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「ホワイトボード」VS「黒板」 教育効果が大きいのはどっち?

こんにちは、渡部です。
記事に興味をもってくださり、ありがとうございます。

今回のテーマ

私立高校を見学する機会が以前ありました。
その学校は建て替え作業中で、近いうちに新校舎が完成するとのこと。
先生が衝撃的な発言を。
「新校舎には黒板がなくなり、ホワイトボードだけになるんだ」
黒板とともに歩み、黒板とともに生きてきた私の歴史はその時、動きました。
心を落ち着かせて、私はふと考えました。
「ホワイトボードと黒板だとどちらが教育効果が高いのだろうか?」と。
そこで今回は、ホワイトボードと黒板の教育効果の違いを記事にしてみようと思います。

結論から

まずは結論からお伝えします。
「ホワイトボードと黒板で教育効果の違いがある」という根拠は見つかりませんでした。
企画倒れになってしまいすみません。
しかし、調べる中でそれぞれの利点は見つかったので、そちらを共有しようと思います。

ホワイトボードの利点

衛生的

チョークとちがい、ホワイトボードは粉が落ちません。
チョークを使って文字を書くと、どうしても粉が発生しますよね。
最近のチョークは貝殻でできたものが多いそうで、健康的に問題はないそうです。
しかし、給食に粉が入ったら衛生的には少し抵抗があります。
そして、掃除の手間が多かったりします。
何より、黒板のキーっって音は不衛生だと思います。笑
一方で、ホワイトボードは粉が落ちづらいです。
掃除の手間もほとんどありません。
その意味で、ホワイトボードは衛生的と言えるでしょう。

管理がカンタン

ホワイトボードは消すのがカンタンです。
黒板消し担当になりたくない生徒はたくさんいます。
筆圧の強い先生が嫌われるのをご存知ですか?
私は生徒に「先生を嫌いです。理由は筆圧が強くて黒板が消すづらいからです。」と言われたことがあります。
「ごめんね〜。」と言いつつ、強い意志をもつ私はそれ以来、気持ち優しく文字を書くことになりました。
また、黒板消しをすると、服が汚れることも不人気の理由でしょう。
一方で、ホワイトボードは汚れる心配も消す手間も小さく、管理がカンタンだということは、大きなメリットでしょう。

黒板の利点

見やすさ

黒板はなぜ緑色なのかを知っていますか?
これは以下のような理由があるようです。
①染料不足
②見やすさ
③戦後の雰囲気を明るくしたいという思い
戦前は黒の黒板が一般的だったようですが、戦後の染料不足で深緑色が代用されたようです。
緑の背景に白や黄色のチョークは映えるそうです。
ホワイトボードと違い、反射しにくいのも見やすさの要因になるでしょう。
また、文字のハネ・トメなどは黒板を使うと区別しやすいというのもよく言われます。

※ちなみに最近は赤のチョークが見づらいという色覚多様性に対応したグレーの黒板が作られているそうです。

値段

黒板の利点は値段にもあります。
ホワイトボードにはマーカーを使います。
マーカーは1本100円ほどします。
使用頻度が多くなると、すぐにインクがなくなるのが難点です。
一方で黒板にはチョークを使います。
チョークは1本で9円ほど。
消耗するスピードはチョークの方が速いですが、コスパはチョークの方が良さそうです。

どちらも利点があるが・・・

上に挙げた例は利点の一部です。
どちらにも良いところがあることがわかりました。
今後は管理しやすさの観点やICTの発展によって、ホワイトボードが普及していくことが予想されます。
30人近くが同じ教室に入って一斉授業を受ける機会はどんどん減っていくと思うので、黒板はこれから減っていくのかなと勝手に考えています。

適材適所

黒板とホワイトボードには両方に利点があります。
場面によって、どちらを使うかを取捨選択することが大切ですね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献


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渡部 諒
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