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人のフリ見て我がフリなおせってハナシ


ここ最近、noteで夫君を散々コキおろしてるんで、ほんじゃ、アタシ、アンタは女房としてどうなのサ、と自分をかえりみてみる。



そこで気がついたコト。

「うわー、アタシ、夫君を超絶ハブってたネ」

ぶわはははは‼︎
ハブってる‼︎
めっちゃハブってるワ、それ‼︎
ウケる‼︎

笑いが止まらん…



アタシって、自分のコトを、
「こんな女房としてスペック高いヤツおらんで」
と超絶大絶賛してるんデスね。

それは誇張も少しあるかもですが、多分間違いないコトではあります。(?)


めっちゃ頭いい(?)んで仕事できすぎるくらいできるし。
ちょっと鈍臭いポンコツだけど。

華奢なピンヒールでPCとにらめっこしながら電卓叩きまくってたキレ〜イなOLが、白長靴で泥まみれになりながらバケツ抱えて走りまくるんだゾ?

そんな対極の仕事のどちらも完璧にこなせるのなんか、アタシぐらいしかおらんやろ。
(探せばいくらでも居そう…)


ワンオペでも一度も文句言ったコトない。


外にオンナ作っても、それも文句言ったコトなんてない。
文句言ってその後どうすんのサ、すぐ別れられんのならナンボでも文句言うケド。
生活は続くんだから、お互い気まずいまま暮らすより、シレ〜っと知らん顔してんのが一番。
どうせその場で「ごめんなさい、もうしません」っつっても、その舌の根も乾かんウチにまたぞろヤラかすんだよ、そういうオトコは。
ってなコトで文句は言わなんだ。


義父にしろ義母にしろ体調崩しゃ、アタシが病院連れてく。
介護ももちろんアタシ。
自分の両親よりも献身的に舅と姑の世話する、なんて出来た嫁!
当の息子は自分の両親ほったらかし。


丸顔おデブはニッカニカ笑ってりゃ、ご近所さんでも評判の良いお嫁さんだワ。


料理は美味いし。


顔も良い(?)から、息子も娘も世界一の美男美女やし。
(だから3人いるのに世界一とは?)


ホンマ、こんなスペック高い女房、よそにはおらんおらん!
言うだけはタダやから、ごっつ言うとこ。



「時間とカネに余裕のある女の子大好き妻子持ちは必ず外にオンナ作る」
世のセオリー。


実は夫君に時間を与えていたのは何を隠そうこのアタシ。
カネはともかくとして。


夫君は毎日晩酌するから、パスタとかカレーとかが夕飯のメニューにできない。

酒のアテを何かしらこさえんとならん。

酒のアテでは子ども達の夕飯にはならんから、子どもは子どもで別のモノを作る。

バランスも大事だからアレもコレも作る。

もうコレでもかってくらいテーブルに皿を並べまくる。テーブルが見えなくなるくらい。
それが我が家の夕飯。

そんな炊事を毎日毎晩はアタシも疲れる。
週に一日ぐらいズボラさせろってなコトで、土曜日の夜は夫君を外に追い出す。

マジでコロナ自粛の時は一日も休みなくて死ぬかと思ったワ。
毎日が宅飲みなんだからサ。



ワンオペにしたって、ソレ、実はアタシが夫君から関わる機会を奪ってたダケ。

家事も育児もアイツよりアタシのが上手にできる。
ヘタクソな夫君を待つ時間が無駄だから。
アタシ、待つのキライ。

ほとんどの人が夫婦で参加してたクラブチームのお手伝いも1人でできる。
車にも乗れるし、長距離の県外遠征だってお手のもの。
8時間車走らせる?
イヤ、ヨユー、余裕。



夫君以外の4人は、わちゃわちゃ楽しそうにしてる。

仕事のない夫君の日曜日、朝起きたら家族はとっくの昔に遠征なりなんなりに出掛けてる。

愛しの恋女房ときたら、喋れば監督がウザいだとかコーチがどうしただとか他所のオトコのハナシしかしない。

クラブチームに深く携わりたいとかナントカ言い出して審判資格とってからは、もう、酷い酷い。

平日だろうがどうだろうがなんかクラブのコトしてるし、夕飯時でさえ誰かと電話してて自分はほったらかし。
「熱燗して」「ビール出して」
ソレは頼めばやってくれるケド、ずーっと誰かと電話で喋りながらだし。

電話してなくても、ずーっと監督だとかコーチだとか、他所のオトコとラインばっかして、自分のほうなんて一切見ない。


誰も友達が捕まらない土曜の夜、「今日は家に居てもいい?」なんて言おうモノなら、女房は露骨にイヤそうな顔する。


子ども達はぜんぶ「ねえママ」「あのさママ」って女房ばっかり頼って相談してる、一家の大黒柱はオレなのだが?

