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なぜ常識という世界から抜けられないのか


今の生き方とは違う、生き方を学び
新しい生き方をしたいと望んでも

「なかなか変わらない」
「簡単には変えられない」

と感じたことはありませんか?


例えば、
・挑戦したいけど怖くて行動できない
・彼氏、彼女と合わないから別れたいけど、別れられない
・告白したいのに怖くて出来ない
・好きなことを仕事にしたいと思いながら実行に移せない
・会社を辞めたいのに辞められない
・痩せたいけど腰が重くて動き出せない


など、私の回りに居る身近な人や
カウンセリングを受けてくださるクライアントさん達は
現状変えたいのに変えられなくて
悩んでおられました。


動き出せない理由には
「本当はそうしたくない」
「文句を言いながらも現状を望んでいる」

という場合もあります。


ですがもう1つ、私たちの見えない部分で
動きたいのに動き出せない理由があります。


今回は「変わりたいのに変われない」
「動きたいのに動けない」理由についてお話します。





▶︎ホメオスタシスとコンフォートゾーン


宇宙の法則を知った多くの人が
常識に疑問を抱きながらも
抜け出せないのには
実は理由があります。


それはコンフォートゾーン(心地の良いと感じているレベル)
に戻そうとする力
ホメオスタシスが働いているからです。


ホメオスタシスとは
生物が内部環境や身体の状態(体温や血圧、免疫)を
一定に保とうとすることです。


このホメオスタシスがなんと
情報空間にも広がっているという
サイバーホメオタシス仮説の論文
認知科学者である苫米地英人氏が書かれています。


「サイバーホメオスタシス」と「コンフォートゾーン」について
興味のある方はこちらをご覧ください。


他にも色んな人が、色んな見解で
動画を出されていますので
ご自身に一番合う解説を見つけることも
いいかもしれません。
その方が理解度も上がると思います。



コンフォートとは「精神的・肉体的に快適、心地よい」という意味です。

そしてコンフォートゾーンとは
「精神的・肉体的に快適で心地よい空間」となります。


ここで違和感を
抱く人もいるのではないでしょうか。


常識の世界の居心地が悪くなったから
宇宙の法則で生きようとしているのに
その常識の世界が、快適で心地よいコンフォートゾーン
って、どこか矛盾を感じませんか?


コンフォートゾーンというのは
快適な空間という意味ですが
【慣れ】という言葉のほうが
しっくりくるかと思います。


今までずっと
常識の世界に身を置いていたわけですから
体や精神が、常識の世界に
慣れてしまっているのですね。

そのためイラストのように
「もうこの世界から抜け出したい」と思っていても

精神と肉体の習慣は
常識の世界のほうが
コンフォートゾーンだと思ってしまうのです。

勇気を出して
宇宙の法則で生きる世界に飛び込んでも
最初は不安や違和感を
抱くことがあります。

そしてホメオスタシスの力が働き
無意識のうちに
慣れた常識の世界に戻ろうと
働きかけてしてしまうのです。


ですので、常識の世界から
宇宙の法則で生きる世界に移行するためには
宇宙の法則で生きる世界のルールを
学び、理解し、現実世界で実践して
慣れさせていく
必要があります。


イメージとしては
徐々に常識の世界から
宇宙の法則で生きる世界へ
引っ越していく様な感じです。




▶︎具体的な移行の仕方


最初は、毎日数分だけでも
宇宙の法則を意識する時間を作り
徐々にその時間を
増やしていくことがポイントです。


その際に、必ずと言っていいほど
ホメオスタシスの力が働きます。


ホメオスタシスの力が働いて
不安や恐怖の感情を感じたら
自己対話のワークを通して
過去の常識の考えを手放し

過去を癒やし、新しい方向に進めるように
舵を切りなおします。


そして、現実で起きていることを
しっかりと把握してみてくださいね。


宇宙の法則は理論だけでなく
現実の出来事や状況に当てはめて考えることで
現実世界の中で宇宙の法則が
どのように働いているかが
よく理解できるようになります。



▶︎常識という矛盾


私たちは子どもの頃から
みんな同じになるように育てられました。


口では「個性が大事」
「個性を伸ばそう」などと言いながら
個性を出すことは許されない世界です。


学生時代に個性が大事なのに
縛られる矛盾に苦しんだ人もいるのではないでしょうか。


そして義務教育の間は
個性を出す事も許されず
自由も許されません。


同じ服を着て
同じ食事を食べ
同じ時間に動く。

今思えば
軍隊のようですね。
もちろん私がそう感じただけで
あなたは違うかもしれません。
それも全然大丈夫です。


子どもはスポンジのように情報を吸収し
制限なく自由な発想ができるのに
そんな大事な時期に
軍隊のような環境に身を置くのは何のためでしょうか?



それは、

・自分で考えられないように思考停止させるため
・人の言うことを大人しく聞いてくれる人を育てるため

なのですね。


ちょっと怖い雰囲気になってしまいましたね。

ここではあなたの思い込みができたルーツを探るための
一つの見方だと思いながら進めてください。

必ずしも同じである必要はありません。

あなたはあなたの感じた想いを
尊重して下さい。


決して学校教育や
その環境を否定しているのではありません。

学校教育や環境にも
いい影響を及ぼすものもあります。


学校という場が悪なのではなく
会社に入ること、上司の言うことを聞くのが問題なのではなく


「何も考えず、言われた通りにしか動かない」
というところがポイントです。


これが思考停止状態と呼ばれる状態です。



私たちは生活に追われると
ゆっくり考えを巡らせる時間も
感情を味わう時間も与えられず
常にたくさんの情報にさらされています。


思考停止は一つの自己防衛の手段ではありますが
思考停止が感覚を鈍くさせ
内側とのつながりを断ってしまう要因にもなります。

「なぜ、宇宙の法則をマスターしたいのに
現実で起きている苦しい話を
聞かないといけないのか?」


と思われるかもしれませんが
私たちは気付かないうちに
さまざまな常識などが刷り込まれ
それが見えない縛りとなり
足かせとなっています。


まずはあなたを縛っている
「苦しい考え方」に
気づいて欲しいんです。


そして見えない縛りに気づくと
「じゃあどうしよう?」
考えられるようになりますよね。


こうしたことができるようになることで
自分らしい考え方ができるようになります。



常識を守らせることは
他人軸になることであり
条件付きの愛しか
手に入れることはできません。


宇宙の法則が100%信じられない。
理論は分かるけど恐くて動けない。
周りの目線が怖い。

こんな風に思考や行動
意識を縛ってしまう考えが
無意識のうちに刷り込まれたものが常識です。


あなたが現実で起きていることを理解して
自分の選択によって
常識の世界から抜け出すと
決心すれば脱出できます。



別の章でもいいましたが
洗脳とは概念を変えることです。

そしてあなたの洗脳は
あなたでしか解けません。

常識の世界を出るのに
パスポートも資格も必要ありません。


必要なのは新たな世界で
自由と幸せを謳歌する覚悟です。


一度気付いてしまったら戻れません。
というより、戻りたくなくなります。


進むのも怖い。
戻るのも怖い。

こんな風に怯んでしまう瞬間もありますが
前に進めば更に新しい世界を体験することができます。


どちらが良くて
どちらが悪いということはありません。


すべてあなたが
決めることが出来るのです。


あなたが決めれば
どちらも正解で
どちらもあなたのコンフォートゾーンです。




読んでくれてありがと

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