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小学校支援級までの道のり
凸凹ちゃんは一年生から支援級に入りました。
支援級までの道のりを書きます。
支援級
支援級とは通常のクラスに通うと困りごとが沢山出てしまう子が通うクラスです。
大きく分けると知的学級と情緒学級そして肢体不自由の子供達に分けられます。
支援級に入る事になった時の親の気持ち
まず支援級に入る事になったのは医師の勧め。
親としては通常級に行かせたかったのが本音。
医師からは通常級に通うデメリットを教えて頂き凸凹ちゃんは始めから支援級を選択しました。
親の中では葛藤があったのはいうまでもありませんが、そこの所は機会があれば書こうと思います。
とにかく凸凹ちゃん優先で支援級にという気持ちで入れる事にしました。
支援級に入るまでにやる事
支援級に入るには、通っている園にその事を伝えなければなりません。
何故かというと、加配対象になっているお子さんの保護者にしか、支援級の案内がそもそも来ないから。
そして入学前に学校に園を通じて見学の申し込みをしないといけないのですが、それも見学申し込みの締め切りが九月くらいだったと思います。
見学時期は10月ごろから行われるためなるべく早めに申し込みが必要です。
支援級の見学
支援級の見学の日には教育委員会の方と顔を合わせて面談を行います。
子供がどんな子なのかを確認する形です。
私達は親のみ一回見学、凸凹ちゃんを連れてもう一度見学する合計二回の見学の日があったと思います。
支援級の割り振り
これは知的に行くのか情緒のクラスに割り振られるのかは教育委員会や学校に委ねられるため、こちらは口出しができないそうです。
それを見学後に聞いて情緒クラスに入る物だとばかり考えていた母は知的クラスもしっかりと見学する事にしました。
見学をした感想で、知的学級に行くと我が子はどうだろう?と考えた母。
その後凸凹ちゃんの診察時に医師に相談しました。
すると医師が凸凹は情緒学級の方が悪い方向には進まず、学びが多いという事で意見書を出してくださり、そちらを参考資料として教育委員会に提示しました。
なぜ母が医師に相談したかというと、凸凹ちゃんのIQを見た教育委員会の方が、あと少し下がれば知的に入れるよと言われたから。
下がったら困るのよと母は思いました。
医師との将来的なビジョンは小学校低学年は支援級で基礎ができたら通常級に行くステップアップを考えていた為、当時は教育委員会の方との価値観の違いに慌てました。
支援級のクラスが決定
入学前の段階で振り分けが決定して通知をもらい、情緒学級に入れた事にとても安堵した事を覚えています。
何を基準に知的と情緒を振り分けているのか正直入学後疑問に思う事がかなりありました。
とにかくあの当時はこれで安心と思っていた母。
入学式前日
支援級に決定した凸凹ちゃんを連れて、まだ入学していない学校に赴きリハーサルを行いました。
といっても式の流れを行うわけではなく、みんなで並んで入ってきたら順番に座るよ〜席はここだよ〜という形でした。
知らない場所ではパニックになる子もいるので、こうして事前に場所を見たり席を決めたり、もしパニックになった時はどの様にするかなど対処法を学校とあらかじめ話しておく事ができたので親としても安心できました。
入学式当日
案内をする先生を紹介されて、その方が入場の時や退場の時など凸凹ちゃんについてきてくれるというサポート付きだったのですが、それは良かったのです。
ただ、始めに席に座るのは通常級に行って子供と親が別れて入場する段取りではあったのですが、凸凹ちゃんのロッカーが用意されていなかったのです。
早速付き添いの先生がパニック。
ロッカーに名前がない為、どこに置くかも困っていた先生。
親子共々、この学校大丈夫?と思ったのはいうまでもありません。
親のリザーブ席
小さなトラブルは起きつつも、親は昨日決めた席に座らなければなりません。
もし凸凹ちゃんがパニックを起こした時にすぐ対応できる様に、席をあらかじめ外に出られる扉の近くに前日決めておき、予約席として確保ができないので、他の親御さんより早く体育館に来てその席に座って下さいという内容。
トラブル起きたからどうしようと思いつつ、本人もそこまで大事に感じていない(どちらかというと先生がパニックになっていただけ)ので親は夫婦共に体育館へ。
そして無事仮リザーブ席を確保。
入学式スタート
引率をしてくれる先生がいるから安心していた私達夫婦。
入場してきた姿を見て目を疑いました。
先生が引率してない。なんで他の子と歩いてるの?
我が子は普通に歩いて列からはみ出さずニコニコ歩いていましたが、先生が別の子手を繋いで歩いている。
なんで?と思ったら、通常級に入っている他の子がグズグズで何ともならず凸凹ちゃんが大丈夫と言ったから引率を違う子にしたと。
こんな感じでどしょっぱつからハァ?と思う状態でした。
途中不安になったり暴れたらどうするおつもりだったんでしょうか?と心の中で思いながらも、さらにこの学校大丈夫?と思ってしまう入学式でした。
何の心配もなかった入学式
終わってしまえば我が子は何とか持ち堪え、最後はグズグズになりましたが、緊張していたのか式中は問題なく通常学級でも問題なく、最後支援級に移動してきてグズグズなり始めた感じで概ねうまく行った入学式でした。
まとめ
支援級に入るまでは何かと手続きを行い沢山の行政資料に名前と印鑑をバンバン書いて押してを繰り返しましたが入ってみればすんなり。
これで安心と思っていた懐かしい日。
世の中そんなに甘くはなかったんですよねぇ。
小学生になってさらに大変な事が続いて苦労した事はまた別の記事に書きますが、結論は支援級の手続きは早めに行い見学に行き、本当に支援級が良いのか通常級が良いのかをよく考えましょうという記事でした。
おしまい
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