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MagicとMagick

Magickと書くと「ん?スペルミスでは?」と思いがちですが、伝統的な西洋の魔術を表すのはこちらなんだそうです。

なので、ウィッチクラフトとか行われる本物の魔術を生業とする方からすれば、Magicは「奇術(手品)」の意味合いが強くなるんですね。

最近また、魔術に関する書物に触れることが多い私です。

ひと口に“魔法” “魔術”と言っても、「怪しい」「危ない匂いがする」「頭がお花畑」みたいな印象になるんじゃないかなと思うんですが。
(“占い師”もつい最近、「気持ち悪い」「怖い」と感じざるを得ない事件がニュースになりましたしね😒)

やっぱり一般的には、占いとか、精神世界とか、魔術とか、よくわからない代物でしょうし、事件的なものは目立ちますから警戒心が先立つんじゃないかなと思います。

そんな分野にーー乱暴な言い方ですがーーバカみたいに取り組み、学び、研究する私みたいな人間もいるわけですが。
大昔、地球上の、あるいは宇宙の様々な現象・事象が謎に包まれていて不思議に感じることが多かったが故に生まれ発展したこの様な分野が、科学などのより客観的で論理的な視点が進み、謎であった部分が徐々に解明され、今では何の疑いもなく、はたまた「あれは一体…」と頭を捻って考える必要もなく「“雷”は神の怒りなどではなく、気象条件が整うと発生する自然現象だ」と誰もが既に知っているような現代において。
「バカバカしい」と鼻で笑いあしらってしまう気持ちもよくわかります。

実際、私自身も非常に懐疑的な立場である側面も同時に持ち合わせていますからね🥸
盲目的に信仰し、積極的に世に広めていこう!という使命感もありません。

「政治家は真実を隠すために嘘を語り、作家は真実を語るために嘘を使う」

という、とある映画のセリフがあります。

世の中はあらゆる視点や感覚で捉えることができます。
複数人が同じ花を見ても、その花の色ですら「具体的にどんな色に見えましたか?」と問えば、それぞれ微妙に違った色彩で見えているかのような回答が聞けるでしょう。
ですから、一概に“嘘”というのは分かりやすくも安易に簡単な言い方であるようにも思いますが。
「同じモノを、異なる見方を用いて表す」という表現の手法のことをこのセリフは言っているわけです。

この世界一つを見つめ、そこにある“謎”を解明していくにも、科学・数学・物理学・医学・地質学・考古学・心理学・哲学…などなど、色んな視点が用いられています。
これら一般化した視点から、今では平行的に少し違う道を行くように感じられますが、占いや魔術、宗教の類も、本来は同じように、人や世界、宇宙を見つめる視点の1つなのです。

故に私は、そこに面白さを感じ、真面目に取り組んでいるわけです🙂

本題からだいぶ外れてしまいましたが、
そうして日々少しずつ学びを重ねる中で、ふと思ったことがありました。
そのことを書いていこうと思います。

前振りが長くなってしまったので、次の記事から…笑

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