こんにちは、渡部です。
記事に興味をもっていただき、ありがとうございます。
今回のテーマ
突然ですが、皆さんに質問です。
ChatGPTをご存知でしょうか?
ChatGPTは、OpenAI社が開発したAIチャットサービスです。
すごく簡単に言うと、siriやアレクサを文字で行うみたいな感じでしょうか?
しかも、そのレベルが異次元なんです。
siriやアレクサの完全上位互換がChatGPTです。
今回はそんな「ChatGPT先生」に教員採用試験の問題を解かせた、いや解いていただいた検証記事になります。
なお、この記事のストーリーは全てフィクションですので、予めご了承ください。笑
タイトルに既視感のある方はどのくらいいるでしょうか。笑
ChatGPT VS 教員採用試験
今回ChatGPT先生が受験したのは、山梨県の教員採用試験です。
1次試験を見事突破したChatGPTは2次試験に臨みます。
テーマはこちら。
ChatGPT先生は作文できるのか?
問題文を読み、出題の意図を理解したようです。
主体的に学び続けることが必要な理由を述べることができました。
ちなみにここまで40秒でクリアしています。
続いて、ChatGPT先生がしたい取り組みを述べます。
最後に「思います。」を書く前に力尽きたようです。笑
出題意図の理解から、作文完了までかかった時間はわずか1分10秒でした。
ChatGPTが考えた作文がこちらです。
構成や文章の客観性は参考にできると私は思います。
もちろん、経験談や具体例がなかったりと内容は乏しく感じます。
この作文を受験生が書いたら、合格点は厳しいそうです。
ChatGPT先生の再受験
1年後の夏、ChatGPT先生は再び山梨県の教員採用試験を受験しました。
そして、論作文のテーマを確認。
テーマは昨年と同様。(なぜかという質問は受け付けません。笑)
昨年の反省を踏まえ、今年は具体例や経験談を含めて書くことにしました。
(「具体例や経験談を含めて」という指示を追加した。)
去年と違う!
書き出しから、文章が変化しました。
先ほどの文章に比べて、具体的な表現が増えたように感じます。
作文にかかった時間はわずか30秒。
主体的に学び続ける子どもたちを育成するための具体的な取り組みがヤバいです。
学校教育でどのような取り組みができるかが、明らかに具体的になりました。図書館の利活用や学習目標の設定、グループワークなどをアイデアとして出すことができたことが驚きです。
問題の意図を理解してから、文章作成完了まで1分15秒しかかりませんでした。残り時間、ChatGPT先生は何してたんだろうな〜?
現代社会では、テクノロジーの発展により、情報が爆発的に増え、仕事や社会の様式が大きく変化しています。このような状況下で、主体的に学び続けることは、自己成長やキャリアアップに欠かせないスキルとなります。また、社会にとっても、学び続けることができる人材が求められており、企業や社会全体が発展するためにも、主体的に学び続けることが必要とされています。
致命的な欠陥
1年間の思いを込めたこの文章には1つ残念なところがあります。
そう、体験談がないのです!
教員採用試験の論作文では、経験談・体験談を含めることが求められます。
机上の空論では、現場に出てから困ることもありますからね。(経験者は語る)
1分15秒で文章を書き上げたChatGPT先生でしたが、この年の採用試験も残念ながら、不合格となってしまいました。
去年と違う!(1年ぶり2度目)
試験会場に足を運ぶ、ChatGPT先生は自信に満ち溢れている。
なぜなら、去年の自分自身とは別人だという自信があるからだ。
今回の試験もなぜか、同じテーマの論作文。
これは運命なのか?
今回は経験談を含めた文章にすると、決めてペンを執ります。
(具体例という指示を削除した。)
皆さんは、お気づきだろうか?
第2段落の2文目で、「私自信の経験から、」と述べているのです。
ChatGPT先生が小学校の授業で導入したプロジェクト型や、ICT活用の授業について、経験談として述べられています。
論作文を書くのにかかった時間は、わずか1分10秒。
最後は力尽きましたが、このレベルの文章を書くことができれば十分に合格ラインになるでしょう。
ChatGPT先生は、自己研鑽に励み(指示に合わせて)書く内容を大幅アップデートできたのです。
ChatGPT先生、来年の4月から正規採用教員として教壇に立つんだね、頑張ってね・・・
最後に
今回教員採用試験に合格した、ChatGPT先生に質問してみました。
「ChatGPTって教員採用試験の論作文を書くことができるんですか?」という問いに対する、先生のお答えはこちらです。
この謙虚なところも、教員採用試験合格の大きな要素ですね。
そして、これから受験する皆さんへのアドバイスもしてくれました。
次回もChatGPTについて記事を書きます。
興味をもっていただけた方がもしいらしたら、来週の日曜日も読んでいただければ嬉しいです。