「お母さんは、今しんどいの」
こんにちは。寒くなってきたと思ったら、もう師走。街はすっかりクリスマス模様ですね。
私事ですが、先月、以前怪我をした目の再手術を受けました。しばらくブログをお休みしていましたが、もうすっかり良くなりましたのでご安心ください。
久しぶりに体調が悪い日が続いて、思ったことがあります。それは、
体調が良くない時の子育ては
ほんとーーーにしんどい!!
ということ。私の子どもはもう自立している年頃ですが、現在子育て中の皆さま、本当にお疲れさまです!
特に乳幼児を育てている場合は、身の回りのお世話が待ったなしでどんどん溜まってきますよね。
その上、幼稚園や学校、習い事の送迎や、買い物、夕飯作り、明日の準備など、しんどくて横になりたい気持ちをグッと抑え、体にムチ打ってがんばってしまいがち。仕事を持つ身なら、さらに厳しい状況に。
かつての私も、今から思えば自分をないがしろにして、仕事と子育てに追われていました。
上の子の幼稚園のお迎えに行くために、2歳になる下の子を連れて電車に乗った時のことです。
私たちの隣に座っていらした上品なおばあさまが、見知らぬ私に向かって「今が一番しんどい時だと思うから、がんばってね。きっとだんだん楽になるよ」と優しく言葉をかけてくれたのです。
それを聞いた途端、私はそれまで張り詰めていた糸が切れたように、体から力が抜けて、涙が溢れてきました。
知らないうちに「怒涛の毎日」という激流に流されていた私を、日の当たる岸にヒョイ!と救いあげてもらったように感じた、今でも忘れられない温かい出来事でした。
しんどい時、子どもに対してついつい口調が荒くなったり、待ってあげられなくなったりして、後で自分で落ち込んでしまいがち。
ひとりで全部背負い込んで、爆発してしまう前に、できることって何かな?
きっとそれは、シンプルなこと。
「お母さんは/ママは、今しんどいの。」と子どもに言ってみること。がまんしないで、家族に伝えてみること。
きっと、子どもは大人が思う以上に、何か手伝ってくれたり、優しくしてくれるんじゃないかな。家族も、協力してくれたり、気遣ってくれるんしゃないかな。
いろいろな事情があってなかなか難しい場合もあると思います。どうしようもない時は、どうか思い詰めずに、子育て支援の団体や市区町村の役所へ助けを求めてください。
子どもを一時的に預かって泊めてもらえたり、家に子育てや家事代行などのヘルパーさんを派遣してもらえたりと、地域差がありますが、様々なサポートが受けられる可能性があります。
子育てで助けを求めるのは、勇気のいることです。
なぜなら、日本では昔から、母は子育てできて当たり前、子どもにいつも笑顔で接して当たり前、というような風潮があるからです。
でも、男性の育休も進まず、核家族が基本となってきた現代では、「孤独な子育て」になりがちということで、今や社会全体で子育てを支援することが当たり前になりつつあります。
なので、喉が渇いたら水を飲むように、しんどいと思ったら、誰かと、どこかとつながって、サポートを受けることを考えてみてください。某名で電話で話を聞いてもらうだけでも、ずいぶん気持ちが軽くなることもありますから。
お母さんがしんどくなっても、いい。
お母さんも休んで、いい。
お母さんは手伝ってもらって、いい。
では、また。
長文読んでくださり、ありがとうございました。