べて地味だと思いませんか?
シンプルで無難な色の服を着て年相応の外見で無難な釣りをしているあなたの事を誰が覚えるんでしょうか?
「いや、俺は見た目じゃなくて…」と言いたい気持ちもあるでしょうが結局、覚えてもらいたいのであれば見た目はあなたが思っている以上に大事だよというわけです。
見た目で引き留め、声で引き寄せ、実力で魅了する。
この流れに沿わずして人の心は動きません。
今有名になっている方々も釣りが上手いだけで今のポジションを獲得できたわけではないでしょう。
今市場で教祖力の高い人というのは上記の流れで人を確実に魅了しています。
釣りが出来るのは大前提です。
むしろそれは最後の部分ですし年齢とともに成熟するものなので結局は見た目からだと思います。
見た目がパッとしない画面上の人間に対して「いや、きっとこの子は凄い物を秘めている!」と信じ、興味を持てる人間がどれだけいるでしょうか?
そう、ほとんどいないんです。
アイドルだってそうじゃないですか。
結局は見た目に惹かれて、見ていくうちに歌がうまかったり、ダンスが上手かったり、天然だったり…の内面(実力)が見えてくる。
見た目に拘るかはアイドルかアーティストかの違いみたいなもんだとは思っています。
可愛いもカッコいいも画面上で共有される事で平均値は上がりつつも目立つ個の出現率は明らかに下がっている気がします。
釣り市場においてもこれだけ似たり寄ったりの人がインターネット上に居るだけなのであればそういった見た目に気を使うだけであっという間に覚えられる可能性も十分にあるでしょう。
それくらい印象に残るって大事です。
見た目と言っても自身の容姿なのか服装なのか…、色々選択肢はありますが人によってここは譲れないという部分もあるでしょう。
まぁ見た目に限らず『自分の釣りに何を組み合わせたら他人に興味を持ってもらえるのか?』は常に考えながら活動すると良いかもしれませんね。
何をどれだけ組み合わせるかで市場での希少性は決まるので、それに関しても今最前線で活躍してたり自分だけのポジションを持っている人が持っている武器を分析・分解できる目は養っておいて損しません。
この組み合わせに関しては別で話さないと長くなるので別の機会に…
といった感じで今回は『上がる平均値、消える個性』というタイトルで「釣りが上手い人は増えているけど、個性的な人(華がある人)は生まれ難くなっている」という話をしてみました。
こういった話をすると焦る若者もいるかもしれませんが若い人ほど焦らずじっくり考えるのもアリだと思います。
途中でも書きましたが、なんせこの業界早くて30代前半から日の目を浴びる事が殆どなので…
そういったところも含めて『考えて行動する』という事が大事だと僕自身、日々痛感しています。
それでは今回はこの辺で。
でゎでゎ👋
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