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【追憶編】スーパーネオスにおける8枝SAOについて

おつかれさまです。

梨王です。

みなさん新環境がはじまり、いかがお過ごしでしょうか?

久々の執筆ということでお題についてなんですが、タイトルの通りで懐かしのアリス軸SAOについてです。

今回のしろくろフェス1日目に開催される「スーパーネオスタンダード」におけるトップメタの1つではないかなと思い、ちょこちょこ1人回しをしていたのですが、自分は同日に開催されるトリオサバイバルに参加予定であり、スーパーネオスには参加出来ないことから、代わりに記事に残しておこうかと考え、筆をとることにしました。

自分が当時執筆したアリスの記事については下記リンク先にありますので、興味がある方は読んでみて下さい。

アリス軸SAOについては2023環境の序盤に記事を書いたものの、最終的な個人の着地点まではまとめられていなかったため、当時メモしていた部分等参考にしながら自分の中での「完結編」としてお送りしたいと思います。投げ銭コーナーは設けていますが、全文無料にしてますので、良ければ最後までお付き合い下さい。


・追憶編

・アリス軸の振り返りについて

なかったことになったセット

序盤のアリス軸については、アリスセットのとてつもないカードパワーによる盤面制圧力、山札圧縮が強みであり、この動きさえできればそのまま勝ててしまうくらいのデッキパワーを持っていました。

みんな等しく友情参戦

そのため、アリスセットに添えるレベル3については正直なところ何を採用してもよく、扉、門、宝、枝と様々なレベル3を搭載した型が最後まで混在した状態でした。

とりあえず焼きます

この影響を受け、他のタイトルではアリスを処理出来ないデッキは軒並み淘汰されてしまい、特殊相殺や2ガッツンを採用したタイトルや、無規制オーバーロード(バイコーン型含む)、ゴジラ互換の全焼きによる制圧、速攻による短期決着を狙うデッキ等が流行しアリス軸にも影響を及ぼしました。

最初愛用してた人たち

この時点からコストが2コストと重いキリアスを採用した8枝軸とシリカを採用した扉枝軸は、そもそもアリスを助太刀等で守り盤面制圧+アリス連動の2回目を行った上で余ったリソースを最後に吐き出すコンセプトであったため、この影響をもろに受けることとなり、当時の評価としてもアリスを連動ターン以降は切り捨てても支障があまりない門、宝よりも環境適性が低いという評価をしていました。

最強の役者達

最終的にはプレイヤーとデッキの完成度が成熟した状態の無規制鍵アニバ、無規制ぐらワンショットやアニキ連パン、ネイ軸のパズドラ等の参戦により圧倒的なワンショット環境となり、山調整に長けており、相手の詰めの受け方を選ぶことができたアリス軸についてもこの中で引き続き活躍した結果、禁止カード1枚+4種選抜と、めでたく規制という流れになりました。

・門軸や宝軸の強み

あんまり試してなかった人たち

この2つのアリス軸の存在は「どこまでアリス連動の2回目以降に依存しているか」という課題に一石を投じた構築だと思います。この2つのアーキタイプはアリス連動後にアリスによる面制圧に重きをおいていないということが非常に強力で、一回目の連動を使用した時点で普通のデッキより強く、摘んだリソースをそのままレベル3まで引き継ぐだけで有利なゲームを進めることができるという考え方の構築であります。

ある日の盤面①

これは初期の頃のアリス軸における盤面を再現したものになります。

ある日の盤面②

この盤面に1帯から打てる多才な助太刀によりアリスを守って連動を打つを繰り返すことでより有利なゲーム展開に持っていくことをコンセプトとしていました。

返しのクロツー平パン後の姿

最終的には全体500でもあるアリス集中をレベル3でも引き継ぎ、キリアスを発射したり、盤面5枚要求のシリカを発射したりという感じでゲームエンドまで進みます。

これもよく見たことあるやつ

一方門や宝は盤面要求がなく、ストック消費が少ないため、盤面制圧にあまりこだわらず、一回目のアリス連動が終わったあとは上記写真のように集中等を前出しして必要最小限の動きで立ち回ることで2回目の連動を目指せなくとも十分な試合が可能であるため、アリスという主役にあまり依存することなく、結果的にはアリス軸の安定性向上に貢献した考え方と言えるでしょう。

・まとめ

やっぱ、キリトかな~

以上の考察から、最終的なアリス軸の形としては「2回目以降のアリス連動に比較的依存しない」ということがとても重要な要素になることがわかりました。中でもヒール+詰め要因+防御札内蔵であり、門の採用により控室の枝にアクセス出来ることが全てにおいてアリスと噛み合っている門枝軸はネオスタンダードにおけるアリスの最適解であったと感じています。

しかしながら、同じ環境にはネイやぐら等のワンショット系がいました。門枝構成については順当にレベルが上がって、山を強くして、キャンセルしてという通常のヴァイスシュバルツ的な試合であれば群を抜いて1番強い動きが可能であった反面、ワンショット系に競り負けることもかなり多い印象でした。

