Bonne année 2023

明けましておめでとう!!
私のほうこそ、すっかり返信が遅くなっちゃって。一か月以上がたってしまった。

この間は話を聞いてくれてありがとうー!
今日は例の話の続きも伝えたいのです。

あの後すぐは特に変化なく、相変わらずイライラの状態が続いていたのだけれど。彼と距離を置きつつ、詩子に言われたことを、思い返しては、《子どもだし》、、、って。
その心の持ちようのおかげか、わたしの気分はだいぶ落ち着いてきていたのよ。少しずつではあったけど彼が変わったような気もしてきていたし。きっと、父親と二人で話ができていたんだろうし、今まさに彼がバイクが欲しくてビストロを手伝っているんだけど、バイクを見に行ったりするのにどうしても父親の助けが必要なんだよね。それもあってわりといい子にしてるんだろうな、ぐらいにしか見てなかった訳。

そしてこの後続く、後日談はしばらくの間わたしは知らなくて。彼の父親、でありわたしの彼が後日教えてくれました。


ある日。その日は土曜日でちょうど彼がビストロでアルバイトした日でもあったの。
うちの店にはもう一人彼とほぼ同い年の女の子の見習いがいるんだけど、その日はどういう訳か、その二人が全く機能せず、本人自身で考える前に、やたらめったら「これはどうするんだ」、「これはいくら??」、などなど質問をパトロンに浴びせ、パトロンがすっかり疲れてしまったんだよね。
お客さんの相手もしながら、二人のガキの質問にも答えなきゃで。

それをわたしは厨房から見ていて、サービス終了後、疲れている彼に大激怒!!
冗談じゃない、どうして考えることもせず、楽して答えを得るような、そんなの仕事じゃない! 一時間10ユーロ払って、あなたがこんなに疲れて、あなたは何も食べずにここまでいるのに、彼はいつ食べるんだ、ばっかり気にして、挙句の果てに、使えないし。もう辞めさせて、本当に彼が稼ぎたいならほかに行かせなさい。 ましてやあなたの息子なのに、金払わなきゃ動かない、親の手伝いをしないなんて、間違ってる!!!!
少なくともわたしとあなたはプロフェッショナルとして、自分の人生のために働いている。彼がそれができないのは仕方ないとしても、もう少し理解を示してもいいんじゃないの??
ガキの機嫌次第でわたしたちが気を使うなんて全くあり得ない。そんなの彼の母親と全く一緒だ!!(彼の母親は機嫌が悪いと挨拶すらせず、その逆、機嫌のよいときは、わたしのかわいい…とか何とか言って、周りのご機嫌取りを始める人)

と、扉を閉めた厨房内で話をしたのよ。彼もわたしに同意したしね。

。。。実はこの会話を張本人の彼が聞いていまして。わたしは、まったく気が付かず。

その日の帰り道の車中、彼らは話をしたそうで。

なんともはや。わたしが見る限り、あの日を境に、反抗期真っ盛りの彼が劇的に変わりました。もちろんその少し前から変わる兆しがあったのだけど、やっぱりあの日以降、少なくとも仕事に対する姿勢が、がらっと変わりました。かなりの荒治療ではあったけど。。。

今ももちろん距離は置き続けているけど、お互いにいい距離ではないかなと、わたしのほうは思っている。


ビストロはというと、このご時世にありながら、うまいこといってると感じています。今年はもう少し変化を加えて、正直もっと稼ごうと思う。

詩子はどう? そっちはどんな?
近況報告、待ってます😀

2023年、今年もよろしくね。

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