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親友の死
親友が死んだ。
心臓発作による、突然死だった。
悪い嘘だと思いたかった。
信じられず、ただただ悲しい。
悲しさを越えたら、苦しくなった。
胸をつんざくような苦しみだ。
または、心がぽっかり空いたような苦しみだ。
本当に、本当に大切な親友だった。
陳腐な表現かもしれないが、本当にかけがえのない存在だった。
今はただ苦しい。それしか書けない。
もう、二度と声は聞けないし、会うこともできない。
葬儀にも行けないからきちんとお別れも出来ない。
何度も何度も
彼女からもらった手紙を読み返すだろう。彼女にもらったブレスレットは大切にする。彼女と一緒に買ったぬいぐるみは大切にする。
もらったけどきっと彼女の方が大切にしていたからやっぱり返そうと思ってた星の王子様の空き缶は返すことが出来なかった。
貸してた嶽本野ばらの「世界の終わりという名の雑貨店」の小説は返って来ることはなかった。
苦しい。悲しい。寂しい。
今ある感情は、それだけだ。