そこで白羽の矢が立ったのがアルゴです。アルゴ軸の8枝については、基本ベースは門や宝から着想を得たことで安定性がそれなりに担保されていることに加えて、ヒールを切り捨てた分、環境屈指の詰め性能を有していました。

ヴァイスシュバルツの中でも最強クラスの基盤であるアリスセットに加えてロングシュートも狙えるほどの高い詰め性能があれば、このワンショット環境の中でも勝ち切ることが出来ると考えたため、考察を重ねることにしました。

・現代編

・デッキレシピについて


最終的には上記のようなレシピになりました。基本的なアリス軸としての基盤についてはあまりかわらないため、当時投稿した8枝SAOの記事と異なる部分のみ解説したいと思います。


・アルゴについて

今回の主役

武蔵ショットに連動でアタック時2枚の手札コストを支払うことで3点バーンを与えることが出来るため、3面すれば最大値9パンすることが出来ます。ネイやぐらと比較すると強力なテキストとは言えませんが、アリスという基盤がこのカードの強さを最大限まで高めてくれます。

・疑似ハンドについて

レベル3のアルゴを軸にするにあたり、アリス軸が最終系になったことで獲得した恩恵について説明します。

上記写真のように、アリス連動のあとに後列にヒースクリフやソルティリーナ、アドミニストレータ等の盤面から何らかのコストを払うことで手札に変換出来るテキストを持つキャラを置くことで「疑似ハンド」のような扱いをすることが出来ます。

こちらは仮に返しのターンにレベルが3に上がりクロツーをしたあとの状況を再現した写真になります。

本来アルゴを3面するには…

・アルゴ3面分(手札3枚、ストック6枚)
・枝CX(手札1枚)
・アルゴのコスト(手札6枚)

の6コスト手札10枚が必要なため、手札7枚スタートのドロー+クロツーでも手札が1枚足りないところですが、ここで前のターンの盤面に置いた「疑似ハンド」が輝きます。

疑似ハンドを手札に変換することで手札の実質的な枚数は11枚あるような立ち回りが可能となるため、アルゴの足りない手札コストを捻出することができます。

アルゴ軸では必須な立ち回り方になりますので、自然とこの動きができるように反復して一人回しをしておきましょう。

・ソルティリーナについて

最強クラスの選抜カード

もともとはアリス集中の再抽選プランとしてとても重要な役割を持っていましたが、疑似ハンドとしての役割に加えてアルゴ軸では更に重要な役割として「武蔵ショットで捲るカードの操作」があります。

山札はドラ付きの武蔵ショット3点以上

手順としては、浮遊城やアドミニストレータを中心に初回アリスの着地を安定させるために採用された多才な山ケア札を使用し、山札を1枚の状態にします。その後ソルティリーナの回収テキストを3回使用することで手札消費0枚で上記の写真のように状況に応じたレベルのキャラを6枚山札に仕込みながら最終の回収対象を選択できます。
(ドラ付きを仕込むことでアルゴが全てサイドでも点を通せるようになり防御札貫通しながら殴れるワザップがあります)

盤面でアドを稼ぎまくった後も大活躍

アルゴのプレイコストを含めると9コストで理想的な武蔵ショットが発射できる最大9パンが実現できます。ちなみに9コストはアリス連動後のクロツー平パンの時点で貯まるので、最速でレベル3に到達した場合もコストは確保できていることが多く、実際は枝のトリガーだったりキャンセル率が高い山札になっているため、12コストくらいは確保できており、光景を絡めることも可能です。

通常とは違う使い方でも大活躍

ちなみに疑似ハンドが2回ともハンドに還元出来ていればハンドが1枚余っているはずなので、アリス集中でも1回分は代用可能なことも覚えておきましょう。ストック1枚分を手札で補うことが出来るプレイになります。


・アドミニストレータについて

赤の自傷エライ

当時はメチャクチャ強いと思っていてチユリ互換を削ってまで4枚入れていたのですが、実際は回収を外すことも多く、現在の評価は本来アリス軸には必要のないカードだと感じています。しかし、アルゴ軸であれば話は別です。
ストックを必要としない疑似ハンドはこのカードだけであると同時に、ワンショットの差し合いで確実に先にレベル3に上がるためにストック消費のない自傷点としての役割も重要であり、必要不可欠なカードです。

思い出メタ忘れがち

自身が浮遊城にアクセス出来る他、同じく疑似ハンドの役割のソルティリーナとも相性抜群で、アルゴを山に戻しながらアルゴを回収し、アドミニストレータのルックで2枚目、3枚目のアルゴを拾う等テクい動きも可能です。

