「スブロサ SUBROSA」単語帳
「スブロサ SUBROSA」収録曲タイトルの単語帳。
那由多
・サンスクリット語で「すべてのものを含んだ」の意味
・古代インドの数量の単位(一般的には10の60乗)
宇宙の広大さ、仏の功徳の大きさを表現するために用いられる
・数の大きさを超越した概念
計り知れない大きさや無限を象徴する言葉
SCUM
・浮きかす
・温めた牛乳の膜
・煮物の表面に浮く灰汁
・人間のくず、クズども、価値のない人たち、つまらない奴(ら)
SUBROSA (ラテン語)
【意味】内密に、秘密に、内緒で
【語源】sub(下で)+rosa(薔薇=秘密の象徴)⇒ 薔薇の下で
ギリシア神話でアフロディーテが沈黙の神に薔薇を贈った話に基づく。
この話が元となり、ローマ帝国末期の宴会では薔薇の花を天井から吊るす時、その下でかわされた会話は他言しないという風習が生まれた。
その後も秘密の会議などで天井中央に1輪のバラの花をつけることで、会議の内容を外部に漏らさない誓いの印とした。
From Now On
・これからもずっと
Rezisto(エスペラント語)
・抵抗
雷神(らいじん・いかずちのかみ)
・日本の民間信仰や神道における雷の神
・古事記では、火之迦具土神を産んで死んだ伊邪 那美命の体に八柱の雷神が生じたとされる
風神(ふうじん)
・風を司る神
・風邪を流行らせる疫病神
・江戸時代の乞食の一種(風邪の疫病神を払うと称し金品をねだる者)
レゾナンス
・共振(振動エネルギーが伝わること。またそれにより増幅されること。)
・共鳴、反響
※比喩的な意味として、人々の心に訴えかける力やアイデアや感情が共感を呼ぶ様子を表すこともある。
冥王星
・2006年までは太陽系第9惑星とされていた
・プルート(pluto)という名前は、ローマ神話における冥府の王に由来。
・占星術においては「死(破壊)と再生の星」と呼ばれ、二度と元に戻らな い強制的な変容を起こして、物事を根底から変えるとされている。
遊星
・惑星。恒星の周りを回る天体のうち、比較的質量の軽いもの。
・惑星の古い呼び名(古くは游星とも)
明治期に学術用語の統一を図る際、東京大学閥が「惑星」、京都大学閥が「遊星」を主張した結果、東大閥が勝ち惑星に統一された。
・planet(英)の語源は、ギリシア語のプラネテス=彷徨うもの・放浪者
ストレリチア
萼がオレンジ色、花弁が青の鮮やかな花で熱帯の極楽鳥に似た美しい姿。
和名・極楽鳥花
プシュケー - PSYCHE -
・古代ギリシャ語で生命・心・魂・蝶の意味を持つ。
本来は「息・呼吸」の意味。
《ギリシャ神話・》
プシュケーの美貌を妬んだアフロディーテは、息子エロスに見た者と恋に落ちる金の矢で射るよう命じる。プシュケーの美しさに見とれたエロスは自分の足を矢で傷つけて恋に落ち、アフロディーテに内緒で妻にしてしまう。
夫に決して姿を見ないよう言われたプシュケーだが、嫉妬した姉たちに唆されエロスの姿を見てしまう。約束を破られたエロスは館を出ていき、途方に暮れたプシュケーはアフロディーテを頼る。与えられた試練をクリアしていくが、最後のひとつ・冥府の美が入った箱を好奇心から開けてしまい、深い眠りに落ちる。眠るプシュケーを見つけたエロスが発見。眠りを集めて箱に戻し、プシュケーを目覚めさせ、箱をアフロディーテに届ける。エロスはゼウスの力を借りてプシュケーを神の仲間入りさせ、アフロディーテを納得させた。
※プシュケーが絵画に描かれる際、魂や復活の象徴である蝶の翅を生やした姿であることが多い。
ガブリエルのラッパ
こんな数学的な意味があったなんて…。
意味がわからないけれどメモとしてそのまま引用。
ガブリエル
4大天使のひとり。
洗礼者ヨハネの誕生、聖母マリアへの受胎告知、ダニエルの幻視の謎解きなど神の言葉を伝える使者としての役割を担う。
最後の審判では、ラッパを鳴らし死者を蘇らせる。
純潔をあらわす白百合を持つ姿で描かれる事が多い。
ハウリング
鳴音。音に関する現象のひとつ。
【語源】howling(英):犬の鳴き声、遠吠え
マイクが拾ったスピーカーの音をアンプが増幅し、さらに大きな音でスピーカーが拡声する…というループの結果発生する(不快な)機械音のこと。
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サンスクリット語、ラテン語、エスペラント語。
理系の用語、音楽用語、星や花の名前。
今回も多岐にわたる言葉が使われていて面白かった。
ガブリエルのラッパは何度読んでも理解できないけど、タイトルだけでこれだけ楽しめるってやっぱりすごい。