閉塞性動脈硬化症
ASO:Arterio-Sclerosis Obliterans
過去問
下肢動脈閉塞について誤っているものを1つ選べ。
a.急性下肢動脈閉塞において、発症6時間以内の血栓除去成功例でも筋腎代謝症候群(MNMS)は生じうる。
b.急性下肢動脈閉塞において、区画内圧が30mmHg以上で組織が非可逆的変化に陥るとされる。
c.下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)はABI0.90未満ともって診断する。
d.我が国における中高年一般住民におけるASOの有病率は10%である。
e.間欠性跛行は症候性ASOの70-80%を占める。
解答:d
a.◯予兆があれば、利尿剤・重炭酸塩を投与。乏尿、高カリウムの場合は血液透析を考慮。
筋腎代謝症候群(MNMS)
急性動脈閉塞による広範囲下肢完全虚血(大腿部を含む下肢全体など)により発症する症候群。筋肉の虚血壊死により、組織からミオグロビンやカリウム、乳酸、CKなどの代謝産物が血中に放出され、急性腎不全や多臓器不全を引き起こす重症な疾患。血尿(ミオグロビン尿)が認められる。手術などの血行再建により、ミオグロビンやカリウムななどの代謝産物が急速に血液中に放出され、心停止に至る可能性が高いため、術中からの血液浄化療法の併施が必要。
b.◯懸念される症例では、減張切開を行う。
筋膜を切開して区画内の減圧をはかり筋肉や神経の壊死を予防する必要
c.◯ABI0.90未満をASOとみなすものが多い。
d.×正しくは1-3%である。しかし、今後は増えてくる可能性あり。2015年ガイドライン参考。
65歳以上の高齢者では3-6%、血液透析患者では10-20%と推定されている。
e.◯多くは予後良好。5年後は不変が70-80%を占める。
過去問
下肢動脈閉塞について誤っているものを1つ選べ。
a.造影剤腎症は、48時間以内に血清Creが前値より0.5mg/dL以上または25%以上増加した場合である。
b.ガドリニウム造影剤投与後に腎性全身性線維症が発症することがある。
c.急性動脈閉塞の70-80%は塞栓症によるものである。
d.急性動脈閉塞の心原性塞栓症で最も多い原因は心房細動である。
e.急性下肢動脈閉塞と診断された患者には、速やかに未分画ヘパリン3000-5000単位のヘパリンを投与する。
解答:a
a.×72時間が正しい。リスクは腎不全、糖尿病、高齢、脱水、大量の造影剤、うっ血性心不全。予防は生食、重曹輸液を検査前後に行うことである
b.◯皮膚の腫脹や硬化、疼痛など発症する。長期透析症例、GFR30mL/min/1.73mm2未満の慢性腎不全症例、急性腎不全では注意。脾造影のMRAで代替する。
c.◯心原性(心房細動が最多、ほかに弁膜症、IE,腫瘍)、非心原性(粥腫、動脈瘤)に分類される。
d.◯
e.◯二次的に血栓症ができるのを予防。