見出し画像

わたくしという事象

わたしはASD、自閉スペクトラム障害です。空気が読めないと言われています。わたしは想像するのではなく常に考えます。これは、そんなわたしの自己紹介です。

プロフィール

名前: 遊井 香をり(あそい かおり)
年齢:  40代後半
拠点: 名古屋
職業: マークアップエンジニア

こどものときは他人の悲しみや苦しみがじぶんの痛みでした。学校に通うことが困難で、それは今でも変わりません。考え方がひとと違うことでいじめにもあいましたが、いじめをした本人からも助けられて今に至ります。

ASDとわたし

わたしが自閉スペクトラム障害と診断を受けたのは30歳を過ぎてのことでした。こどもの頃から「生きづらさ」を感じていましたが、当時は ASD というカテゴリーすらありませんでした。そのためじぶん自身のアイデンティティの確立ができず、混乱した毎日を送っていました。

ASD の特徴はひとそれぞれ。簡単にわたしの特徴を紹介します。

わたしは基本的に人間に興味を持つことができません。興味がないので記憶にも残りません。それを不便だと感じたことはほとんどありませんが。

興味を持つと過集中に陥りがちで、作業中もそれだけにしか意識が行かなくなることが多い。リモート作業中のいまは、意図的に興味を持てるテレビ番組をつけて集中力を分散させています。

できることとできないことの差が大きく、また、興味があることと興味がないことに対する意識の向き方の差も大きいです。

他人とのかかわり方

世間でよくいわれている通り、わたしも空気が読めません。

そのかわりにわたしは考えます。情報を集めてシミュレートします。そうしながら他人と対峙します。これを常にしているので、わたしにとって他人とかかわることは非常に疲れることです。このひとは何が言いたいのか、何を望んでいるのか、それに答えるにはどうしたらいいのか。

基本の対人スキルがこれなので、接客業をするとお客様にはとてもかわいがっていただけます。

少し前に話題になったワードで「メタ認知」というものがありますが、それに近いことをしているようです。ただ、自己肯定というものがわたしにはありません。問題はそこなので、明るい人生への道のりは遠いです。

そんなわたしのいま

嫌にもきらいにもならず、興味が切れることもなかったフロントエンドの仕事を在宅でしています。仕事として本格的に関わるようになってからはまだ半年。知識も経験も足りません。ただただ着実に実績をつみあげていこうとしているところです。



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集