そうやって大切な家族達は、自分の居ないトコロでどんどん結束し、完結していく。

オレの役目、「カネをせっせと稼ぐ」だけ。



思うに夫君は我が家に居場所、無かったんではないでしょうかね。

愛おしいはずのマイスイートホームなのに、ネ。

自分がいなくても「家族」として機能してる。

「オレ、要らん子やん」

実は夫君、次男坊で根っからの末っ子気質、超かまってチャンなんデス。

それなのに女房は子どものコトばっかりで自分のコトはほったらかし。

子どもは子どもでお母ちゃんにベッタリ。

「オレ、除け者にされてるやん」


そりゃ、家には居たくなかったでしょうネ。

「大好き」「今日も会いたいな」
そんな風に言ってくれる外のオンナが可愛く見えて当たり前ダナ。



まったく、どこが「スペック高い良い女房」だか。
夫を立てられないどころか、居ないモノとして扱う妻なんゾ、良い女房じゃなかろう。

思えば、夫君のオンナ遊びが一番酷かったの、アタシがクラブチームに夢中になってた頃だ。

夫君、淋しかったんでしょうネ。

居場所作ってくれる外のオンナに逃げたくなる気持ち、ちょっとわかるなぁ。

アタシもちょっと酷い女房だったワ。
ネ。



だからって全部が全部許せるか?って言ったらソレはソレで「うーむ」とはなるが…

可愛くない女房だったコトは申し訳ないケド、やって良いコトと悪いコトはあるからサ。

いかんよ、不貞は、ネ。



夫君の彼女達へ。

その節は、ポンコツ女房のせいで残念夫君が大変お世話になりました。

改めまして感謝申し上げます。
ありがとうございました。

感謝ついでに大切なコトを教えてあげるネ。

アタシもアナタ達と同じ立場だったコトがあるんで、不倫の結末がどうなるか知ってます。

夫君はね、ポンコツ女房も子どもも捨てるつもりないの。
安定した家庭を壊す気は無い、いざとなったら切り離されるのはアナタ達なの。

「別に私、アンタのダンナなんか要らないからイイよ。
アンタのダンナと結婚したいとか特別に選ばれたいとか思ってないし」
そうだよね、テレサテンの「愛人」みたいな展開とは違ワイ、だよね。
わかる、わかる。

でも、違うの、そうじゃないのヨ。
アナタ達の本気度はさほど重要じゃないの。

あのね、他に大事な人間のいるオトコなんてモノにアナタ達の大切な時間を裂いてるってのが問題なのヨ。

アナタ達も今は楽しいかもしれない。
でもね、いつか絶対に後悔する日が来るの。

女の子はね、大事にされてナンボだよ?

ナンバーワンじゃダメなの、オンリーワンのほうが絶対いいの。

だからアナタのコトだけを本当に大切にしてくれる人と一緒にいて欲しい。

その為にも自分のコトを大切にしてあげて。

夫君なんかと一緒に居ても、時間の無駄だよ。
アイツはアナタ達に本物の幸せ、教えてくれない。

他に大事な人が居る人なんかと一緒に居たらダメ。

アタシみたいになるよ?
いつか全部自分に返ってきちゃう。
オンリーワンの自分になれない未来が来ちゃうヨ。

だから早めに辞めな、ネ。



土曜の朝は子どもを学校に送り出さなくていいから、朝イチで作業場に行けます。

収穫作業を終えて作業場に帰って来た夫君は、作業場にアタシが居ると本当に嬉しいんだってサ。

こんなかまってチャン、盛大にハブるなんてアタシも罪深いオンナだったナ。

超嬉しそうに「お母ちゃんおった!」って手をブンブン振ってくる。

チッ。
従業員さんがニヤニヤしながらこっち見てるケド、しゃあない、今日はとびっきりの笑顔で出迎えてやろう。
「おかえりなさい!」
可愛い声で、アタシも手をブンブン振る。
究極の47歳同士のバカップル。
もういいや、みんなの笑い者で。

ああ!今日も楽しいなーっ!
いい日、幸せ!


アナタの毎日も幸多きコトをお祈りして!

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