・ヒースクリフについて

ようやく選抜解除されました

ルール変更によりしよ子がワイルドカードではなくなったため、必要なタイミングは減ったように感じますが、電源対面等、入れているだけで勝てるようになる対面がかなりあるため、入れ得カードのような気はしてます。しかも地味に疑似ハンドになれるのでアルゴ軸では腐らないです。光景ケアの3コストアンコール等も封じることが出来るため、光景アルゴ3面を限りなく避けさせないような対策札としても活躍が見込めます。

・各対面予想

・パズドラ

真剣勝負

五分五分だとは思いますが、序盤の点の入り方によって互いに事故負けも多々ありそうです。ゲームスピードが早い場合はアリス側が適切にネイの受け方を見極めた上で2帯の前半で受けれる選択肢もあるため、頭にいれておきましょう。お互い硬直するようなら先に上がって光景アルゴを目指します。
アリスは基本割られないと思うので、殴らず枝だけ貼ってドローゴーに加えてアドミニストレータを使えば先に上がれる気はします。アリスが基本処理されず、リソースに余裕が出るはずなので後列を3にあがる前のターンに圧殺してでも疑似ハンドに変えておきましょう。

・ぐら

真剣勝負

パズドラと同じく序盤の点の入り方次第の事故負けはあれど、パズドラよりはちゃんと山作った上で受ければ死なないため、光景ケアは確実に実施したいところです。プリシラケアしたいので発射するときはドラ付きを6枚戻してサイドアタックを絡めて倒します。基本的にはパズドラよりは余裕を持って試合が進むケースが多いと感じます。

・アニキ

存在がバグ

アリスを出す前段階でめっちゃパンチされると詰むかもしれないので、ドキテマのストブ使いつつ序盤はパンチ抑えて2ターン目にアニキ連パンを喰らわないように対処し、最速アリス着地を目指します。先にアリスが着地すればほぼ負けないと思いますが、思い出拳は必ず握れるよう意識しましょう。

・オーバーロード

リソース無限かつ無敵

ほかよりも普通にゲームはさせてもらえそうではありますが、焼き前に疑似ハンドを作れないため、アリス立て直しプランを中心に据えて堅実なアリスのゲームを作っていきます。アルゴを発射できれば基本的に耐えられないと思うのでまずは3に上げたいところです。プリシラを抱えたかどうかは都度確認することと、思い出の山羊の5枚目はソルティリーナで落とせるため、少しでも致死率をさげることを覚えておきましょう。

・鍵

光景逆圧縮観鈴

アリス側がストック消費無しの自傷点+アリスが割られない+枝さえあれば殴らずとも詰めるためのコストが貯められるため、鍵側が先に発射されるケースが基本ないのに対して、鍵側は殴らずに勝つことは無理なため連動が一回も出来ないとかじゃない限りは基本的に有利は覆らない想定です。
万全の状態の鍵側を先にレベル3に上げてしまうと高確率で負けるので本当にそこだけ注意です。

・D

最効率のヴァイスシュバルツ

海神にどうやってもアリスが割られてしまいますが、そもそもアリスの維持に重きを置いていないため、道中の点の入り方次第では全然不利ではないと思います。思い出メタはきちんとプレイして少しでも妨害しましょう。レベル3のスペックが別次元なため、競り負けることは普通にありそうです。

・チェマン

アキドリーム!

もしかするとボトム相殺や序盤から繰り出されるストブ連動が純粋にキツイ気もしますが、それさえなんとかなればデッキパワーの差で普通に勝てるような気はしてます。アンコールメタが刺さると思うのでヒースクリフは飛ばしておきましょう。アリス側のストックが沢山貯まるため、山札が相手が先上がりの場合サイドされるととてつもない負け筋になりそうな部分も注意です。

・アリスミラー

2100年のぱーちん

アリスミラーは先出しの三面がミト拳+思い出拳を先に構えることが出来るため基本有利ですが、アリスの面取りに依存していない最終系のアリスであれば後出しでも特に問題ありません。上がキリアス、シリカの場合はアリスの差し合いで負けるとジリ貧になるので、そこで決着し、他のレベル3であればお互いに順当にアリス連動までいけているのであれば、その後に効率的にデッキを運用できたほうが当然勝ちます。
基本的には先に発射する前提で考えるとアルゴより強いレベル3がないため、必ずレベル3には先にあがることを意識しましょう。普通にお互いレベル3にあがるようなゲームであれば門枝のほうが強いので競り負ける可能性が高いため注意が必要です。

・終わりに

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
対面考察は結構ふわっとしてしまいましたが、「これは認識が違うよ!」とかあればコッソリ教えて頂ければと思います。
いつか機会があればスーパーネオスに実際に参加して、もうすこし具体的な考察をしてみたいと思います。
また、今回のような当時言語化しきれなかったり、できなかったデッキの【追憶編】がもし、反響が大きいようであればまた書いてみたいなと思います。

今期のアリスとなるのか!? coming soon

また近々考察記事を出せたらなと思いますので、その時も是非よろしくお願いいたします🙇

以下投げ銭コーナーになります。

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