独ビオンテックCEOインタビュー
世界的なコロナ禍で、経済活動回復の切り札となるワクチンの開発競争で「どこが覇権を握るのか?」この1年間ほど興味深く見守ってきた。
当初、ー70度の冷凍保存の問題などが懸念されていたが、日本を含む先進国向けではファイザーが開発競争のトップランナーにいる。ファイザーの大規模臨床ネットワークなどの貢献も大きいが、実際の開発は独ビオンテック社が請け負っており、大手製薬会社は、通常では利益が望めないワクチン開発は、ベンチャーが開発したものを吸い上げる仕組みになっている。
その独ビオンテックのCEOが日経のインタビューに答えている。これまで明確にされていなかった、「どれくらいワクチンの効果が持続するか?(→2年ごとの接種で効果続く)」などの質問に答えており興味深い。
これだけ大規模なプロジェクトになるとベンチャーの開発力だけでは進まないので、大手製薬会社が関わるメリットは大きいのかもしれない。アンジェスは(IRが無いと不満の声も上がるが)独力でよくやっているなと思う。