「高寺成紀の怪獣ラジオ(昼)」ONAIRハロプロ楽曲まとめ
はじめに
ハロヲタブログAdvent Calendar企画の4日目に参戦されたかずひろさんが、「特撮好き視点からオススメしたいハロプロ楽曲」というテーマで書かれていたのを受け、特撮界の巨匠髙寺成紀氏が「髙寺成紀の怪獣ラジオ(昼)」(調布FM)で紹介したハロプロ楽曲をまとめてみました。
高寺氏は平成仮面ライダーシリーズの第一作としてその方向を決定づけた「仮面ライダークウガ」のプロデューサーであり、主役として後の名優オダギリジョーを発掘した名伯楽です(「仮面ライダークウガ」の1話と2話はYouTubeで観られます)。
高寺氏の製作方針の二本柱として、⑴徹底したリアリティの重視、と、⑵理想としての人道主義へのこだわり、があげられます。⑴に偏れば露悪趣味に陥り、⑵に偏ればご都合主義と堕してしまう。この両者を同時に成立させることは非常に難しいのですが、「仮面ライダークウガ」はその奇跡的なバランスを維持した作品です。その製作者としての志の高さには、特撮にあまり造詣の深くない自分も先人として深いリスペクトを抱き続けています。
その高寺氏が2017年当時、熱烈に応援し始めたグループがアンジュルムであり、推し始めたメンバーが中西香菜でした。休養に入った相川茉穂の「代打」として仕事にやってきた中西と知り合い、という経緯からも分かるように、高寺氏は決して順風満帆ではなかった頃のアンジュルムを応援し続けた。その意味では蒼井優や堂島孝平といった著名人ヲタクの先駆者とも言える存在です。その彼が、特に中西香菜というメンバーを推し続けた意味については、以前別記事でも論じたことがあります。「現実と理想の均衡」という氏の製作姿勢が、「現実」とがっぷり四つになったまま勇往邁進するアイドルグループと何らかの共鳴を起こしたのかもしれません。
今回のまとめ記事は、そうした高寺氏が特撮ファンをメインターゲットとした自身のラジオ番組でどのようなハロプロ楽曲を紹介し続けてきたかを概観するものです。最後まで読んでいただければ分かりますが、「やはり初ON AIRはこの曲だったか」と、編者の自分も胸が熱くなるものがありました。
それでは、2022年から2017年まで、どうぞご覧ください。
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
おまけ
中西香菜のアンジュルム卒業後、高寺氏はBEYOOOOONDSに推し変しヲタ活の拠点を移し、シアタス調布のプレアドキャラクターとして職権乱用公私混同氏の眼鏡にかなう存在として島倉りかを抜擢しています。BEYOOOOONDSの舞台で女優としての資質を開花させつつある彼女が名伯楽によって見出され、「第二のオダギリジョー」として羽ばたいていく日を心待ちにする次第です。