逃げる日
入院中の病院というのは本当に居心地の良いものではない。
特に私のように、徹底的に入院中にメンタルをぶっ壊された人間にはあまりにも静かで、物思いにふっけてしまうから達が悪い。
一昨日の夜に、両親からこれでもかという程に電話で人格否定をされた上に。
今後一切子ども達と連絡は取るなっ。取ればお前の面倒なぞみないと罵詈雑言吐かれまくった直後だ。
ちなみに結局どうしたかというと、自分の身は自分で守るしかないと悟り。
当直医と話をして、このままではより病状を悪化させる為に、携帯で私が両親と妻子に連絡をしない、またさせないようにするしかなく。
当直医には申し訳なかったが、両方へ電話して貰らい携帯を当分の間、使用禁止させます、預からせて貰いますと言って貰えた。
ここまでしなければもたない。
ただそれは建前で、携帯には友人、知人からのメッセージやこのnoteへの書き散らかし。
また音楽、動画、写真、ゲーム等があり、それによって気を紛ぎらわす。
それでもやっぱり色々と考えてしまい。
深くドス黒く腐った腐海にぶち込まれ、ゆっくり息が出来ないように沈む状況を感じてしまう。
今日は特にそれが酷い。
今日は妻が子ども達と猫2匹を連れて新幹線で東京へ逃げる日だからだ。
結局、妻は病院で入院時に一回。
私からの要請で主治医と一回、私と子ども達の別れの為の送迎の三回したのみの計5回しか私の前に姿を見せなかった。
恨みと思うよりも、人としてその程度しか出来ないのだなぁ、としか思わないなんとも虚しい感覚だ。
それから学生の頃からの18年間を私は手紙を書いて感謝し、今出来る限り神経を削ってミサンガを妻の分まで編み手渡したのだが彼女からは何も無かった。
寧ろ、最後に『離婚届けに判を押せ』と言われた児童扶助金等の目的で。
逃げる事と金の事だけに精一杯で本当に何もない人。
そんな人にこれから育てられる子ども達は本当に可哀想だし、まともに育てくれるのかよくわからない。
私は病気で入院中の身なので手出ししようにも出来ない。主治医からは絶対安静を言い渡されている。
入院して1か月の間に、その辺のB級ドラマ
や映画以上の酷い経験をしている実感がある。
ドラマの方がまだ生やさしく救いがある。
主人公が死ぬかハッピーエンドかその辺に落とし込まれるだろう。
ただこれは現実で、これから予想されるのはぐちゃぐちゃの離婚訴訟か何かで、私は更にズタズタにされることだろう。
また恐らく両親からは何度となく話を蒸し返えされては、八つ当たりされるのが目に見えている。
ポジティブ思考になれ、何も考えず休む事なんて先ずムリだ。
人間とは残念ながら、獣ではなく常に何かを考えて生きるものというのを今実感している。
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