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ゴミ捨て場のペットボトルリサイクル

ペットボトルの資源ゴミの日に半透明の袋にたくさん入れたペットボトルを集積所に出しに行くと、近所のおばさんが息を切らせて走って来て
「おい!アンタだろ!何時もペットボトルのラベル剥がさずに出す奴は!」と言って手に持っていた袋をいきなり奪い取られた。
私は『何するんですか?痛いじゃないですか!いきなり失礼でしょ』と咎めると、「何時もペットボトルのラベルや蓋を取らずに出してるのはアンタでしょ!最近入ってきたアンタに違いない」と言って袋を逆さまにして中身を道路にぶちまけた。
『一体何を言ってるんですか?失礼でしょ!』ともう一度咎めると、
「あれ?ラベルが付いていない...」と言うので、『私はもう此処に15年も住んで町内会長もしました。それでも貴女には余所者なんですね?それでこの散らかったペットボトルどうしてくれるんですか?』と聞くと「そんなはずは...」とぼそぼそ言ってうろたえている『人に濡れ衣着せて失礼な態度を取ったことを謝りなさい!』と大きな声で叱ると、「最近ペットボトルのラベル剥がさないで出す人がいるから絶対にアンタだと、カメラマンとかやってる怪しい人だし...」と言い訳をしているので『私は何時もちゃんとルールに従って出しています。ルールを守らない人間や人を勝手に犯罪者扱いする人間が一番許せません。先ずはちゃんと謝りなさい!』と大声で叱り飛ばすと近所の人まで出てきて、ばつが悪そうに その場を逃げようとするオバサンに『アンタ謝りもしないで、この散乱させたペットボトルも片付けずに逃げるのか?』と怒声をあげると「私はちゃんと回覧板に書いてあるようゴミを出すように言いたかっただけで...」とまだ謝らずに言い訳して逃げようとするから『無実の人間を勝手に犯罪者呼ばわりして持ってた物をひったくって道路にぶちまけて逃げるのか?』と怒ると「絶対にアンタだと思って...」まだ言うので『回覧板にアンタがしたことを書いて町中に知らしめる。気をつけないと私のように濡れ衣着せられて危害を加えて謝らない○○さんという人がいるから気をつけて下さいと書いて回します』と言うとやっと「すみません」と一言いってその場を逃げようとするので『こら! それで謝ったつもりか?ちゃんと拾え!』とペットボトルを一つ拾うと、見ていた近所の人も手伝って拾い出したので慌ててオバサンも拾う。
私はオバサンに『街のために一生懸命にやってることは分かります。何時も感謝していますよ。でも私のことをそんな風にみていた事がとても悲しいですね。私はずっと貴女を良い人だと思っていたのに、そんな偏見を持って見ていられたことが悲しいです』と声をかけると、突然泣き出して「ごめんなさいごめんなさい」と頭を下げるので、『もう少しよく見て声のかけ方を考えてくださいね』と声をかけペットボトルの入った袋を受け取った。
近所の人も「この人は良い人だから大丈夫よ」と声をかけてくれて、オバサンは深々と頭を下げて帰って行った。

悲しいけど、どんまい...

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