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【ICT】超基本!英語授業で無理なくできるiPad活用【授業】
こんにちは、渡部です。
記事に興味をもっていただき、ありがとうございます。
今回のテーマ
英語教員の方に質問です。
ICT機器をどのように活用しているでしょうか?
以前より音声教材がある関係で、英語科はICT活用が得意だと言われることが多いです。
先生方も多くの場面で活用されていると思います。
しかし、「ICTが苦手」「タブレットなんて使うことができない」と二の足を踏んでいる方がいるのもまた事実です。
そこで今回は、ICT活用の基本のキをご紹介します。
読者の方には、当たり前すぎて参考にならないことが多いかもしれません。
そんな方はまた来週の記事にいらしてください!笑
1 大型TV(電子黒板)の活用
スモールトーク
英語でのやりとりのモデルを示す際に大型TVでパワーポイントを見せるのはいかがでしょうか?映画の字幕的な役割です。
生徒同士のやりとりの前に、ALTとJTEの会話シーンをモデルで示すことは多いと思います。
以前は黒板の前にJTEとALTが向かい合って立ち、そこでやりとりの様子を見せていました。
自然な英会話を見せるという意味では、これは正解。
しかし、生徒によっては内容が全くわからないことがあります。
私がフランス語を勉強しているとして、全く知識がなかったとしたら、同じように感じるはず。
「なに話してんの?」
英語の宇宙語を避けるために、映画の字幕と同じ役割で大型TVに話す内容を示すようにしました。
話す英語をそのままパワポに打ち込み示すのです。
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ファストラーナーは話すトピックのキーセンテンスを見つけます。
スローラーナーは何となくどんなトピックについて話しているかを理解することができます。
これにより、その後の対話活動での生徒同士のギャップを埋めることができるのではないでしょうか?
生徒同士の対話活動の時間は対話のスタートの英文だけを示します。
それ以降はALTとJTEのモデルを思い出しながら対話します。
余談ですが、対話の授業でワークシートは使いません。
ワークシートに対話の全文を載せると、それをずーっと見て話す生徒が増えるからです。
リアルなコミュニケーションで、お互いに紙を見ながら会話することなんてありませんもんね!
2 タブレットの活用
やり取りの動画
話すこと(やり取り)を扱う授業では、生徒同士のやりとりを撮影し、自分たちで振り返る時間を設定しています。
客観的に自分自身の英語を聞き直すことで、より良い表現を試行することができるようになるのです。
また、アイコンタクトや表情などの非言語要素も改善することができます。話すことは話す英語や相手の反応に集中してしまいます。
自分の目線や表情などに気を配ることは難しいです。
しかし、撮影をすることで非言語要素を振り返ることも可能になるのです。
使用しているのはロイロノートというアプリです。
ロイロノートはネット環境が弱い場所でも動画のアップロードがしやすい印象です。
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やり取りをした後、自分たちの話した表現を聞き、書く活動を実施します。
これにより、文法エラーを指導しやすくなります。
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パフォーマンステストの録画
パフォーマンステストでのやりとりはタブレットで録画をさせました。
テスト後は映像で自分が話した表現を振り返り、書き起こしさせます。
話す活動と書く活動をリンクできることは、ICT活用の良さです。
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ピクチャーカードを使ったやり取り
デジタル教科書のピクチャーカードを用いて、ペアでインタラクションをしながら、対話活動を行いました。
画像に合わせて教科書の内容をリテリングした後に、ペアで会話をさせます。
具体的にはこんな活動感じ
「冬休みの思い出」を扱う教科書内容を要約
↓
ペアで冬休みにしたことを会話
ICT活用は時間がかかる
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ICTは苦手意識をもつ人もいるでしょう。
原因の1つに「手間取ると時間を浪費するから」という理由があります。
ICT活用は慣れるまでは時間がかかるものです。
私も新しいアプリを授業で使おうと試したところ、アカウント登録が必要で1時間を使ってしまったことがあります。
しかし、ICT活用にかかる時間は加速度的に減少していきます。
慣れていけばすぐにアナログでやるより短い時間で活用可能になります。
最初の初期投資を惜しまないことがICT活用のポイントかもしれませんね!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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