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はじめまして。Angelinの栗原です。『リトルベビーのための小さな肌着』を作っています。

はじめまして。
私の記事を見てくれて、ありがとうございます^^

Angelinの栗原 涼子(くりはら りょうこ)です。


赤ちゃんの可愛らしい姿とママさんの笑顔づくりために、『リトルベビーのための小さな肌着』を制作し、販売やNICUへの寄贈を行なっています。

『リトルベビー』って?という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にお伝えします。

小さく早く生まれた赤ちゃんたちのことで、生まれた時の体重が2,500g未満を低出生体重児、1,500g未満を極低出生体重児、1,000g未満を超低出生体重児といいます。また、在胎37週よりも早く生まれた赤ちゃんを早産児といいます。

リトルベビーとご家族は退院までにいくつもの壁を経験します。

私自身が第一子を早産し、ある日突然リトルベビーの母親となりました。
当時を振り返ると、赤ちゃん誕生の喜びや嬉しさを上回る不安と罪悪感から、毎日自分を責め辛い想いをしました。今こうやって文字にできていることが信じられないくらいです。

ですが、多くの方々に支えられ無事に退院を迎え、9年経った今、息子は元気に小学校に通っています。

当事者となった私だからこそできることはないか?

そう思ったことがきっかけで始めたのが、『リトルベビーのための小さな肌着』づくりです。

そんな私はこのnoteで

早産やリトルベビーについて、より多くの方々に知ってもらえるように
経験者だからこそできる発信でリトルベビーとそのママさんが
前向きになれるように

というコンセプトで、私の妊娠出産の経緯やリトルベビーのリアルな実態、手探り状態の子育ての日々をお伝えしたいと思いました。

息子の成長発達のそれぞれの段階で特に心配したことや悩んできた事柄、またそれらに対してどのように対応してきたか等をテーマごとにまとめて投稿していきたいと思っています。

私は第一子の妊娠当時、早産についての知識はほとんど無く、また自分が早産するなんて1ミリも想像していませんでしたし、自分事になって初めて知ることが多くありました。知識として「知っている」だけでも受け止め方や今後の対応が違ってくるのではないかなと思っています。

私のnoteでは、できるだけありのままをまとめていこうと思っていますので、1事例として参考程度に見て頂けましたら幸いです。


今回のこちらの記事では、初投稿ということで自己紹介をしていきたいと思います。

現在に至るまで

私は沖縄県出身で、現在も夫と息子、娘、実母とで沖縄に暮らしています。

3回の妊娠出産を経験していますが、3回とも順調とはいえない経過でした。この経験を経て、人生観や物事の見え方など私を取り巻く世界が180度変わりました。

母親になる前の私は、仕事や趣味としてバレーボールやマラソンのサークル、スポーツ観戦、飲み会、旅行等で毎日忙しく、それだけで楽しかったので、正直なところ「このまま結婚しないかも…」と思う時期もありました。

そんな時にマラソンサークルで夫と出会い、お付き合いをすることになり、トントン拍子に結婚が決まり入籍しました。

年齢的なこともあり、「不妊治療等が必要になるかな?」と夫と話したりはしていましたが、ありがたいことに入籍後まもなく第一子の妊娠が判明しました。

突然訪れた第一子の早産

妊娠経過は順調で、我が子との対面を楽しみにする生活はこれまでにない喜びを感じる毎日で、医師に確認しながら、安定期に結婚式を挙げることにしました。

最大限体調に配慮した計画、準備を進めました。式当日には第一子の妊娠報告も行い、家族、親戚、職場同僚、友人等と一緒に喜び合いました。私たち夫婦の出会いのきっかけになったマラソンサークルの友人等が夫と一緒に余興で盛り上げてくれ、式場にいる皆が笑顔でおひらきとなりました。

しかし結婚式からちょうど一週間後、異変が起きました。そしてすぐに大学病院へ入院となり、その2日後、第一子長男を24週と2日676gで出産しました。

何もかも順調にきていたはずなのに、突然の出来事に「天国から地獄へ…」という気分でした。

この日を境に私の生活は一変しました。母になった実感を持てないままに、毎日3時間置きの搾乳と面会のための病院通いが始まり、全ての優先順位が子供となったのです。

初めて赤ちゃんに面会した時、嬉しい気持ちもあったが、同時に「なんてことをしてしまったんだろう…」と感情がジェットコースターのようでした。

後悔と罪悪感、自責と不安な気持ちの錯綜

長男の入院中は、気持ちがとても不安定だったことを今でも覚えています。

早く産まれてくることになってしまったことへの罪悪感。担当医から了承は得ていたものの、結婚式をやらなければ良かったという後悔の念。そんな安易な気持ちで大事な妊娠期間を過ごしてしまった自分の甘さ。これから先、この子はどうなってしまうんだろうと言う不安な気持ちでいっぱいでした。

