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『人が足りないの落とし穴』人生釣り三昧#91

おはようございます。

熊本市内から天草という海沿いの地域へ行く際「おっぱい岩」という有名な岩があるのですがリアルな形を想像しすぎているせいか周りの「あれだ!」「見つけた!」という盛り上がりに一度も付いていけたことが無いかずおかです。

#未だに分かってない

さて。

今回は『人が足りないの落とし穴』というタイトルでお話ししたいと思います。

事業の継続や拡大に取り組む中で人材不足を嘆く会社・組織が多いと思いますがその問いに対して「それって本当に人が足りてないの?」と思う若者の率直な気持ちを話します。

多分その辺の中小企業レベルの組織だとこの考えが大体当てはまる気がします。

それではよろしくお願いします。

▼足りないなら増やせばいい思考▼

冒頭でも話しましたが現状の人手と抱える問題を前にして「人が足りないからだー!」「もっと人を増やせー!」と主張するのは至って自然な流れです。

実際、個人の力なんてたかが知れていてチームが持つ力の足元にも及びません。

確かに「その問題は人手を増やして解決した方が良いよね」って問題も沢山あると思うのですがそれだけで解決するわけじゃないパターンも数多く存在すると思っています。

というのも人って機械と違ってとても扱いにくい存在だからです。

人を増やして手が回らない仕事を新しい人に任せたくても新しい人が初日から全ての勝手を理解して働けることなんてほとんどありません。

教える労力、使い物になるまでの時間と雇い続ける費用といったコスト面、入れたら安易に辞めさせれないシステム等々を考えると「あれ、人が増えたはずなのに全然仕事は楽にならないどころか大変になってね?」ということが普通に発生します。

このマインドで楽観的に人を増やし続けてもその人が思い描いているペースでは組織は回らないし成長しないでしょう。

勿論状況に応じた正しい人員補強は組織の成長にとっても必要不可欠ですが「今ある器の中身を見直す」ということを一人ひとりが意識することも同じくらい重要だと思っています。

▼今ある器の中身を見直す▼

「今ある器の中身を見直す」ってどういうこと?について話すとまず器は個人ごとに異なるキャパシティのことです。

入社して間もない社員の器は空っぽでそれに「仕事」という中身を埋めていくことになるわけですが大抵の人はある程度中身が一杯になると「忙しいー!」「人を増やせー!」とわめきだします。

これは自分にも言い聞かせる気持ちで書いているので口が悪いのは予めご了承ください。

ただ、この一杯になった器をよくよく見返すと「対して利益も価値も生み出してないけど何となく続いている仕事」が含まれているケースというのも多々存在すると思うんです。

本当にとんでもない大きさの器(キャパシティ)を持つ人間も世界にはいるのかもしれませんが1日は24時間というイーロン・マスクでも変えられない世界の絶対的なルールがある以上、そこまで個人のキャパというのは変わらないはず。

せいぜい100が基準だとしたら60くらいの人もいるけど上を見ても150くらいかなと、それ以上の人は一般市民の日常的な生活では出会えない方々でしょう。

よっぽどスゲーなと思う人でも器がデカいというよりは器への詰め方と足し算引き算が上手いという印象が強いです。

それが大半の人は足し算方式だけで仕事を突っ込んでいくのであっという間に器が一杯になります。
そりゃ当然なわけです。

だからこそ器に新しいものを入れる時は必ず今器にあるものを取り出す(引き算をする)ことが滅茶苦茶大事だと思うんですがこれは苦手という人が凄く多い。

確かに今ある仕事を辞める(減らす)って想像以上に面倒臭いです。
その仕事が自分が始めたわけではない仕事だと尚更サクッとは辞めることができず惰性で続けてしまい無駄にキャパを埋めることに繋がります。

組織の歴史の長さに比例してそういった仕事というのは多くなる気がするので難しい部分ですが定期的にゼロベースで「この仕事は今も必要か?」を見直す機会というのが必要だと感じています。

▼足した分だけ引く意識を持つ▼

そう考えるとやっぱり完全新規で仕事が増える時は「足す分のキャパは他の仕事を減らして生み出す」という意識を持つのが賢明っぽいです。

仕事の大小によってキャパを埋める割合は変わると思うので単純に1始めたら1辞めるというよりは割合の大きさも加味しながら、時には1始めるために2辞める必要もあるとは思いますが基本的に「足した分だけ引く」意識は欠かせません。

この意識を頭に強く刻んでおくだけで新鮮な仕事が上手く循環して、世の中の流れに適応できないリスクも軽減できると思いますし、人員補強の判断もより正確に行えるのではないかと思います。

「何をさせるかも殆ど決まってないけどとりあえず人が足りないらしいから新しい人が入社するよー」という事故は防げるはず。

勿論、何度も言うように本当に人員不足が原因で伸び悩んでいる組織というのもあるとは思います。

ただそれ以上に「足した分だけ引く」が出来ていないことを「人員不足」と勘違いしているケースが多発しているのは間違いないでしょう。

身近な組織にも結構当てはまるかと思いますので一度考えて見るのも良いかもしれません。

僕自身改めてその意識をもって仕事に取り組みたいと思います。

そんなこんなで今回は『人が足りないの落とし穴』というタイトルでお話ししてみました。

それでは今回はこの辺で。

でゎでゎ👋


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