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アリス展大阪 アリスは私たちの中に

立春を迎えた暖かい日曜にアリス展大阪へ。
最初、アリス展と聞いた時、アリスの物語は子供の頃好きだったけれど子供向けかなと思いましたが
ヴィクトリア&アルバート博物館コレクション。
イギリスには何度も行ってますが、その度に訪れるの場所がヴィクトリア&アルバート博物館
ウィリアム・モリスデザインがふんだんに使われた館内、ミュージアムショップも雑貨好きとしては見応えがあり、何度行っても楽しめます。

アリス展の構成

5つの章建てになっていました。

1章 アリスの誕生
2章 映画になったアリス
3章 新たなアリス像
4章 舞台になったアリス
5章 アリスになる

インスタレーションは撮影可
①チェシャー猫のインスタレーション
②お茶会のインスタレーション
③涙が池のインスタレーション

チャシュ猫のインスタレーション


お茶会のインスタレーション
涙が池のインスタレーション

作家ルイス・キャロルを知る


アリスの作家、ルイス・キャロル(Lewis Carroll 1832年1月27日 - 1898年1月14日)は、イギリスの数学者、論理学者、写真家、作家、詩人だそう。
写真が趣味で、アリスのモデルになるアリス・リデルをよく撮影していたらしいです。

このアリスにために口頭で語った物語が不思議の国のアリスとなったそうです。
ルイスが描いた挿絵も展示されていました。
完璧主義だったようで本にするにあたり挿絵への指示も細かなメモが残っています

ロマン主義絵画に影響を受けて少女をミューズのように見ていたのかもしれません。
ラファエル前派のサークルにも入っていたので好きだったんでしょうね。
少女ばかり撮影しているとちょっと怪しい人みたいだけど。
写真は有名人と仲良くなるためにも使っていたようです。有名人好きだったらしいので。

動くアリス

大ヒットしたアリスは世界各国へ訳されています。なんとスワヒリ語まで!

そして、なんとというか、そりゃそうだというか、シュールレアリスト達もアリスの世界を描いてます。ダリもアリスの挿絵を描いていて溶ける時計モチーフももちろんありました。イメージピッタリです。限定だったようですが、欲しいですね。

スワヒリ語版アリス


アリスの物語は映画、舞台、テレビなど多いですね。この夢の話は子供だけでなく誰をも惹きつけるのではないかと思います。
ルイス・キャロルの死後5年1903年にすでに映像化されていました。
モノクロ・無声の8分の短編で。
以後技術や媒体の発達にともない、長編化(1915年)、有声化(1931年)、カラー化(1949年)、長編アニメーション(1951年)、実写ミュージカル(1972年)、そして近年のCGを駆使した作品として、さまざまな映画/テレビ映画/テレビシリーズが制作されています。

下記の写真のように衣装も展示されていてアリスって本当にいたんじゃないかと思えてきます。
写真撮影は不可だしたがヴィヴィアン・ウエストウッドのアリスの国をモチーフにしたTシャツとか。欲しいですね。

展示にもありましたが、ディズニーがヒットしたもので大きいのではないかと思います。
これは私も最初にアリスを映像で見たものになるはず。1951年のものだけど何度も放映されてます。
原作から創作された別の物語もたくさん映像化されたものが展示されていて、大人の想像力をも掻き立てる物語だと実感しました。
最近では2010年ティム・バートン監督の実写版アリス・イン・ザ・ワンダーランドが有名ですね。
ジョニー・デップが出てます。

夢の物語だからか、何か心理を揺さぶられるような感覚になるのも魅力でしょうか?
3章の新たなアリス像では60年だからのカウンターカルチャーと重ねられていました。
サイケデリックな作品とアリスの世界はなんだか合う。
オノ・ヨーコさん、草間彌生さんの作品も展示されています。
ありそうでない。心の中ではあるかもしれない。そこをついてくる面白い作品だと改めて思わされました。

ティム・バートンの映画もう一度見てみようかなと思いながら見てまわりました。
自筆のメモやイラストなどもどのようにアリスが世に出たのかがわかります。
また映像も多くあるのでリラックスして楽しめます。

グッズ関連もつい欲しくなるデザイン。
なかなかのお値段ですが、お土産に紅茶とお菓子はいいかもしれません。
私は、Drink Meのサイダーを物語を思い出して面白いなと購入。
お茶会のデザインが素敵でドリップコーヒーをお土産に。
イヤーカフのトランプを一つ自分へのプレゼントに。
ついつい財布の紐が緩くなりそうなので気をつけて。

購入したグッズ

最後まで楽しい展覧会でした。


アリス展大阪


3月15日まであべのハスカス美術館
アリス展公式HP
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