当時は、コロナのような世の中を騒がせるような状況でもなく、面会制限もないのでいつでも会えるはずなのに、私は保育器を見つめることしかできない。そんな状況に居た堪れなくなり、早めに帰ることも多々ありました。

「赤ちゃんのためにできることはなんでもやりたい」

その気持ちは強くあったので、できることは何でもやろうとしていました。そんな気持ちで自分を奮起させていたのですが、他人の反応など些細なことにも傷つき、なかなか思い通りにはいきませんでした…

「赤ちゃんは頑張っている」
「今できることは母乳を届けること」

そう自分を鼓舞させるのですが、搾乳も思うようにいかず…

母乳が出ないなんて母親として失格

ネガティヴモードな私は、さらに自分を責め続けていきました。そして、看護師さんや他のママさんなど周囲の人に、自分から声をかけることができず、NICU(新生児集中治療室)でも、搾乳室でも下を向いて小さくなっていました。

息子の退院、そして本格的に子育てがスタート

そんな母とは違い、息子は頑張っていました。徐々に成長している姿を見ることができ、その姿に励まされました。

おむつ交換ができるようになり、抱っこすることができるようになり、直接授乳することもできて、息子の成長と比例するように私がお世話できることも増えていきました。そして、周囲の支えもいただきながら、息子の退院に向けて次第に気持ちを切り替えることができるようになっていきました。

看護師さんとは、手書きのノートでコミュニケーションを取っており、とても心強い存在でした。

そして、息子の誕生から101日目。念願の退院です。

「やっとこの日を迎えることができた」

本当に嬉しかったです。息子がやっと家にくる嬉しさは、言葉で表現しきれないほどでした。と同時に、これからは医療従事者のいない環境で、自分たちだけでケアしていくプレッシャーとで、必死の子育てが始まりました。
 
その後の成長発達もゆっくりさんで、背中スイッチが激しすぎて寝かしつけに長らく苦戦したり、こだわりの多さや偏食、多動等分からないことだらけの中、検索魔になり、家族とともに手探り状態で子育てをしてきました。
 

自分の経験を活かし、同じ境遇の方々へのサポートを決意

おそらく順調とは言えない成長過程に一喜一憂し、子育てに奮闘したおかげで(今だからこそ自分を褒められます笑)、2022年に息子は小学校に入学しました。
 
一つの節目を迎えることができ、私自身が少し落ち着いて当時を振り返られるようになりました。
 
その頃、世の中はコロナの時期で、面会時間が制限されて赤ちゃんに会えないママさんのニュース。当時の私の想いが甦ってきました。
 
「あの時は大変だったな」
「でも面会時間いっぱい、いつでも面会できた」
「あの状況でさらに会えなかったら、私はどうなっていたんだろう」
 
様々な想いが巡る中で、
 
「今のママさんはもっと大変だろうな」
「私と同じように罪悪感や自責感情に苛まれてほしくない」
 
そう思い、『なにか力になりたい。私にできることはないか?』
 
そう考えて、たどり着いたのが『リトルベビーのための小さな肌着』でした。
 
『リトルベビーのための小さな肌着』に興味のある方は、こちらのサイトをご確認ください👇よろしければシェアしていただけると嬉しいです。皆様のお力添えが、多くのママさんの助けになっていきます。
 
https://angelin-littlebaby.com
 
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
自分の妊娠出産について、また、息子の発育段階で悩み、手探り状態で子育てしてきた日々。これから迎えるであろう発育段階での体験もお伝えしていこうと思います。

もし私の記事を読まれた方で、これから迎える発育段階について参考になる情報や体験談をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非私の方にもコメントなどを通して教えていただけたら、ありがたいです。
 
私のnoteでは、『リトルベビーのための小さな肌着』の活動状況や、これまでの経験を「妊娠出産について」「NICU・GCU入院時」「保育園入所について」「偏食」「視力(未熟児網膜症)について」等、テーマごとにまとめて投稿していきたいと思っています。同じように悩んでいる方々の参考になれたら嬉しいです。
 
 
これからも応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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