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HitboxにGamer Fingerを乗っけてみる。

レバーレスコントローラーHitboxの左手部分に対して、評判のよろしいボタンであるGamer Fingerへの換装を行った。全くの素人である筆者が参考にした参考サイト等を共有するとともに、大まかな手順を示す。また、換装後のボタンの感想についても述べる。

動機

Hitboxのデフォルトボタンは、勢いをつけて一瞬だけ指を触れる「弾く」という操作がやりづらい。や、僕が手汗勢なだけかも知れないけども。
僕はレバーではHORIのRAP V5を使用している。こいつのボタンは表面が細かくザラザラ(?)しているため、滑りやすく、弾くことも容易だ。しかし、Hitboxのデフォルトボタンは表面がのっぺりして、摩擦係数が高めで、弾けない。
そこで、ボタンを付け替えれば弾きやすさが改善するのではと、前々から思っていた。ボタンを付け替えるなら、その第一候補は格ゲーオタクに評判のいいGamer Fingerしかないだろう。第二候補以下があるのかって? 聞くな。

今回の作業にあたり、下記のノートを大変参考にさせていただいだので、感謝を込めてご紹介する。



Gamer Fingerの購入

台風14号が近づく関東、豪雨と小雨が忙しなく切り替わる日曜の午後。諸用を済ませた僕は秋葉原に立ち寄った。

傘を差し、通行人に愛らしい笑顔を振り撒きながら街角に立つ、コンセプトカフェの店員女子が話しかけてくる。

「お兄さんどこ行くの〜♡」

すぐそこの千石電商(本店)だよ。君も来る?(心の声)

コミュ障なので、実際は目を合わせることもなくスルーである。

Gamer Fingerを入手するなら千石電商。通販サイトもあるが、一生品切れだ。しかし店舗なら売ってるかも知れない。一縷の望みをかけて、僕は目的地に向かった。

しかし置いてない。というか、置いてそうに見えない。店員さんに「これあります?」と聞いてみると、本店ではなくラジオデパート店の方にあるらしい。強い雨の中、来た道を戻り、ラジオデパート店へ。あった。

Hitboxに必要なボタンは、はめ込み式の24φと30φ(上ボタンのみ)の2種類。30φは在庫が充分にあるようだったが、24φのはめ込み式は、たった5つのホワイトを残すのみであった。ねじ式はカラバリもたくさん残っていたが、こちらは罠である。個人的にホワイトは好きなので、30φも合わせてこれらを購入して帰宅した。

他にもQANBAなど面白そうなボタンも置いていたので、秋葉原に来るオタクの中でも我こそはボタンオタクって人は一度行ってみるといいかも知れない。通販もいいけどね。

購入したGamer Finger。表面の謎漢字は保護シール。

換装作業

さて、いよいよ換装だ。自慢じゃないが僕は滅茶苦茶手先が不器用でDIYなど無縁だ。そんな僕でも、先のnoteを参考にすることで、特に問題なく作業を完了できたーーわけがなかった。

問題はファストン端子とかいうやつの堅さだ。マジで堅い。ビクともしない。お排泄物堅いのである。

ボタンに刺さってるのがファストン端子。世界の終わりが来ても絶対に抜けなそうな堅さをしている。

指先がボロボロになった僕はGoogle先生に助けを求めた。すると神のような動画を見つけた。

要はファストン端子の側面あたりに細めのマイナスドライバーを差し込んでテコの原理でずらす、という手法だ。端子の個体差はあったし、まだ堅いものの、概ねこれで端子を抜く事が出来た。先人の知恵は偉大である。
(ただし、デフォルトボタンの樹脂が少し痛むのは了承されたい)

マイナスドライバーがあんまり細いと曲がってしまいます。写真の彼は僕の手持ちで1番細いやつですが、尊い犠牲となりました。

付け替えたのちは、適宜スト5で動作確認をしながら、ガワを元に戻すだけだ。

ダサめの謎漢字がプリントされた保護シールを剥がし…できた〜! 色合いが地味だけど僕は好きです。

感想

最初に期待した弾き性能に関しては、残念ながら全く変わりないという印象。そりゃそうか、特に材質が変わるわけではないもんな。

プレイしている感じも特に変わりなく。Gamer Fingerは高速入力を謳っているようだが、一般人レベルにはよくわからんのではないでしょうか。素直に練習したほうが良さそう。

ただ、静音化が確実に達成されている。デフォボタンがパチパチという音だったのに対し、Gamer Finger(銀軸)はポコポコという感じ。だから今回の結果には部分的に満足してるし、いつか右手側を換装してもいいかな〜とは思っている。

最後に。決まり文句で恐縮だが、本稿が誰かの参考になれば幸いと思いつつも、くれぐれも改造は自己責任で行なっていただきたい。ばいちゃ。

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