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ハンマー許さないモンキー

こんにちは、前知の人です。昨年友人たちのお陰でmtgで結構良い成績が出せたので、自慢げに記事を書いていきます。

2022年の成績
BMOチームモダン4位(個人6-2-2)
レガシー東海王優勝
MMMwinter3位

デッキリスト

以下ラストサン直前までのデッキリストです。ラストサンは各地域から人が来るため、もう少しソフトなリストになっています。


MTGbuilderで作成

概ね一般的なリストと同じ構成かと思います。このデッキは苦手なデッキは切って、相性が互角程度のハンマーやカスケードに勝てるよう作ってあります。違いとしてはメインの叱責、青チャームが入っている&枚数が増えている、サイドの狼狽や論争、緻密といったカウンターが減って、兄弟仲の終焉や削剥、激情といった除去に変わっているところでしょうか。これらは、トップで引いた際の強さが段違いなこと、基本的にサイド後は(自分は)コントロールプランを取るため、ソフトカウンターが強い試合を作りにくく、更にサーガが憎いためにこうなりました。各カードについて見ていきます。

呪文嵌め

2マナ限定確定打消

これはURを組む上で必須級のカードだと思っています。後手番でレン6を打ち消せ、ハンマーの石鍛治、ミラーの反復や帳簿裂きにカンスペ、トライバルのカヴーやタルモ、トライバルを打ち消せます。独創力が流行る中、このデッキに致命的なレン6をいつでも確定で打ち消せる点はとても大きいです。

激しい叱責

サイドに2枚取られていることが多いですが、カヴーやタルモ、サーガのトークンなど多くのカードに対し強くなるため、無理にでもメインに1枚取ったほうがいいと思っています。自発的に墓地に落ちてくれるので、昂揚の種になるのも○。これで稼ぐ1tで勝つことも多々あります。

大魔術師の魔除け

一時期力線の束縛が横行しすぎてこのカードが月に変わっていましたが、あちらのリストは局所的に強いものの、個人的にはストレスが高く使えませんでした。またハンマーがサイド後もカルドラを抜かず撲殺してくるケースも生まれたため、やはりこちらを取ることに。本来なら3取りたいくらいなのですが、3マナは流石に重いことと、サイド後3枚残す相手があまり思い浮かばなかったため2に絞りました。基本は取り消しかコントロール奪取で使うため、過信できないカードです。


高山の月

これについて書きたくて筆を取ったと言っても過言ではありません。血染めの月に比べ、拘束力は弱いものの、サーガの無力化、独創力のトークン生成能力の阻害、ヴァラクートの無効化、魂の洞窟の効果無効など仕事は多岐にわたります。地味ながらトライバルにトライオーム指定すると力線の束縛を瞬速付きの忘却の輪程度まで弱体化させることもできます(サイドインするかはともかく)。
今までの3マナの月では小回りがきかず、ハンマーや独創力に対して置くタイミングを探っているうちにカードの賞味期限が切れてしまうことが多々ありました。対してこちらは後出し、先出しに関わらず有効で、カウンターや除去も構えやすく非常に使いやすくなっています。ただし、相手のマナベースを助けることにもなるのでそこは注意が必要です。また、3マナの月のように置くだけで勝つマッチは存在しない上、爆薬との噛み合いも悪いため入れても1、なんなら爆薬を3にしたほうがいいと思います(名古屋の調整チームでもそういう答えになりました。)。一度売ったカードを買い直すのが悔しかったのと、やっぱり試してみたかったので今回は高山の月を入れてみました。爆薬買おう。

兄弟仲の終焉


ハンマーに滅法強く、今まで激情だよりだった全体除去をファクト対策と一緒にしてくれる超強いカード。このデッキだと、全体除去として使っても基本的に自分はチャネラーが落ちるのみで、苦手な横並びをぶち割れるのでおすすめです。

実際の戦績


MMM2022大阪WINTER 参加者111名
1,リビエン2-1○

2,ジャンドサーガ2-1○

3,トライバル2-1○

4,ハンマー2-1○

5,ジャンド独創力0-2☓

6,親和2-1○

7,アミュタイ2-1○

1位抜け

se1 トライバル2-1○

se2 ジャンド独創力1-2☓

3位で終了!
大阪ファクトデッキ多いなぁ!ハンマー殺しの構築が噛み合ってTop4に。独創力も力線型にはそこそこ戦えると思っていたのですが、リアニ型には月が効きづらく、みごとに負けてしまいました。構築も赤だけでも回るようにしてあり、まさしく完敗かなと。当初の目的であったサーガデッキは全て粉砕しているので良しとしましょう。親和、ジャンドサーガに勝ったあたりこのリストの対サーガ性能が出せたのかなと思います。

サイドボード


対ハンマー 先手
in 高山の月1、爆薬2、激情2、激しい叱責1、削剥1、兄弟仲の終焉1、血染めの月2
out 考慮1、ガラクタ3、カンスペ4、濁浪1、大魔術師の魔除け1

後手
in 先手と同じものに加えて神ジェイス
out カンスペと青チャーム戻してガラクタとラガバン全抜き、あとは先手と同じ

やりすぎなくらいチェンジしてました。基本的に対ハンマーはラガバンがメムナイトや歩哨と相打ちが取られ強くないためサイドアウトされますが、実質稲妻として機能してくれるなら充分、一撃通してくれるなら歩哨の効果も無効化できるため思い切って全残し。ガラクタや考慮は昂揚にそこまで価値がなく、帳簿裂きも急いで大きくする必要がないので削減。歩哨でマナ払いながらガラクタ置くの馬鹿らしいったらない。濁浪減らすのもヴェクで墓地が溜まりにくいためです。ハンドで腐るカードは減らし、爆薬や叱責でいなしてコントロールしていきます。対処札が多いため、間違えなければよっぽど負けないようになってると思います。

対独創力(力線型·リアニ型)先手·後手共に
in 爆薬2、高山の月1、血染めの月1、狼狽の嵐1、神秘の論争1、未認可霊柩車2、精神を刻む者、ジェイス1

out ラガバン4、稲妻3、邪悪な熱気2

リアニ型には月を抜いて熱気残しましょう。強くはありませんが、タイタンを落とせるのもありますし、通常の独創力相手ならレン6の返しに月で勝てたりしますが、ジャンドは3t目にリアニされるため、元々置くタイミングがシビアだったものが、もはやいつ置いても弱いと感じてしまいます。mmmでもラストサンモダンでも切られているため、このデッキに勝つのは非常に難しいです。


最後に

正直今最強のデッキはジャンド独創力だと思うので、ここに不利が付くのであればUR使わなくても良いんじゃないかなぁと思ったり。神聖なる月光や封じ込める僧侶を積むのも有りかと思います。有効な対策募集中!

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