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【英語】理科×英語 教科横断的な授業実践Part2【教育】

こんにちは、渡部です。
記事に興味をもっていただき、ありがとうございます。


今回のテーマ

教科横断的な授業の進め方をご紹介
以前の記事で複数の教科を跨った授業である、教科横断的な授業を紹介しました。
社会の複雑化への対応や複数技能を統合した活動へのニーズから、教科横断授業の必要性をお話しました。
より詳しいお話はこちらをご覧ください。

今回は教科横断的な授業をどのように行なっているかをお話します。
1時間目に実際に使ったスライドも共有しながらご紹介します。

授業の実際

今回紹介するのは中3の授業です。
レッドリストに入っている動物を扱う単元です。
理科の授業と
使用教科書は東京書籍のNEW HORIZON3 Unit3です。

振り返りシートはこんな感じです。

1時間目

まずは1時間目の授業から。
この時間では、この単元のゴールを全体で共通理解することを重視します。
単なる1時間ではなく、単元内の1時間であることを意識したいです。


「今回の単元のゴールは全国の絶滅危惧種を紹介する記事を作成し、学校のHPで発信すること」

これがゴールであるということを伝えます。

加えて、1時間目の授業ではジグソーリーディングを行います。
ジグソーリーディングについては、前記事でまとめたのでご覧ください。

ジグソーリーディングの内容は、「地元のレッドリスト動植物」です。
レッドリストと聞いても、生徒たちは縁遠い存在に感じがちです。
そこで、「地元にもレッドリストになっているものがあるよ〜」と意識させ、関心を高める目的で行います。
スライドは以下に載せました。


これに関して、記事をA0版で印刷します。
記事は4分割しています。
それを4人の生徒で分担して読みます。

読んだ後に、グループごとに得た知識を共有します。
そして、ホワイトボードにまとめ直して、「白根葵がなぜレッドリストに登録されたのかを他者に伝える活動を行います。
下の画像のようなまとめができます。

グループで議論を重ねる中で、「食物連鎖だ」という言葉が自然と生徒の中から出てきます。
これが教科横断の第一歩になります。
他教科との関連はこのような小さなスタートがオススメです。

いかがでしょうか?
これが教科横断的な授業の実際です。
実現可能性は結構高いのではないでしょうか?
参考にしていただければ幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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渡部 諒
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